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第23話 趣味悪貴族

 

 アレンくんの案内で食の市場を抜けて大通りを歩いていると、周囲の建物よりも一際デカイ建物を2つ見つけた。


「アレンくん。あれ何?」

「あれですか? あれは冒険者ギルドですよ」


 へーあれがそうなのか。

 確かに屈強そうな冒険者風の人たちが出入りしているね。


 じゃあもう片方の建物はなんだろう。


「もう片方は商人ギルドですよ」


 やっぱりそうなんだね。


 私達はギルドを通り過ぎる。

 そうだね、どっちか登録しておこうかな。

 他の街に行った時にお金とかが払わなくてもいいようにね。


 まぁ、それも後で考えよう。




 結構遠かったみたいだ、結構歩いたよ。

 とことで職人市場に到着。


 ここも賑わって居るね。

 でも、食の市場と違い、冒険者風の人達が多い。

 そこらに武器やとかがあるから、それを吟味しているんだろう。


 今は用は無いからいいけど、気になるからあとで行ってみよう。


 包丁などは雑貨屋などでも売っているみたいだが、やはり確りしたものはここで買ったほうが良いみたいだね。

 アレンくんのオススメの店に来た、前にエミさんと来たそうだ。


 中に入ってみる。


「いらっしゃい」


 中にいたのは壮年のおじさんだ。

 まさに職人オーラを発している。


 私は店を見て回った。

 食器類も在ったのでそれも買うことにする。

 包丁は結構高い、でもしっかり一本一本が職人の手で作られているのが、素人の私でも分かるくらい凄い出来だ。

 私は大、中、小、の包丁とまな板、食器、などを買い揃えた。


 合計で金貨35枚。

 

 結構大量に買い込んだね。

 もう所持金が金貨3枚だよ。


 おじさんが私が大量に買い込んだことに驚いていたよ。

 まぁそうだろうね。


 次に机を買おう旅をしている時に床で料理とか嫌だしね。


 という訳で家具屋に来ました。


 丁度良い大きさの机が在ったかあら買いました。


 金貨3枚。


 これで無一文に逆戻りだね。

 まぁ、稼ぐ当てが有るからこんな大人買いしたのだから。


 今日はもう暗くなってきたから買えるとしよう。




 ラインさんの家が見えてきた。

 でも変だ、なんか凄い豪華な馬車みたいなのが止めてある。


 ちょっと小走りで家に向かう。


「だから! この家を渡せと言っているだろう!」

「そんな! 流石に横暴です!」


 何この人。

 ちょっと、いやかなりポッチャリした金髪の人。

 手に宝石とか嵌めたり、服が煌びやかに装飾されている、趣味わるいな。


 私達はこっそり店の奥まで行き、エミさんの所までいった。

 事情を説明して貰うためだ。


「エミさん何があったんですか?」

「実はね……」


 なるほど。

 簡潔にまとめるとこういう訳だ。




 今日の昼ごろに漸く貴族から依頼された服が出来上がった。

 そして、その直ぐ後に貴族が遣ってきて服を渡したそうだ、それの出来に貴族は驚いたようだが何でも無い様にお金を払った。

 金貨80枚と結構なお金が入ってきて私は驚いたようだったが、まぁ妥当なところみたいだ。

 服の出来からしたらケチったとも言える。

 普通の絹単体でそのくらいの値段だしね。


 だが次の瞬間に貴族がとんでもないことを言った。

 「私が言ったのはベスティヨルの絹から作った服だ。けしてベスティヨルデスティヨルから作った服ではない」、と。

 そんな横暴が聞けるわけが無く、名前にベスティヨルが入っているし、そもそもベスティヨル魔物ではなく絹から作った服、で依頼されたのだから、それは横暴だと。

 だが貴族はそんなの知らないと。




 クズだね。

 でも貴族って偉いから一般市民には逆らえ無いのかな。


「明日までにここを出て行く準備をしろ、約束だからな。でないとお前らを強硬手段で追い出す」

「そんな……」


 そう言って貴族は出て行った。


 あ、因みに聞いて分かったんだけどその貴族はここの領主だそうだ。

 そしてここに宿を立てて利益を出そうとしているらしい。

 クズだね。


「あなた……」


 エミさんがラインさんに駆け寄って行く。


 さて、私達はどうしよう。

 私はこの家族を見てみぬふりはできない。

 だからといって私にどうこう出来るかと聞かれれば、正直出来無いとこたえる。


 こういう時はやっばりリントヴルムに頼るしか無いね。

 なんでだろうね、リントヴルムなら何とかできるような気がするんだよね。


「ねぇ? リントヴルム、何とか出来無い? もちろん殺すとか無しで」

「ふ、我を誰だと思っている邪竜リントヴルムだぞ。このくらい簡単よ」


 まってました。

 やっぱり凄いよ。


「で、どうするの?」

「なに、かんたんだ。ヤツに呪い掛けたらいいだけだ。約束を敗れない呪いを」


 そんな事で解決出来るの。

 なんか思ってた以上に簡単。


「でもそれって解除とかされないの?」

「まぁ、普通ならできるが、我なら寄り頑丈に呪いをかけれる」


 そうなんだ。


「じゃあ、やっちゃて」

「うむ、やったぞ」


 ……え?

 早くない?


「我ほどになると認識できれば、呪いを掛けれるからな。ついでに[念話]で呪ったことを伝えたからこの店に対してどうこうできないだろう」


 今思ったんだけど、自分が呪われていることを知ってそれを訴えられたら絶対この店が怪しくなると思う。

 それで警備の人に捕まったら目も当てられない。


 それをつたえたら。


「なら、呪われている事を他人に解らない様に[隠蔽]しておくとしよう……ほら、やったぞ」


 ほんとに何でもできるよね、この人。




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