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旅の書き起こし  作者: ナンテコッタ
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世界一周を終えて

12月13日

釜山

想像以上に英語が通じない。右も左も分からないとはこのこと。とりあえず明日のチンタオまでの飛行機に無事乗れることを祈ってます。まず宿探しで一苦労。相場も分からない。このホテルがラブホテルなのは分かった。


12月14日

なんとかプサンから飛行機に乗れた。昼にチンタオ到着。宿泊先の場所を空港の両替商に見せるが反応が良くない。とりあえずタクシーに乗れというのは分かった。チェックインまで余裕があったので空港内のツーリストインフォメーションへ。受付の人にバスか電車で市内まで行きたいというが難しい顔。聞けば市内までかなりの長距離移動でコスパも悪いとのこと。陸路で国境を越えたいというととりあえずチンタオから昆明までの直通の飛行機をすすめられる。また飛行機かと思ったが仕方ない。ただ電話番号を持っていなかったせいでそこではチケットを買えず。チェックインの時間も近づいていたのでタクシーで宿の場所まで行くことに。運転手に任せて見知らぬ街を行く。社会主義のためか無個性の集合住宅が延々と続く。着いたといわれて車を止められた。運賃を要求されたが私の持っていたお金ではダメだといわれる。正直中国語では何を言っているのかさっぱりわからずパニック。近くの店で崩してこいと言われようやく支払い。だがかなりぼったくられた気がする。そこからはあいまいな住所を頼りに身振り手振りで道を聞いて回る。ようやく見つけ一息。そこから街へでてラーメンを食べた。帰りに旅行会社を見つけそこでも身振りを駆使しなんとか昆明までのチケットを入手。旅行会社のご夫婦がとても良くしてくれた。104元とかなり痛い出費になった。本当にこれから節約しなければ。

あした無事に昆明まで行けるのか不安だ。しかも昆明に着くのは深夜2時。中国ではネットも使えない。昆明の空港で夜明けを待つ予定。キャッシングの履歴が反映されていないのも心配。日本を出てまだ2日。不安は尽きない。今日はもう寝よう。

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