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音を記す  作者: 水井時零
令和3年8月
29/35

その6

伸ばした手をじっと見つめてごらんよ

前を向くだけならそれでいいの


ある夏の空は(若さと老いを全てぶちまけた様な)青だった


八月が三十一日しかない事を思い出した

アスファルトを蹴った子を見てたら


何万色あっても足りないの

夏をぜーーーんぶ描くには


ふと消えていく日常がある

白熱の灯り 空のペットボトル


朝を待つ 透明な君と共に

きれいだった 寂しそうな僕と一緒に


まっさらな学生は 教科書に桜を描いた

レーニンが笑った写真の横で


愚かだからあなたってひとは

せいぜい自分の手だけは握っててね


正論を流し込まれてしばらく

やはり美味いってさ ラーメン


枯れたシルビアに 指をちょんと当てて

スキップ大失敗 怪我は撫でちゃえ


ふいに僕の視線を奪った

妊活の四文字も おそらくセンシティブ

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