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音を記す  作者: 水井時零
令和3年12月
18/35

その3


メモを消して数時間

喪失感より眠さ? いや喪失感の勝ち


遠くから見た光とげとげしてる

瞬きの度にとげとげ変わる


秋風は吹く

扇風機の撫でられた様 嫉妬もせず


輝石にでも変わってればいいのに

細菌まみれのオレンジジュース


てるてる坊主のせいにしよう 今日の雨は

昨日の失敗は無理なんだけどさ


水たまりに 好きって囁いちゃってさ

今だけはって保険かけとけ


まだ午後二時半 彼女と私で

お互い忘れる事 競走してる


いつか眠くなるねと言われし

アラベスク確かに柔き音色


青空をフルーツタルトにしてみたら

食欲湧かないし涙も止まんない


冬の神に愛されなかった猫は

その爪を隠してまで布団を愛す


蛍光灯のヒカリ目に落ちてく

記憶になってく 情報になっていく

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