表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音を記す  作者: 水井時零
令和3年10月
22/35

令和3年10月その1


見下ろした街がもう夕方だった

ああ 僕は泣けもしない


偽りの一人称に褒められて

血の垂れた唇を噛む一日のおしまい


"I"をもっと頂戴な

自分ワタシがバラバラになるその前までに


昼下がり 宇宙への壁と睨み合いながら

齧るパイは重き甘さを持ち


(人)幸せと不幸は平等じゃない癖に

死ぬ時の痛みは一緒の生物


転んだ姿を誰もみない道をいこう

リズムの題は 野に咲けない花で


踏み出した一歩50センチ

世界からみれば何も意味は無い いみはない


アンニュイと気分なれば

今頃恋をした ルイ・アームストロング


そうだ音を立てて痛んでくれ心よ

我慢なんか嫌いに僕はなりたい


ぴんと張る水溜まりの地球まで

目指してしまえ秋雨よ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ