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音を記す  作者: 水井時零
令和3年8月
25/35

その2


死神は謝れと言った

生の理由 100円のゼリーで満たすな


裏切られた一日も 愛するだけの一日も

生きてた 確かに生きてたよ


偽善者と気づいたところでお札は灰になってヒーローは かつて がついてしまう


死にたい理由 →何となく

生きたい理由 →ごめん 同じく何となく


何度歪んだ解釈をしようと

あなたはこの世界線に居ないやるせなさ


【あなたの名前 生きてる】で検索するも

馬鹿かと事実は確かに告げて


アダムとイブが林檎を齧って (略)

扇風機が壊れたら死ぬ様に至る今


あつい ウザイぐらいあつい

蝉が死ぬのを怖がるぐらいあつすぎる


ああ 最低の五輪だったさ

開会式と閉会式の翌日 朝寝坊したし


夕日ってそうなんだ

死に追いやる事よりも幾分かきれいだ


プールは人混みだから無理で

潜るとこが文字列の中ぐらいじゃないか


共産でも資本でも自由でもきっとこの部屋は底辺だろう ああ語彙力がほしい


しねと呟いても許される様なネットの海で

あんな奴の声だけが

……声だけが消えない


16で死んだ人間を画面に

飽きるまで最期の蝉に追悼を

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