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第14話 [具現化]ってやっぱり凄い

 他に何か無いかなー。

 と思って探ってみたが何も無かった。

 まあ、普通に考えたらそうだよね、私服以外何も頼んでないもん。


 それにしてもこの服達勿体無いね、たぶんだけど、この服売ったら結構な金に成ると思うんだよね。

 どうしようかな。


 リントヴルムに聞いてみようかな。


 私は扉を開けて外に出た。


「終わったよー」

「随分と遅かったな」

「女の子は着替えに時間が掛かるものなの、それに他に言う事ないの?」

「うむ、似合っているぞ! 我の目に狂いは無かったようだ!」


 ふふ~ん、そうでしょう。


 さてと、まあこの家はいいとしても、服とかパンツとか正直放置とかは気が引ける。

 だって、ここに来た人が部屋に入ったらそこには女の子の服がある、まぁそれは百歩譲っていいとして、タンスに女の子のパンツが有るとかなんか嫌だ。

 それが私が穿いてい無いパンツだったとしても嫌だね、見つけたのが男性なら尚更ね。


「ねぇ、この家の服って持って行けないの?」

「なぜだ?」

「こんな所に女の子の服とかパンツがあると何されるかわかんないし嫌なの」

「良く分からないが、嫌なら我が持っていってやろう」


 そうリントヴルムが言うと、リントヴルムが家の中に入っていった。

 私もそれを追いかける。


 リントヴルムが服掛けのところまで行くと手を翳した、と思ったらそこには何も無かった。

 え!? 何したの!?


「ね、ねえ、今、何したの?」

「ん? 今のか? 今のは我のスキルの[空間支配]と[空間操作]のスキルの応用で我個人の空間を作り出し、服をそこに入れたのだ」


 それって凄くない!?

 てか私もそれしたい。


「それ私も出来る?」

「う~む。今は魂の疲弊を癒すべきだろう、無闇にスキルを覚えない方が良い」


 そうだよね、私もそうだとは思っていたよ。


「ふふ、我を甘く見るなよ。我がお前でも似た様なことが出来るようにしてやろう」

「え!? 本当!?」


 そんなことが出来るの!?


「この世界にはな、魔法具という道具があるのだ。それに【異次元袋】という魔法具がある。これは、見た目は小さい布の袋だが、中は異次元に成っていて一杯入るんのだよ」


 そういうとリントヴルムの手に黒い霧が集まりだした。


「ぬ、やはり少し難しいな」


 少し経って霧が霧散した。

 そこには両手で覆える様な小さい袋が有った。


 ってこれ[具現化]だよね!? そんな特殊な物なで創れるの!?


「[具現化]ってそんなのまで創れるの?」

「魔力がある限り何でも創れる、と言ったであろう。それは魔法具とて例外ではない。だが魂は創れぬがな」


 それでも本とにそのスキル凄いね。


 その袋を私に渡して来た。

 それからリントヴルムが手を翳したら服賭けが元の場所の戻った。


 で、これどうやって使うの?


「この【異次元袋】の使い方は装備者が触れている物を、入れ! と念じれば【異次元袋】中に消える。出す時は、入れたものを想像しながら袋に手を入れて引っ張り出す。この時大事なのは確りとイメージする事だ、出ないと適当に出てしまう」


 うん、大体分かった。

 袋に紐掛けが有ったので腰に掛けて、私は服掛けごと、入れ! と念じた。

 そしたらリントヴルムみたいに一瞬で消えた。

 これ本当に入っているのかな?


 確認のために【異次元袋】に手を突っ込んで服をイメージして、袋から引っこ抜く様に手を出したら、そこにさっきまで有った服が私の手に在った。


 確かに入ってるみたいだ。

 こんなもの普通に創るとか、本とに凄いと思う。


 服も直して、私はタンスごとパンツを【異次元袋】に入れた。

 たぶんこのタンスも高級感あるから売ったらお金になりそう。

 一応この絨毯も仕舞っとこ。


 さてと、さっさとここから出ますか。


「じゃあ、この迷宮から出ましょうか」

「うむ」


 私達はこの部屋の扉に向かって歩き出した。



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