第28話 子分Bは女の敵
なんだろう?
「へへへ、ナールさん。ここはガツンと冒険者の恐ろしさを身体に刻んでやりましょうや」
そういったのは、さっきの話かけてきたナールというものの右後ろにいる子分Aみたいな小物臭満載なスキンヘッドのヤツ。
腰にナイフが幾つも刺して有る。
「おお可愛い子もいんじゃねぇか。けけけ楽しみだぜ」
次は、左後ろにいる子分Bみたいなの。
ちょっと下種そうだね、生理的に無理なタイプ。
「俺はナール、この≪スキンガン≫のパーティーのリーダーだ。先輩が軽く揉んでやんよ」
そうこうしていたら周りが騒がしくなった。
「おい、ヤベーぞあいつら。寄りにもよってナールに目を付けられるなんて」
「ナールってアレだろ。素行が悪くてランクDのままだが、実力はランクCはあるっていう」
「こんどの獲物はあいつらか可愛そうに」
「女癖が悪いベシルがいるな、これは剥かれるな」
「前ぼこぼこされた新人は全治数ヶ月だろ? 関わらないほうがいい」
「冒険者同士の揉め事はギルドは関与しないもんな」
「大丈夫だろ。もうそろそろギルマスの堪忍袋も切れる」
などなど。
こいつらのことはいつものことなのか。
まぁこちらとしては問題ごとが来た訳だからたまったもんじゃない訳で。
「ほう。そうなのか、是非揉んで貰おうではないか」
ほら、ここにも問題児がいるし。
絡まれた時点で想像はしていたけどこういうイベントってリントヴルムが好きそうな楽しそうなイベントなんだよね。
「なかなかの自信じゃねか、その自信へし折ってやるよ。奥に訓練場がある、着いて来い」
そしてとことこ、奥に歩いていく。
ちょっと注意しておこう。
「加減はするんだよ、じゃないと死んじゃうから」
「そんな事分かっておる」
「それならいいけど、私まで巻き込まないでよ。これって私まで戦うパターンじゃない?」
「戦えばよいではないか」
私は戦いたくないんだよ、私は世界を見て回りたいだけで出来るだけ面倒事には関わりたく無い訳。
そもそも。
「そもそも、どうやって戦うのよ?」
「魔法があるだろう?」
「私が使えるの〈洗浄〉だけでしょ?」
「そんなもの、イメージしてそれに魔力を流し込みキーとなる言霊を言えばいいだけだ。簡単だろう? フラーゼならばあんな奴等など相手ではない」
てことは私はまだ色々な魔法を使える訳か。
「なに、万が一にも無いだろうが、危なく成ったら助けてやるから大丈夫だ」
「それならあんしんだね」
リントヴルムは物凄いからね、一番頼りになるのはやっぱりね。
私達に後ろをぞろぞろとギャラリーが付いてきた。
「また、ナールがやるらしいな。毎回いい見世物だぜ」
「刺激があっていいね~」
「べジルさんがまた遣ってくれるじゃねえか。しかも今日は可愛い子じゃねぇか運がいいぜ」
「くそ、俺に止められる力があれば」
「無理無理、ナールのパーティーの実力はランクCでも上位に入るって言うんだぜ?」
ところどころに下種やいい人っぽい人もまざってるね。
それにしても私のことを可愛いとか……ああ服か。
ちょっと進んだ先にドーム上も広間みたいなのが在った。
結構広い、甲子園球場ぐらい? 甲子園球場の広さ知らないから分からないや、でも結構ひろい。
「おら、着いたぜ。そっちの男が俺とだ。女のほうはこいつ等とやれ」
予想はしていたけど、リントヴルムがナールとかいうヤツで、私が子分A,Bか。
てことで私とリントヴルムは少し離れたところに付いた。
「けけけ、いい声で鳴いてくれよ。お前の体を公然で晒してやるよ」
「おいおい、またかよ。どうせそれで終わらないだろう? へへへ」
「分かってんじゃねぇか、ここじゃ周りの目が有るから無理だが後で病院の見舞いということでタップリ楽しませて貰うからな、今から楽しみだぜ、けけけ」
うわ。
物凄い鳥肌が立つんですけど、マジで無理、生理的に無理。
公然で襲うと犯罪で捕まるから、一人の時でとか、気持ち悪しぎる。
こいつ等、特に子分Bは女の敵だね。
懲らしめよう。
「そこの人、これまでもやらかしているね」
「だったら?」
うわ、その下種な笑いがもう無理。
「後悔させてあげる」
「ぷっはははは。これは笑わせてくれる、俺も後悔するまで犯してやるよ」
言っていればいいよ、いざとなったら私には最強に味方いるんだから。
出来ればでいいんですけど感想くれたら嬉しいです。
作者不安ごと一杯なんでモチベも上がると思うんで。




