テストを受けて
メイルによる剣技と気功スキルの修行を終えた俺は自室に戻り、勉学に励むことになった。久しぶりの勉学という事で姉モニカが見てくれるという事だが、どこで止まっているかを本を見ながら思い出し、その箇所を姉に見せて、いよいよ久しぶりの勉学の時間を迎える。
「それじゃあまずは、ここを読み込んで、後で今までの分も含めてテストをするから」
「テストですか⁉姉上、俺は今日久しぶりに勉学に励むんですよ」
「だからよ、今日勉強した部分をちゃんと覚えられるかと、今まで勉強した事も覚えているかをしっかりとみないと」
まさかのテスト宣言か、とりあえずするしかないな、前に勉強したところか、どこまで覚えているか自分でも怪しいな。
俺が本を読み込んでいる間に姉はなにか紙に書いている。そうか、今テストの問題を作っているんだな。
今読んでいるのは語学の本だし、流れ上は多分語学のテスト問題を作っているんだろう。
転生したときは何を言っているかは分かっても、文字でどういう意味かまでは分からなかったが、今は文字も読めて意味もしっかりと分かるからな。
語学のテストならばそこまで今の俺にとってはハードルは高くないぞ。そう考えながら本を読み込んでいると姉モニカより声をかけられる。
「ジュン、そろそろいい、テストを始めるわよ」
「あ、はい」
「本は私が預かるから、早速このテストを解いてちょうだい、問題はそんなに多くないから、この砂時計が落ちきるまでがテスト時間よ」
「はい、分かりました」
さてと、どういう問題だ、ふむふむ、ここで言う語学とは俺が昔いた日本の授業で言う国語のようなものだ、と言っても文字のパターンは1種類だけだし、それらを覚えてから単語を覚えていく。
俺にとってはどちらかというと英語の授業に近い感じだから日本語でどうかなって考えながら覚えていたな。
そして文章を読みながら様々な解釈を求められていく。あ、この問題は前に読んだ物語で……。
「できました」
「お疲れ様、採点するから少し待っていてね」
姉がテストの採点をする間、俺はしばしの休憩にはいる。剣技や気功スキルの修行の後に勉学でそのテストだもんな、なかなかのハードスケジュールだ。だけど、これで気弾会得の事を調べる暇はあるのか?とりあえずそれは終わってから考えよう。
「ジュン、まあ悪くはなかったけど、やっぱりもう少し勉強したほうがいいわね、ちょっと前のところを忘れているみたいね」
ああ、やっぱり気弾の事を調べる時間の確保は難しいか?




