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さよなら青春  作者: 嘘月
2/6

転入生

心情わかりにくくて、すいません。

反省点のコメントお願いします。

 なんだ、転入生か。僕には関係ない。興味を失い、僕は栞が挟まったページを開き、本を読もうとした。

「これからよろしく。」

最初、僕に向けられたものだとはわからなかった。

「これからよろしくって。」

僕に向けたものかと訝しみながら顔を上げると、隣に、居た。

「隣、よろしくね。」笑顔で彼女は言っていた。

「…うん。よろしく。」こんな快活そうな子によろしくなんて、されないと思うけどな、なんて思いながら返事をした。

 案の定だった。

休憩時間にはクラスの子達が隣に寄ってきて、

「好きなゲームとかある?」「家どの辺なの?」って聞いてきていた。

五月蝿い。皆、楽しそうに笑ってはいるけど、上っ面の人がほとんどだと思う。大体は雰囲気に合わせているだけだろう。僕は何かそれが嫌で、心の距離を置いている。

…読書に集中できない。

ちらりと隣を見てみると、転入生も楽しそうに笑っていた。

綺麗だな。

ふとそう思った。

-キーンコーンカーンコーン-

教室に鳴り響いたチャイムの音で我に返った。...僕には関係のない人だろ。

やがて授業が始まり、その気持ちも忘れていた。

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