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第33話 悪魔の階級

 私達は一旦ギルドを出た。


 馬車を使って3時間くらいで着くみたい。


 それでたぶん帰って来るのが遅くなりそうだから、私達はラインさん達に帰りが遅くなることを伝えに行こうと今はラインのお家に向かっている。


 それはそうと、やっぱり気になるのでリントヴルムに聞いている。


「さっき、何時もぶつかってたって言っていたけど、リントヴルムと互角に戦えるくらい悪魔って強いの?」

「いや、悪魔の階級によるな」

「階級って?」

「それはな――」


 聞いてみたところによると、悪魔は強さによって階級が有るらしい。

 階級は下から男爵、子爵、伯爵、侯爵、公爵が有り、そこから男爵三位、男爵二位、男爵一位、子爵三位、子爵二位、子爵一位、伯爵三位、とそれぞれ三位~一位まで位置付けがされているみたい。


 そして、悪魔は公爵になったら名を名乗ってもいいと言う変なルールが有る。

 悪魔は階級が上がれば上がるほど、姿形は人間のそれに成っていき、侯爵ぐらいからもう悪魔の角と翼を除けばもう人間と判断が出来ないほどらしい。


 因みにリントヴルムがいつもぶつかってたのは公爵一位のベルフェゴールさんらしい。

 でもこの悪魔。


「そいつはないつも口癖のように、動きたくない、僕は一日中寝て過ごすんだ、働いたら負け。などとぬかすのだ、ベルフェゴールはいつも自分の作った空間に閉じこもっておるのだ。だから我はいつもその空間を見つけ出しては、外に出してやろうとちょっとした喧嘩になってな、そしていつも、もう少しというところで逃げられるのだ。外は楽しいというのに、奴には困ったものだ。はっはっは」


 その悪魔、絶対ニート!!

 

 完全に引きこもってるじゃん。

 それ完璧に、ニートな息子を外に出してあげようとする母親の衝突じゃない?


 まぁいいや。

 もうこの話はやめやめ、ラインさんの家に着いたしね。


「あら、お帰りなさい。今日は早いのですね」


 エミさんが店に居たので、今日は遅くなることを伝える、心配させないために討伐のことは伏せる。


「そうですか、では今日は一緒にご飯は無理のようですね」


 少し悲しそうだ、それが私には温かかった。




 店をでて今度は職人市場に来た。


「正直、私は何を準備していいのか分からないんだけど」

「何か適当に回ったら良いのではないか?」


 テキトーねー。

 まぁいいや。

 ぶらぶらするか、私達はそこら辺店に入った。


 色々見てみてみるけど正直、全然良し悪しなんて分からない。

 分からないので店を出る。

 思ったんだけど。


「思うんだけど、武器ってリントヴルムが[具現化]で創った方が良くない?」


 その方が強力なのが出来そう。


「いやそうとは限らんぞ、我もよく分からんが武器を造るには[鍛冶]の系統スキルが必要らしい。我よりも専門家が造る方がいいだろう。確かに我なら武器に何かしらの効果を付与出来るかもしれんが、只それだけに成ってしまう、強度や切れ味の面では劣るだろう。それに、素材がミスリルやアダマンタイト、だと我にも難しい、出来んことは無いが、粗末な品になるだろう。あとはオリハルコンも武器を創れと言われたら、流石の我もお手上げだな」


 あ、やっぱりオリハルコンって在ったんだ。


 まぁ、それは置いといて。

 やっぱりそういうのは専門家に頼んだ方がいいんだ。


 適当にぶらぶらしていたら路地を通っていたみたいで、行き止まりまで来ていた。

 引き返そう、そう思い振り返りざまに看板らしきものがみえた。


 武器屋 ―ガルム店―


 それ以外、何も無かった。

 看板も薄横れていてパッと見では分からないほどだ。


 気になったので入ってみた。


 中にはズラッと剣、杖、グローブなど品揃えが良く、素人の私でも業物と分かる数々の品が置いてあった。

 外の看板は薄汚れていたが、店内は意外と清潔で掃除が行き届いて綺麗であった。


「冷やかしなら帰んな」



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