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第6話 我が名前を付けてやろう

(どうだ?)

(確かに、無名ッて成っているよ。あと固有スキルってのがあるんだけど)

(ほう、固有スキルがあるのか。個有スキルは自分が持つ専門スキルだな、他人が覚えようと思っても無理なしろものだ)


 なるほど、で、本題なんだけど。


(固有スキルの両端に十字架みたいなマークがあるんだけどなに?)

(なに? ……言いにくいのだが、それは封印されているか、なにかの都合で使えないマークなのだ)

(つまりこのスキルは使えない、と)

(そうなるな)


 じゃあ意味無いね。

 別に私は構わないし。


(別にいいよ。で、私の名前どうなるのかな)

(ふん、我がつけてやろうではないか)


 えーなんか物凄く不安なんだけど。

 ちゃんとした名前付けてくれるのかな。


(名前付けてもらうと何かあるの? 例えば強くなったりとか、つけた人の魔力が減るとか)


 こういうことは私が読んでた小説に書いて有ったけど。


(いや、特に何も無いぞ? 名前が決まるだけだ。魔物の殆どは普通は名前は付けないんのだ、意思疎通は出来るからな。そもそも名前を付けると考える知能も無い)


 ないんかい。

 でも、魔物って殆ど知能無いんだ、てことは襲われるかもね。

 気お付けなきゃ。


(じゃあ、付けても良いけど変な名前にしないでね)

(貴様は我をなんだと思っている。まぁいい、良しでは……)


 こういうのって緊張するよね。

 どんな名前を付けて貰えるのかドキドキする。


(フラーゼ、フラーゼ・アクアだ。どうだ? 普通は魔物は名前で姓は付けないのだが、お前は前の名前は姓があったにだし、それに合わせたのだ。我天才であろう?)


 思ってた以上に良い名前じゃん。

 ポチとかコロとかだったらどうしようかと思ったよ。


(お前、今失礼なこと考え無かったか?)


 ギクッ!


(い、いや、別に)

(まあよかろう)

(それにしても良い名前だね)


 うん、この名前気に入ったかも。


(そうであろう、そうであろう)


 ステータス見てみよ。




 【 名 前 】 フラーゼ・アクア

 【 体 力 】 1789

 【 魔 力 】 4766

 【  力  】 78

 【 速 さ 】 99

 【 スキル 】 [物理攻撃無効] [魔力攻撃耐性] [周囲感知] [言語和訳]

 【固有スキル】 [†世界の声への干渉†]




 うん、しっかり名前付いているみたいだ。


 それにしても私のステータス高くない? いやこの世界の基準とかしんないだけどさ。


(ねぇ)

(ん?)

(私のステータス、スライムにしては異常に高い気がするんだけど)

(どれ、教えてみろ)

(ええと……)




(なんだ普通ではないか)

(え? これが普通なの? スライムなのに?)

(お前の前の世界はどうかはしらんが、この世界ではスライムとは恐怖の象徴の様な魔物だぞ。物理攻撃は一切効かないから、魔法やスキルで倒すしか無いが、魔力への耐性をもっていて一気に高火力で倒すしか無いが、それは許してはくれずスライムは魔力が異常にあるから適の攻撃を上回る魔法攻撃をしてくる。まあ、我にしてみれば所詮スライムなど脆弱な魔物でしかないがな)


 そ、そうなんだ。

 スライムって凄く強いんだ……てか最強じゃん。


 ああ、だからあの冒険者みたいな人達、逃げていたったのか。

 なるほど、やっと分かったよ。


 じゃあ改めて自己紹介しようかな。


(じゃあ改めて、私はフラーゼ・アクアです。宜しくお願いします)

(では、我も名乗ろう我は邪竜、邪竜リントヴルムである!)


 私が始めて合った魔物は邪竜でした。


 

 誤字がある場合教えてくれるとありがたいです。

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