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クエスト05:さあ、迷宮を攻略したまえ!

 丸一日歩き、僕達は始まりの街ラーダトゥムの隣村ベーレに到着した。

 陽はとっぷりと沈んでおり、宿屋や酒場を除き殆どのお店は閉まった後のようだ。日本の都会では考えられないような真っ暗な風景の中、家々の明かりが寂しげにちらほらと灯っている。


 あれから旅の途中、襲ってくるモンスターを全て撃退しつつ、機会があれば僕自身のスペックを客観的に測れるような実験をしてみた。


 まず【筋力】、大人が四~五人でようやく持ち上げられそうな大岩を僕一人で抱えることができた。さすがに軽々と、という訳にはいかなかったので、普通の大人の四~五倍の腕力といったところか。今のアヤメを基準に取ると三倍ぐらいかな、今後のレベルアップでの伸びしろを考慮するとすぐ追いつかれそうだ。


 次に【敏捷】、走り幅跳びで思いっきり跳んだら二○メートル近く跳べたので脚力も相当強いと思う。その際着地の時にスカートがぶわっと広がったので危機感を感じて高跳び実験は中止した。


 それから【耐久】、これは今日の旅の道程で全然疲れた感じがしなかったからスタミナも相当上がってるんだろうね。

 余談だが体力の点でパーティで一番不安を抱えてるのがルナで、七時間ほど歩いた時点でギブアップ宣言をしたのでそれからは僕が抱えて運ぶことになった。小脇に抱えて運んだんだけどどうも本人は不満があるみたいで、「……お姫様抱っこを要求するの……」とか抗議していた。嫌ならちゃんと歩こうね。


 あと【知力】、これは自覚してる範囲では頭が良くなったような感じはしないなあ。頭脳的な意味での賢さとは据え置きで呪文の威力が上がってるだけかもと思う。


 最後に【幸運】、実のところどうやって確かめれば良いのか解らないのでこれは保留にしてある。今度福引でも回してみようか。


「さて、まずは宿ね。お腹空いたわー」


「そうだな。ルナも休ませてやりたいしな」


 ぐてーんとたれ下がったルナを抱えたままで、宿屋に直行して四人部屋を一つ取る。このゲーム(ラビドラ)ではパーティの人数が最大四人だからか、宿も部屋にベッドが四つ用意されているものが殆どのようだ。


「ご宿泊ありがとうございます。お食事はどうなされますか?」


「今晩と明日の朝の二食お願い。それから明日のお昼に食べれるようなお弁当とかあるかしら?」


「お弁当は別料金になりますが」


「そうねえ、じゃあ夕食頂いてから味を見て相談して決めるわ」


「畏まりました」


 宿のご主人との交渉もシンディがオートで進めてくれるから楽ちんだ。え、パーティリーダー? フィールド移動の時に先頭を歩いてモンスターの攻撃の的になるだけの簡単なお仕事ですよ?


 さて宿泊費を支払い、用意された部屋に入るとまずは荷物を降ろしてルナをベッドにぽふっと転がす。

 そのまま溶けそうになってるルナの隣にシンディが座り、ブーツと靴下を脱がせて足をマッサージし始めた。


「ちゃんと(ほぐ)しとかないと、明日痛くなっちゃうからねー」


「……ああ……これは至福、なの……」


 女子が女子を揉むシーンを間近に見れて、僕も至福です。ご馳走様。

 それはそれとして、日本育ちだと屋内に入ったら靴を脱がなきゃ本能的に落ち着かない訳で、僕も靴を脱いでベッドの上に足を投げ出して楽にする。うん、足先がひんやりして心地良いな。一日中靴を履きっぱなしだとあの圧迫感が結構なストレスになるんだよね。

 そのまま胡坐かいて自分で足を揉んでたらシンディから「お行儀が悪い」と叱られた。しかも太股のあたりをぺちんと叩かれた。割とご褒美ですありがとうございました。






「明日は迷宮(ラビリンス)に向かおうと思うが、みんなは大丈夫そうか?」


 部屋で一息ついた後、一旦食堂へ出てちょっと遅い夕食を頂きながら今後の予定について相談する。

 夕食のメニューはパンとシチューだ。品数としては少ないがシチューが具だくさんで大切りの肉やら野菜やらがゴロゴロ入っているので嬉しい。パンは相変わらず固いのでシチューの湯気に当てて柔らかくしてから齧る。


 話を戻すと、このゲーム(ラビドラ)ではゲームタイトルの通り、地下洞窟や塔や古代神殿等のことを迷宮(ラビリンス)と呼んでいる。

 実はこの村の近くに、ゲームを進めて初の迷宮(ラビリンス)である『試練の洞窟』が存在し、その奥に置かれているアイテムを使って旅を先に進める流れになっている。

 難易度も低く、いわゆるチュートリアル迷宮(ラビリンス)の位置づけであるが、ボスのアイアンタートルという奴がちょっと特殊なスキルを使うため初見で詰み易いという罠がある。


「あたしは良いけど、随分いきなりね。そういう話、どっかで出てきたっけ?」


 怪訝そうにシンディが聞き返してくる。そういえばこの村の南東に『試練の洞窟』がある事もその洞窟に『虹の欠片』があることも先日の大嵐でこの村の先の橋が壊れたこともそこに虹の橋を架けるのにそのアイテムが必要なことも全部ここの村人から聞けるはずの情報だったっけ。

 で、夜に村に到着した関係上、情報収集がまだできてないから僕以外には共有化できていない情報ってことか。

 今後は情報の扱いにもうちょっと慎重になった方が良いな、うん。


「あ、うん。ラーダトゥムでちょっと小耳に挟んだ気がして。明日になったらここの村でも色々聞いてみようか」


「わたくしも構いませんけど」


「……私は、明日足が痛くなければ、なの……」


「ルナちゃんはもうちょっと体力つけないとね。今度お姉さんと一緒に走ってみる?」


「……それは冒険に出る前に動けなくなってしまうの……」


「あ、そうだ。帰りは≪脱出≫と≪帰還≫の呪文があるから、戻りの時間は気にせずに無理の無いスケジュールを立ててくれ」


 相変わらずスケジュール管理はシンディに任せっきりの僕であった。


「……すごい。勇者殿、でかしたの……」


 何故か僕の頭を凄い勢いで撫でてくるルナ。あまり歩かなくて済むのが嬉しいんだろうか。


「じゃあ今日はこの後お風呂貰って早めに休んで、明日の午前中に情報収集と冒険準備、昼頃からその『試練の洞窟』に向かうってことで良いかしら?」


 シンディが話を纏めてくれた。もうパーティリーダーもシンディで良いよね?

 そしてお風呂はちょっと手狭だったけど入れるだけありがたかった。ゲームの作成スタッフが日本人だからなのか、この世界の食事事情やお風呂事情やトイレ事情は思ったより良くて素晴らしいと思う。

 嫌なところまで中世ヨーロッパに似せると主に衛生面で無駄に過酷な環境になっちゃうからここは特に製作スタッフの英断に感謝しないとだね。


 え? お風呂はお楽しみでしたか? いやいや、壁が薄くて声が漏れるのと四人続けて入るのに時間が押してるのとで何も考えずに急いで事務的に洗うしかなかったとですよ、ええ。






 翌日。僕達は『試練の洞窟』の探索を進めていた。


「くらえっ!」


 僕の振るう棍棒が、毒ガエル――緑と紫の斑点模様の表皮を持った体長1メートル程の巨大蛙――を吹き飛ばす。毒ガエルはそのまま岩壁に激突して四散した。


「はあっ!」


 僕の横ではアヤメが、剣スキル≪薙ぎ払い≫で大ネズミの群れを纏めて切り裂き、


「ていっ」


 アヤメの攻撃に耐えた個体を後列で様子を見ていたスライムごと、シンディが槍スキル≪突貫≫で串刺しにし、


「燃え盛る炎よ、我が力と成り敵を討て――≪火弾≫なの!」


 最後に残った蝙蝠のモンスターを、ルナの≪火弾≫の呪文が焼き尽くした。


「凄い。完全勝利だな。連携も良い感じになってきたんじゃないか?」


 勿論僕が≪雷電≫辺りの呪文を使えばこの辺のモンスターなら一瞬で全滅させられるが、それだと他の三人の戦闘経験が積めないということで、皆で話し合った結果なるべく連携を意識した戦い方をしつつ均等に敵を倒そうということになった。

 主に強力な個体や毒持ち等でなるべく早めに倒したい相手を僕が引き受け、残った相手が複数ならアヤメが≪薙ぎ払い≫で一気に削り、更に残った相手が居ればシンディとルナでトドメを刺す、と言った分担だ。

 ゲーム中盤以降は賢者のルナが強力な範囲攻撃呪文を次々と覚えだすようになるから、この方針に微調整が加わるようになりそうだが、今のところはベストな役割分担だと思う。


「それでこの先に見えるのは、宝箱、かな?」


 魔石を回収し洞窟の奥の方をランタンで照らすと、岩陰に木箱のようなものが見える。


「罠は無いと思うけど、もしもの時のために僕が開けてみるよ」


「き、気をつけて下さいね」


 心配そうに言うアヤメに頷き、木箱に接近して蓋をかぱっと開ける。箱の中にあったのは、皮張りの軽そうな盾が一つだった。


「皮の盾だな。これはシンディが装備すると良いよ」


「えっ? でも、ユウちゃんは良いの?」


「シンディの方が盾スキルを沢山使いこなせるから早めに慣れておいて欲しくて」


 それに、僕は今のところ防御力に困ってないからなあ。今の装備は棍棒と旅人の服のみだけど、素の能力値が高すぎてなんかもう暫くこの装備のままで良いかなと思い始めてる。

 でも、万が一この装備で魔王を倒して今の姿の銅像とかが記念に作られたりしたら、後代の人に申し訳ないかなあ。

 とにかく、シンディが皮の盾を装備することで、盾スキルの≪庇う≫系が使えるようになってパーティ全体の防御力も上がるはずだ。


「さて、じゃあいよいよボスのアイアンタートルと対決だけど、対策はみんな覚えてるね?」


 今居る通路の先が開けた広間のような場所になっており、そこに巨大な亀が陣取っているのが見える。基本あの手のボスは戦って倒さなければ先に進めないのがゲームのお約束だ。

 初のボス戦だけあって、三人とも緊張している面持ちだ。


「うん。防御スキルが強力だから無闇に呪文やスキルを使った攻撃をしないこと」


「それと甲羅が固いですから武器の破損に気をつけること、でしたね」


「……私の呪文は攻撃よりも回復重視、なの……」


「オッケー。あと防御呪文は連続で使わないはずだから呪文の効果が切れた直後だけは確実に攻撃が入る。回復との兼ね合いもあるだろうから各自の判断で柔軟に行動な」


 作戦の最終確認を済ませ、亀のモンスターに向かって間合いを詰める。互いの攻撃が届く距離まで接近した僕が棍棒を振りかぶるのと同時に、亀の雄叫びが響く!


 ――オオオオオォォォォォ!!


 瞬間、亀が頭と手足を甲羅の中に引っ込め、甲羅が光を放つ!


「――いきなりか!?」


 アイアンタートルのビックリドッキリ技、≪鋼鉄塊≫だ。実は勇者専用呪文の一つなんだけど、僕達の側が使っても滅多に役に立たない割に敵側が使うとウザいことこの上ないスキルである。

 その効果は3ターンの間鉄の塊と化し、自分が動けなくなる代わりにその間に受けるあらゆる攻撃を無効化するというものだ。

 攻撃力が高くなれば鉄なんて斬ったり溶かしたりできるんじゃね? と思う人も居るかも知れないが、スキルの効果というものはえてして物理法則よりも上位に位置するため、実際はどれだけ強烈な攻撃を仕掛けてもこの呪文に護られている者には傷一つつけられない。


「くっ!?」


 僕も慌てて棍棒をスイングする手を引き戻す。威力を殺された棍棒が、黒銀色に鈍く輝く鉄塊に弾かれてかこん、と軽い音を立てる。

 危ない危ない。もしフルパワーでぶつけてたら棍棒が砕け散ってたかも知れなかった。一応王様に貰った大事な武器なのに。

 そして、僕に続くように放たれたアヤメとシンディの攻撃も、硬い音を立ててあっさり弾かれていた。

 ゲームの時でも亀のこの行動は初見殺しとして名高く、コストと威力の高いスキルを大盤振る舞いしたのに弾かれてMPだけを無駄にした結果になり、その後が続かずにMP切れで敗北する初心者パーティが後を絶たなかった。


「呪文の効果はあと2ターン、攻撃しても無駄だからここは――」


 ちょっと一つ試してみたいことを思いついた。亀は今動けないはずなのでこの行動を取るとどう反応するか?


「――逃げてみよう」


「「「は?」」」


 何言ってんだコイツ、って感じの目が凄く痛い。けど向こうから攻撃が来なくてこちらの攻撃も通用しない状況は何か色々試してみる絶好のチャンスだからなー。

 そんな訳で踵を返して逃げ出そうとしたところ、鉄の塊になって動けないはずのアイアンタートルの甲羅が突然ぎゅるるるるっ! とスピンしながら僕の行く先に回りこんだ!

 中ボスからは普通逃げられないから動けない敵がそこをどう埋めてくるかちょっと興味あったけど、ここまでダイナミックな回り込みは正直予想外だった。


「おお、意外と面白いな」


「シュールね……」


「凄い動きですね」


「……理不尽、なの……」


 結構面白かったので調子に乗ってもう一回逃げてみたらやはり同じ動きで回り込まれた。

 そこで丁度3ターン経過したため≪鋼鉄塊≫の効果が切れたので、あまり派手なスキルは使わずに皆で攻撃を集中させる!


「――! 固い、わねっ!」


 アヤメとシンディの攻撃ではなかなか有効打にならない。その代わり亀の攻撃も僕に当たる分にはほぼノーダメージなのでおあいこだ。

 他のメンバーが攻撃された時は僕かルナが早めに回復することを心がけ、ちくちく攻撃を重ねつつ亀が≪鋼鉄塊≫を使ったらまた同じように逃げたりしつつ、そんな戦い方を何サイクルか繰り返す。

 そして、何回目かの≪鋼鉄塊≫の効果が終了した直後、


「これで、終わらせるっ!」


 大上段から振り下ろした僕の渾身の一撃が亀の甲羅に激突、今までとは明らかに違う手ごたえだ!

 周囲を揺るがすような破壊音が洞窟の内部に反響し、もうもうと土煙が上がる。


「こ、ここで狙ったようにクリティカルヒット!?」


「ふわわわっ!」


「……けほっ、勇者殿はちょっと自重しろ、なの……」


 土煙が収まった後に残されてたのは、中身ごと甲羅をバラバラに砕かれた亀と、地面に穿たれたクレーターだった。

 今シンディが言ったクリティカルヒットとは、戦士職が憧れてやまない奇跡的な攻撃のことで、具体的には武器での通常攻撃や武器スキルでの攻撃時に、最良のタイミングやら速さやら鋭さやら角度やらが重なった時に生じるらしく通称会心の一撃とも呼ばれる。

 クリティカルヒットの効果はダメージを1.5倍に増幅させつつ、更に追加でダメージに【幸運】の値をプラスするもので、特にプラス分はスキルや耐性等の影響を受けない単純加算方式なので、防御力が高くてHPが低いタイプの敵に対して滅法強いんだ。

 ただ、この亀は硬いと言っても序盤ボスなので、実はここでクリティカルしなくても今のか次の攻撃で止めを刺せてたと思う。


 ともかくこれで『試練の洞窟』クリアだ。まずは大亀が落とした比較的大きな魔石を回収して洞窟奥の台座に目を止める。

 大亀が護っていた台座の上に、七色に輝く涙形の石が置かれていた。きっとこれが『虹の欠片』だろう。


「結構綺麗だな、本当に虹色に光るんだ」


「……すごい、綺麗……これ欲しい、なの……」


「川を渡るのに使うと消えて無くなるけど、それまでで良ければ持ってても良いよ」


「……なんとか使わずに川を渡れないなの?」


「この前の嵐で増水してるらしいけど、泳いで渡る?」


「……私みたいな文化人に水泳なんて脳筋の所業をさせると天の怒りで隕石が降る、なの……」


「要は泳げない、と」


 かくーんと項垂れるルナを宥めつつ、僕達はベーレ村に帰還するのだった。






■――――――――――――――――――――――――――――――――――


なぜなに『ラビドラ』!


第4回:今回登場のスキル解説



≪薙ぎ払い≫

 剣スキル。勇者、戦士、戦王、魔剣士が修得。消費MP5

 敵一グループに<斬>属性で攻撃する。ダメージは通常攻撃と同等。

 早めのレベルで覚えるスキルで普通に便利。冒険の最初から最後までお世話になる基本スキル。


≪突貫≫

 槍スキル。勇者、戦士、戦王、聖騎士が修得。消費MP5

 敵前列1体と敵後列1体に<刺>属性で攻撃する。ダメージは通常攻撃と同等。遠隔攻撃扱いとなり後列相手でもダメージが減衰しない。

 早めのレベルで覚えるスキルで普通に便利。但し敵が前列+後列のフォーメーションで現れることはそれ程多くないので≪薙ぎ払い≫に比べると有効な局面が少ない。


≪庇う≫

 盾スキル。勇者、戦士、聖騎士が修得。消費MP3

 そのターンの間、味方一人を庇い、対象が受ける予定の攻撃を代わりに受ける。

 受けるダメージはスキル使用者の防御力や魔法防御を基準に計算し、更に受けるダメージを0.8倍に軽減する。

 瀕死の味方が回復するまでの時間稼ぎに主に用いられるスキル。


≪鋼鉄塊≫

 特殊呪文スキル。勇者専用。消費MP6

 3ターンの間、仲間全体が鉄の塊になり、自分から動けなくなる代わりにあらゆる攻撃を無効化する。

 使用した場合常にそのターンの一番最初に発動するため、味方が攻撃してその直後に≪鋼鉄塊≫で無敵になるような当て逃げ戦法は取れない。

 特殊な状況下で時たま役に立つが、大抵は3ターン無駄に過ごすだけの微妙な呪文。


≪脱出≫

 移動呪文スキル。勇者、魔法使い、魔剣士、賢者が修得。消費MP8

 洞窟や塔等の迷宮(ラビリンス)から脱出し、フィールドに戻る呪文。

 但し一部の特殊な迷宮は≪脱出≫が使えない設定になっており、そういう場所ではほぼ確実に特殊なイベントが発生する。


≪帰還≫

 移動呪文スキル。勇者、魔法使い、魔剣士、賢者が修得。消費MP8

 一度行ったことのある町や村に瞬時に移動する。

 空を飛んで移動するらしく、天井のある場所(洞窟や城や民家等)で使うと天井に頭をぶつけて移動が無効になる。


――――――――――――――――――――――――――――――――――■



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