第22話 商人は世辞が得意
本日2話目、全然書けなかったので書ける時に書きました。
本日はこれで終了です。
朝が来ました。
昨日は空いている部屋に泊めてもらった。
リントヴルムは男ということで、別々だ。
考えて見たら確かにそうなのだが、一般市民はお風呂が無いのは当然のことのようだ。
お風呂が有るのは貴族か大商人みたいだ。
この世界のお風呂は生前みたいなものではないようだ。
詳しく言うと、お風呂に水の魔石と火の魔石を設置する、それで水の魔石水をいれ、火の魔石でお湯を沸かすらしい。
そして残ったお湯は捨てる。
下水道が有る所はいいが、無い所はどうするんだろうね。
聞いてみたらそのまま地面とかに捨てるらしい非効率だ。
あるいは火の魔石で蒸発させるとか。
そんな感じだ。
私は日本人の姓か無償お風呂が入りたくなるけど無理を言ってはいけない。
でも少々お値段が高めだがこの街には銭湯みたいなところが有るみたい、今度行ってみよう。
あと、魔石とは何か。
それは魔物からとれる真珠のようなものみたいだ。
一般的には、ランクCの魔物からまちまちとれて、ランクBの魔物は高確率で取れ、ランクAからは必ずとれるとされている。
だが例外も存在するらしい。
魔石は大きければ大きいほど、色が澄んでいれば、澄んでいるほど良いのだそうだ。
少し気になったんだけど私は魔石はあるのかな?
(リントヴルム聞こえる?)
(ん? なんだ?)
(スライムの私って魔石は在るの? それとランクは何?)
これが気になった。
前に、私の姿を見たときにそんなもの無かったし。
(端的に言うとスライムのは魔石は無い。魔石とは高純度の魔力を含んだ心臓みたいなものだ、スライムは魔石は無いが、体その物が魔石のような者だな。因みにスライムは万病に効くエリクサーの素材に使われると聞く)
そういうことらしい。
私ってそんなに凄いのかな?
(それと、ランクだったか。スライムはランクAに魔物だと一般的にはそうなっているが、固体によっては普通にSに到達するな)
そ、そうなんだ。
まあ、強いとは聞いていたけどそんなになんだ。
(ハッハッハ。まあそんな感じだ、因みに我はランクで最高籍のSSランクだ凄いであろう?)
(リントヴルムが凄いのは知ってたよ)
そうこうしていると、エミさんが朝ごはん出来たから呼んできた。
エミさんのご飯は正直に言って普通だ、私が食の国にいていたからでも有るんだろうけどね、でも、美味しいんだ。
エミさんのご飯は愛情がこもっている、そう感じる。
そんな美味しさが有る。
私はエミさんのご飯が大好きだ。
さて、今日はアレンくんが私達を街を案内してくれる。
エミちゃんは小さいからお留守番。
ラインさんとエミさんは服作りだ、一回バラして再度仕上げるみたいだ。
「じゃあ案内おねがいね」
「頼むぞ小僧」
「うん!」
今日だけでは全部回れないからね、明日も案内を頼むつもりだ。
私達は食の市場に来た、朝だと言うのに物凄い賑わっている。
各各店は呼び込みに必死だしねそれにお客さんが集まっている。
色々な食材が有るね。
私も一様、院長先生のお手伝いで料理は出来るんだけど。
知らない食材が多すぎて無理。
「お、そこの譲ちゃん、可愛いね。よってかないかい?」
こんな風に呼び込みがさっきから続いている。
呼び込みの為とはいえ、私が可愛いとかお世辞にも程が有ると思うけど、あっちは商売しているのだから当然か。
知らない物もあれば知っている、というか似ている食材はある。
何か買っていこうかな。
(ねぇ、私の【異次元袋】は時間とかどうなっているの?)
これは、ドランさんに聞いた事だが【異次元袋】というのは結構高くCランクパーティーでやっと買える値段で、入る量がそれでも少なく、オークなら2.3体くらいしか入らないらしい。
それでも需要は計り知れないらしいが。
入れれる量に対して値段が上がるらしい。
私のはホボ無限らしいが。
私のは置いといて【異次元袋】は普通入れても時間が経過するのだが、物凄く高い【異次元袋】には時間停止昨日が付いているヤツが有るのだと。
それで私のはどうなのか気になった訳だ。
(その【異次元袋】は我が創ったのだぞ? 最高の出来に決まっておろう。時間停止の機能も付いているわ)
と言うことらしい。
やっぱり凄いな。
「じゃあこれと、これと、これくだない」
「あいよ! まいどありー」
私はあらかた料理に使えそうな食材を購入した。
そういえば料理具とかも必要だね。
「アレンくん、包丁とか売っている所ある?」
「うん、あるよ。それなら職人市場だね。じょあ次は職人市場に行こうかな」
アレンくんがいてほんとに助かったよ。