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音を記す  作者: 水井時零
令和4年2月
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令和4年2月 その1

蛍光に 視界を繰流繰流ぐるぐる廻されて

言い訳が起こして 夕だ

(再現不能)


はがしやすいラベル 雪化粧 佳作

日本のありふれた冬のこと


舌は勘弁してくれ口内炎だから

と言う おまえ 不器用かよ


身体には 曲線がいっぱいある

胸にお腹に頭のてっぺんも


初めての交尾はお互いに

つまんねって笑った ざまねえよな


睾丸のシワから君の吐く二酸化炭素まで

意味があるんだ つまんない 世界


(口付け)(お返しの口付け)(さらに口付け)(ぎゅーしてまた口付け)


言語化など必要ないさ

ふわふわな気分はふわふわなだけだから


ポエム的生活を送りたい

朝日で起きて 日が沈めば眠るような


卒業式の翌日とおんなじ色

今日の空はさよならの


たぶんなにか抱えたまま生きてる

まだ秘密 どうかまだ まだ


彼岸花 紅く染まる風景に 君のどろり

落ちゆく 血は僅か似ており


あの子より 僕の引き留めがお上手な

お気にのジュースの売り切れ


ふと我が胸をなぞってみた

あの優しさが張り付いた気がして

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