次へのステップ
メイルとの剣技と気功スキルの修行のなか、俺は体内にオーラを定着させることに成功しただけでなく、オーラによる気弾を放つことに成功して剣の訓練用の木で作られた人形を破壊する。
それを見たメイルはこの人形を兵士に運ぶよう命じて父に見せたほうが良いと進言し、俺達は父の執務室へと向かった。
兵士に人形を運んでもらい、ようやく執務室に到着するとまずはメイルが中にいる父に声をかける。
「失礼しますゴリオン様、メイルにございます。お時間よろしいでしょうか?お話ししたい事がございます」
「入るがよい、もしやジュンも一緒か?」
「はっ!ジュン様に関するお話でありますので、それにご覧いただきたいものがございます!」
「まあ良い、ジュンとともに入るがよい」
そう言われまずメイルは執務室の扉を開けると父の目に俺が気弾で破壊した訓練用の人形が目に入り、それに対して驚きを見せる。
「そ、その人形は剣の訓練用ではないか!それが胸の部分に穴が空いているとは⁉もしや私に見せたいものとは……」
「父上、そのこれは気功スキルによる気弾を放って私が破壊したのです……」
「……ジュンよ、確かに私はメイルにお前に気功スキルを教えるよう命じた、だがそれはあくまでも剣技による技の威力を高める為であったが、まさかお前がこのような……」
父も俺が気功スキルを身に付けて欲しいとは思っていても、想像以上の成果に驚きを隠せなさそうだ。だけど父は驚きながらも俺達にそれぞれ指示を出す。
「とりあえず、お前達はその人形を処分して参れ、そしてそのまま館の警護の任に戻れ、ジュンとメイルはこの事について詳しく聞かせよ」
「はっ!」
「はっ!」
兵士達は人形を処分し、館の警護に戻っていき、俺とメイルはそのまま執務室へと入室した。そしてまずは父が口を開いた。
「メイル、確かお前は気功スキルによるオーラを放つ技は習得していなかったはずだ、そうなるとこれはジュンが独学で身に付けたという事か?」
「はい、私はあくまでもオーラの定着しかお教えしていません。ジュン様は気功スキルの気弾に興味を持ち独学で身に付けました」
「ううむ……魔法の才はなかったが別方面にこれ程の才能があったとは……それに剣技も怠っとらんようではあるし、騎士として前線で戦う資格は十分ではあるな」
「ゴリオン様、ジュン様は既に騎士団の者と遜色ないどころか、オーラを放つことができる分私をも上回るかと」
「ではジュンにも初陣で前線に赴いてもらうとするか」
初陣⁉俺も戦場に出るってことだよな。




