私とワタガシ
掲載日:2019/08/04
幽霊が出ると、噂の墓地。
私とワタガシ、面白そうと早速向かう。
夏の夜、虫すらいない、墓地の中。
足音だけが、響きます。
「ぜんぜんこわく、ないじゃんか」
ワタガシが笑って、私も笑う。
突然聞こえた、笹の音。
こつこつこつこつ。
驚く私。踊るワタガシ。
恐がりながらも進んでく。
もっと奥には、なぜか病院。
「こんなところにあったっけ?」
はてなを浮かべ、ワタガシを見る。
面白そうと、私を急かす。
進め、進め、廃病院へと。
荒れた室内、床にシミ。
倒れた棚に、壊れた机。
びくびくしながら進む私。
スキップスキップるんるんワタガシ。
病室の中に入ったら。
ばらまき包帯、ざくりとメスも。
「なんて恐ろしい場所」
もう帰りたい、わたわた私。
まだまだ居たい、ワタガシ楽し。
喧嘩しちゃってばいばい帰る。
戻る道にはお化けのお墓。
恐さで足が、すくんでる。
そこにとうちゃくワタガシさん!
「やっぱりいないとだめなんだ」
仲直りして、一緒に帰ろ。
墓地を抜けて、いつもの道に。
「ありがと」言って、バイバイじゃあね。
私ワタガシ大好きです。
おなかの中で、ずーっと一緒。
感想くれると、嬉しいな。




