表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音を記す  作者: 水井時零
令和4年4月
3/35

その3


肝心な時に言葉は力を貸さない

目的に不純が混ざる時だ


ふかふかの毛布に気を付けて 目をはっきり

あけて 向かえ鏡へと


ぬるま湯に子守唄を歌われないために

唱えろ スーゴ・ディ・カルネ


さくら色 舞うラベルの ラブな二人の句すら

さかさから読めば 遺体となり


この空が誰のものにもならないなら 僕だけのものしたって許しておくれ


泣かないと決めた 散らばった春が結局悲しい色をしていたとしても


夢の中で食べたお寿司は恋し

胃の痛みも我慢して目をつぶる


バッテンを出して拒否したい事を自分のせいと決めつけて 22年の春


音にならぬ 不満はきっと夢に出てくる

明日もどうせ 曇りのち雨


僕にとっての向かい風が 誰かの飛ぶ力を

優しく支えてあげてますように

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ