表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/40

第15話 乙女心

 14話内容少し修正。

 さてと、このボス部屋にたいなところから出たはいいが、どうやってこの迷宮から出よう。


「リントヴルムは出ぐちまでの道は知ってる?」


 一応聞いてみる。

 答えは分かり切ってるんだけど。


「そんなの我は知らん」


 やっぱりね。

 そうだと思ったよ。


 まぁ適当に歩いてたら着くでしょう。




 私の考えが甘かったです。

 全然着きませんさっきから迷ってるとしか思えません。


「フラーゼよ、さっきから何をしているのだ」

「見て分からない。出口を探しているの」

「それならもっと簡単な方法があるではないか」


 うそん。そんなんあるの。

 もしかしてそんなスキルが!?


「簡単な話よ、作ればいいのだ出口を」


 ん? ちょっとなに言ってるか分からないんだけど。


「作るって?」

「まぁ見ておれ」


 なんか嫌な予感しかしないんだけど……。


 リントヴルムが息を吸い込み出した。

 いやいや、まさかね、そんなことねいよね……そうだと言って!?


「ガガガガッァァァァァァァァァ」


 私の願いも虚しくリントヴルムがブレス吐きやがった。

 その威力は凄まじく上に物凄い穴が開いていた。

 本と何しくれんの!?

 そんなのマジかで見せられたら恐怖でしかないよ。

 てかあんたの喉どうなっているの!? 今の声? は完全に人じゃ無かったよね!?


「ほら、簡単であったであろう?」


 はーもう諦めよう。

 出口は開いたし上ろうか。

 てういか人に当たってないよね? こんなの当たったら死ぬ自身あるよ。


 それを聞いてみたら。


「我がそんなヘマをする訳が無いであろう。スキルの[生命探知]というのがある、それで確りと確認したわ」


 それならいいか。


 てかこれ上ったら砂だらけに成りそう仕方が無いか。

 そう思ってたんだけど。


「では行くぞ、我に掴まれ」


 なんか、リントヴルムの背中に翼が生えてるんだけど。

 それも見たことのある、そうリントヴルムが[人化]する前の竜だった時の翼、それを小さくしたみたいな。


「ねぇ、それなに?」

「ああ、[人化]はある程度変更が可能なのだ。我は[人化]を中途半端な状態で実行し翼だけを残した、その翼を人に合う様に調節、それを止めておるのだ。なかなか骨が折れるがな」


 あんた本とに何者だよ!?

 この人? マジヤバイわ。

 まぁ、いいか、気にしても仕方が無いしね。


 私はリントヴルムの手に掴まった。


「それじゃ飛び難い、もっと掴まれ」


 そういってリントヴルムは私の体を寄せて、所謂お姫様抱っこをした。


「では行くぞ」




 一瞬で地上に着いた。

 私は暫し放心状態だった。

 いやいや、まてまて、私お、お姫様抱っことかされた事無いし凄く恥ずかしい。

 初めてだったのに、少しくらい心の準備とかあってもいいじゃない。

 分かってる、分かってる、リントヴルムに他意は無いただ親切心で私をお姫様抱っこをしたんだそれは分かってる。

 でもでも。

 ………………………。

 …………。

 ……。

 ふーやっと復活した。

 あ~長い葛藤だったな。


「やっと終わったか。一体なんだったんだ」

「もう! リントヴルムは分かんないよ!」

「なにを怒っておるのだ」

「怒って無いもん!」

「分からん……」


 乙女心なんてリントヴルムには分からないだよ!

 ちゃちゃと行くよ。


「で、どこに行くのだ?」

「街に行ってみたいかな」

「なら、あっちの方角に生命反応がする。行ってみようではないか、我も少し楽しみだ」


 私達はリントヴルムの指す方角に歩いていく。




 感想、評価よければください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ