クエスト11:オーブを集めなさい……
白い建物に白い石畳、そして白い雲。『港町ポートセイル』の印象は一言で言うと「白」だった。
青い海と青い空に挟まれた白い町は凄く目に爽やかで、潮の匂いを運ぶ海風と相まって失われた青春のワンシーンを思い出す、そんな場所だ。
「良い景色だなあ」
「そうよね、なんだか夏を先取りしたような贅沢な場所だわ」
「……もう海は見たくないの……」
異国情緒溢れる景観に目を輝かせる僕達だが、ルナだけはこの景色がお気に召さないらしい。
そんなルナの意向も受けて、僕達は観光もそこそこに一旦宿を取ることになった。
ちなみに、定期船は往復分の護衛を請け負っているので、僕達はここからすぐに自由行動できる訳ではなくあと二日間ほど拘束される。
定期船は明日の朝にラーダトゥムへ向けて出発することになっている。それに乗って一度戻った後、≪帰還≫の呪文でここポートセイルに再度入り、そこから改めて冒険を再開する予定なんだ。
「酔い止めとかあれば、買い込んでおこうか」
「それが良いと思います」
途中道具屋に寄りつつ、宿屋に入り部屋を取る。観光名所としても発達してるからか、案内された部屋もお洒落で快適な空間であった。白く綺麗な壁に木板張りの床、壁には絵画がかかっており窓からは港や海の様子が見えている。
夕飯まではまだ時間があるので、僕達は揺れない床にほっとしつつも各々リラックスした姿勢で今後のことを相談する。
「東大陸での冒険の主な目的は、ローザ姫を助けることと六つのオーブを集めることかな」
僕はゲーム経験からこの先の展開をかなり詳細に至るまで把握しているけど、とりあえず不自然にならない範囲で今後のことをかいつまんで話す。
まず、東大陸の真ん中にある広大な砂漠地帯に立つ『牢獄の塔』、そこにラーダトゥム王の一人娘であるローザ姫が捕らえられている。但し、敵がかなり強いのでもう少し後になって挑んだ方が良いと説明する。
それから六つのオーブ、これらを集めると伝説の鳥“天空ふくらすずめ”が復活し、僕達がその鳥に乗って空を飛べるようになること。空を飛ぶ手段が確保できればいよいよ魔王の待つ『闇の城』へと挑戦できるようになるのだ。
但し、六つのオーブのうちの一つ、闇のオーブに関しては、ローザ姫から貰えるあるアイテムが必要になるので、攻略の順番としては「手の届く範囲からオーブを集め、頃合を見て姫を救助し、六つのオーブが揃ったら空を飛んで魔王城に突入」という流れになる。
ここまで説明すると、質問とばかりにルナがはいと手を挙げた。
「……勇者殿……天空ふくらすずめって、もしかしてモフモフなの……?」
「僕も直接見たことはないけどきっと悶えるぐらいモフモフだ」
「……了解……すごい楽しみ……」
天空ふくらすずめはその名の通りふっくらした雀で、寒い季節になると毛をふくふくさせて暖を取る超絶モフモフ生物でネット上でも沢山のファンアートが投稿されていたりする。
その大きさはちゃんと四人乗って飛べるぐらいにでかい。実際に実物を見れたならきっとすごい迫力だろう。
ルナだけでなくシンディやアヤメもまだ見ぬモフの魅力に顔を綻ばせている。まあ明確な目標というかご褒美があるのは良いことだな。
そしてここからはネタバレなので他の三人にはまだあまり詳しく言っていないが、六つのオーブの在り処もちゃんと判っている。
火のオーブは、モンスターとエルフの隠れ里に住む闇騎士ピカレス氏という魔人が持っている。ただここはちょっとばかり悲しいイベントが用意されてる場所だから心の準備してから挑みたいところだな。
水のオーブは、ここ港町ポートセイルの近くにある『海鳴りの洞窟』という迷宮の最下層にある。難易度も低目なので先ずはここから攻略する予定。
土のオーブは、デルコンドラという国の王様が持っている。その王様は無類の格闘技好きで、そこで御前試合をやらされて勝利すればオーブを貰えることになっている。ここも僕が頑張れば良いイベントなので安パイだ。
風のオーブは、『大嵐の山脈』の頂上で強敵ストームドラゴンを倒せば手に入る。但し、入山するためのキーアイテムが『牢獄の塔』の中なので自然と後回しになる。
光のオーブは、元はドラドームという街の商人に渡ることになっていた。しかし魔王軍の襲撃によってドラドームの街は壊滅、オーブも勇者の手に届く前に破壊されてしまう。そんな中、湖のほとりにあるらしい伝説の妖精国を訪れると妖精の女王がもう一つ光のオーブを作ってくれる。但し、材料等の手配で幾つかのお使いクエストが必要。
闇のオーブは、憎まれ裏切られた怨念どもが集う『嘆きのほこら』に安置されている。ここを通るにはローザ姫から貰えるアイテム“真実の愛”を持ち込んで怨念を浄化する必要がある。
「とりあえず簡単に手に入りそうなのは水と、その次が光か土かな……定期船の護衛が終わったら早速『海鳴りの洞窟』に潜ることになりそうだけどそれで良い?」
「ま、近場だし妥当よね」
「わかりました」
「……モフモフの為なら、なの……!」
三日後、新たな物資や人員を乗せた定期船を無事にラーダトゥムまで送り届けた僕達は、水のオーブを求めて『海鳴りの洞窟』に挑戦していた。
あちこちで轟音とともに水が流れ落ちていて天然の壁になっている、豪快でファンタジー感溢れる洞窟だ。
出てくるモンスターも海でよく見るような水棲生物が多く、中でも≪突貫≫で前列と後列を纏めて串刺ししようとする突撃カジキという奴が攻撃時の光景を考えるとシュールで面白い。ただ≪突貫≫は遠隔攻撃扱いなのでルナが刺されたら結構なダメージになり油断できない。
なので現在の隊列は前衛に僕とアヤメ、後衛にシンディとルナにしている。≪突貫≫でルナが集中攻撃を受けないよう後列の的を増やして事故死を防ぐ目的だ。
結果的にはこの後列増員作戦は功を奏し、特に危なげも無く最下層まで到着した。
「さて、あとはボスを倒すだけなんだけど……今度のボスは≪魔神斬≫を使ってくる」
僕の言葉に仲間達がざわめく。≪魔神斬≫とは、命中率は低いがもし当たれば必ずクリティカルヒットになる浪漫スキルだ。具体的には基本命中率が五分の一、ダメージはスキルそのものの攻撃力倍率とクリティカル補正を合わせて通常時の大体四倍前後で、期待値だけだと通常攻撃より弱いがそこには色々とカラクリがある。
睡眠や麻痺などのバッドステータスを受けていると回避率が大幅に下がる。そして今度のボスは相手を眠らせたり麻痺させたりする技を持っているのだ。
この攻撃をまともに食らうと、僕は耐えられても今のレベルだとアヤメとルナは余裕で一撃死する。シンディも前列に居れば危険と言える。
「だからまず、眠りは≪覚醒≫で、麻痺は≪解毒≫で、シンディとルナが回復してくれ。アヤメは……まあ当たらないように気をつけて」
「では、攻勢モードも解禁ということで良いですか!?」
なんか超笑顔でアヤメが聞いてくる。個人的にはあまり許可したくないがいずれにしてもアヤメに攻撃が当たれば一撃で吹っ飛ぶ威力なので防御とか体力は気にするだけ無駄という考え方もある。
折角憶えてるスキルなんだから少しずつ慣れていくのも良いだろう。僕は渋々頷くことにした。
滝の流れる洞窟の最奥部、岩盤と流れる水に囲まれて崖のように足場がせり出している、クライマックスに相応しい光景。僕達の目の前には、大きな斧を持った半魚人の王のキングマーマンと、その取り巻きの突撃カジキが二体。水のオーブを手に入れるには避けて通れない戦いだ。
なお目当ての水のオーブは半魚人が持つ斧にはめ込まれており、奴の力の源になっているという設定だ。
僕達が奴らの間合いに入った時、半漁人は斧を振り上げカジキマグロは突撃体勢を取る。かくて激闘の火蓋が切られた。
「まずは敵の数を減らす! ――≪雷光鎚≫!」
極限まで上げた【敏捷】を生かし先手を取った僕は、セオリー通りに全体攻撃呪文を叩き込む。
激しい光と音が弾け、突撃カジキ二体は動く暇も与えられず黒コゲになる。だけどキングマーマンは流石にボスだけあってまだまだ元気そうだ。
「では、本気で参ります!!」
僕の隣でアヤメは、ポートセイルの街で新たに購入した武器ドラゴンバスターを鞘から外し、真っ直ぐに構えた。これは剣カテゴリではあるが形状は手甲から刃が伸びているような格闘武器に近いもので、普通の剣とは少々勝手が違う。でも武器戦闘専門職のアヤメならきっと問題なく使いこなせるだろう。
買い換える前にアヤメが使っていた鋼の剣は、今僕の手の中にある。≪雷神剣≫には耐えられそうにないので無闇に使えないが、他の剣スキルが使えるだけでも攻撃力がかなり底上げされるのでありがたい。
さて、今アヤメが使ったのは戦王を象徴するスキル群のひとつである≪前傾の構え≫、その名の通り防御を犠牲にして攻撃力を大幅にアップする前のめりなスキルだ。
アヤメの殺気に反応したか、キングマーマンは手にした斧を振り上げ、
――ギョギョーーーー!
咆哮と共に、目にも止まらない速さで振り下ろしてきた!
強烈な殺気に当てられて反射的に僕とアヤメはその場を飛びずさり回避する。次の瞬間、甲高い音と共にキングマーマンの斧が岩肌を穿っていた。
僕の防御力でも、あの攻撃はまともに当たりたくないな……レベル99だからと言っても決して無敵ではないし、先に進めば進むほど敵さんと僕との戦闘力の差が縮まってくる。ボス戦は一戦一戦がプレッシャーとの戦いだ。
「……勇者殿!」
今の一瞬の攻防の間を縫って、ルナが攻撃力アップの補助呪文≪鋭刃≫を僕にかけ、シンディが防御力アップの補助呪文≪硬盾≫をパーティ全員にかけた。
「ありがとう! さあ一気に畳み掛けるぞ!」
この手の敵は守勢に回ると危険だ。こちらが立て直すより前に状態異常と≪魔神斬≫のコンボで死者を量産されてしまう。
とにかく相手の攻撃が当たらないうちに、ルナやシンディが回復呪文に手数を割かずにいけるうちに、可能な限りダメージを与えたい。
「うおおおおおっ!」
僕の≪二段斬り≫が×印を描くようにキングマーマンの胸を切り裂き、続くアヤメの≪灼血刃≫――自分の体力を犠牲にして攻撃の威力を上げる技――が赤いオーラの残像を残し胴を薙ぎ払う!
「――はぁっ! ふぅっ!」
今のでごっそり体力を消耗したようで、アヤメが肩で大きく息をする。強力かつリスキーな技を連発してかなり辛いはずなのに、肉食獣のように獰猛な笑顔を浮かべて更なる攻撃の機会を窺っているみたいだ。
「……爆ぜ散る炎の塊よ、我が言に従い敵を包め――≪爆炎≫なの!」
後に続きルナが唱えた炎の呪文が炸裂、高温の炎と爆風が半漁人の上体を仰け反らせる。
が、倒れそうになりながらも奴の目が怪しい赤い輝きを帯びた。これは、状態異常の邪眼か!?
「――つっ!?」
体中が痺れそうになるのを何とか気合でねじ伏せる。が、アヤメの方は抵抗できなかったようで武器を振り上げた姿勢で硬直した。
「まずい!」
半漁人が麻痺して動けないアヤメに斧を振り下ろす! 僕は素早く跳んでアヤメの前に割り込むと、強烈な一撃を鉄製の盾(この洞窟で拾った)で受け止める!
ぎぃん! と重い衝撃が盾から腕、背骨、腰、足を震わす。盾が内側にへこむようにあっさり歪む。身体中の骨が軋む音と痛みに、思わずうめき声を絞り出す。
痛みを吹き飛ばすように一声吼えて、重い斧を押し返した。見ると今の衝撃で僕の足元に放射状の亀裂が入っている。
「ユウちゃん、大丈夫!? くらえ! ≪回復≫!」
「……戦王殿! ≪解毒≫!」
後衛組からの回復呪文を受け、態勢を立て直す。ただシンディのその掛け声は回復呪文に相応しくないと思う。
「ユウさん、申し訳ありませんわたくしのせいで――!」
「いや、良いからまずは目の前の敵に集中!」
「は、はい!」
奴の邪眼に警戒しつつ再び間合いを詰めていく。半漁人の斧が横薙ぎに振るわれ、もう一度盾で受け止めた時、一瞬の隙を突かれて奴の目が後衛組の方を向く。
「しまった! 耐えて!」
半漁人の目が青く光る――今度は睡眠かっ!?
「こんなものっ!」
「……くー」
シンディは眠気に耐えたようだが、ルナはふらりとよろめきその場に倒れた。
今こいつの攻撃が後衛に向くと不味い! 僕は斧を振るう力を奪うべく、半漁人の右肩と左肩に順番に≪二段斬り≫を放つ!
ラーダトゥムの訓練場で教わった型通りに剣を振るい、力任せの時の威力には及ばないが関節の狙った箇所に正しくヒットした。僕だってちゃんと強くなっているんだと実感する。
そして再び僕の盾と奴の斧の押し合いが始まる。だが両肩に怪我をさせた分、今度は僕の方がじりじりと押しだした。奴が引こうとすれば牽制に剣を振るい、なるべく半漁人をその場から動かさないように立ち回る。
「援護するわ!」
「……お返し、≪氷槍≫なの!」
僕が時間を稼いでた間に、なんとか≪覚醒≫の呪文が間に合ったようだ。態勢を立て直した後衛陣からの追撃が呻る!
シンディの槍スキル≪長刺≫が喉元に食い込み、ルナの唱えた≪氷槍≫が魚形状の尾を貫通して床に縫い付ける。ちなみに≪長刺≫は自分と敵の距離が離れているほどダメージが高くなる槍スキルで、聖騎士を後列に置く利点の一つである。
「アヤメ! 今だ!」
「はいっ!」
奴が動きを止めた瞬間を逃さず、アヤメが高く跳ぶ! そして腕力、重量、落下の勢い、あとスキル補正、全てを乗せた凶悪な一撃を叩き降ろす!
「はああああああっ!!」
キングマーマンのお株を奪う≪魔神斬≫が、流星や落雷もかくやと言うほどの勢いで敵に襲い掛かる! 本来は低命中率のギャンブル技だが、今は僕達三人で押さえているので逃げることを許さない!
――かくして、アヤメの今持てる最大威力の斬撃が、この洞窟のボスであるキングマーマンを頭から尾びれまで真っ二つに斬り裂いた。
――ついでに、僕達が今立ってる岩盤も、真っ二つに斬り割った。
「って、うわっ!?」
「きゃあっ!?」
向かって左側の足場が、アヤメの攻撃の余波によって切り崩され、ゆっくりと斜め下にスライドしていく。アヤメが巻き込まれるようにバランスを崩した!
「アヤメっ!」
咄嗟に手を伸ばし、アヤメの腰を抱き寄せて後ろに倒れ込む。……いや、腰を抱いたのに他意は無いよ。手首を掴むとドラゴンバスターの刃で指が飛ばされそうだっただけだから。
そして、抱き合うような体勢になってちょっと気まずい。あと胸同士を押し付け合う魅惑の体位になったんだが彼女の装備している鉄の胸当てが邪魔で悲しかった。このレポートを持って『ファンタジー世界の戦士系女子キャラに鎧は必要か不要か論争』に一石を投じたい。
「ふわわわっ!? す、すみませんっ!」
慌てて立ち上がるアヤメ。彼女の手を借りて僕も起き上がる。
アヤメがかち割った岩盤の残骸が丁度今、眼下の深い海に落ちて大きな水柱を上げたところだった。
見渡すとその余波か、壁や天井も含むあちこちの岩がひび割れ始め、今まで見てきた滝とはまた別の箇所から水が噴き出したりしている。
「もしかして、崩れる?」
「……早く撤退、なの……」
慌てて魔石とボスが持っていた水のオーブを回収し、崩れ行く洞窟の中僕らは≪脱出≫するのだった。
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なぜなに『ラビドラ』!
第9回:今回登場のスキル解説
≪魔神斬≫
剣・斧スキル。戦士、戦王、魔剣士が修得。消費MP8
敵単体に<斬>属性で攻撃する。ダメージは通常攻撃の2倍で、更に命中すると必ずクリティカルヒットになる。
但し命中率は低く、何も考えずに撃つと5回に1回ぐらいしか当たらない。
ギャンブル性の高い浪漫スキルであり、今日も多くの戦士や戦王が分の悪い賭けに挑む。
≪長刺≫
槍スキル。勇者、戦士、戦王、聖騎士が修得。消費MP6
敵単体に<刺>属性で攻撃する。遠隔攻撃扱い。
自分と敵との距離が離れているほどダメージが大きくなる特性を持つ。前列→前列で通常攻撃と同じ威力だが、前列→後列または後列→前列で通常攻撃の1.4倍、後列→後列で通常攻撃の1.8倍。
≪前傾の構え≫
攻撃補助スキル。戦王専用。消費MP8
5ターンの間、自分の近接攻撃のダメージが1.6倍になり、自分の防御力が半分になる。
他の攻撃補助スキルとの重ねがけはできず、後からかけたものが有効になる。
戦王のピーキーなスタイルを特徴付けるスキルその1。
≪灼血刃≫
近接攻撃スキル。戦王専用。消費MP1
敵単体に近接攻撃を行う。その際の追加コストとして現HPの半分(端数切捨て)を消費し、消費したHPと同じ数値をダメージに追加する。
例えばHP200の時に使えば、HPを100消費して攻撃のダメージにも100追加する。
攻撃補助スキル等の影響でダメージに倍率がある場合は、先に倍率を掛けて最後に追加分を足す。
戦王のピーキーなスタイルを特徴付けるスキルその2。
≪雷光鎚≫
攻撃呪文スキル。勇者専用。消費MP30
強力な落雷を呼び、敵全体の中から3~5体をランダムに選んで<雷>属性ダメージを与える。
ダメージ目安は≪火弾≫の10倍、≪極炎柱≫と同じくダメージ倍率は全呪文中最大。
同じ敵には複数回ヒットせず、ランダム対象なので狙った敵に当たるかどうか判らず不確定要素の高い呪文。
敵が3体以下なら全体攻撃として安定して使えるが、MP消費が大きいため勝負を決める時の大技として大事に使うべき。
≪覚醒≫
回復呪文スキル。勇者、治癒術士、聖騎士、賢者が修得。消費MP5
味方一列の「眠り」と「混乱」を回復する。
≪解毒≫
回復呪文スキル。治癒術士、聖騎士、賢者が修得。消費MP2
味方単体の「毒」と「麻痺」を回復する。
≪鋭刃≫
攻撃補助呪文スキル。魔法使い、魔剣士、賢者が修得。消費MP8
5ターンの間、味方単体が与える武器攻撃のダメージを1.4倍する。
他の攻撃補助スキルとの重ねがけはできず、後からかけたものが有効になる。
「アネルの力水」の呪文版に近い。
≪硬盾≫
防御補助呪文スキル。治癒術士、聖騎士、賢者が修得。消費MP4
5ターンの間、味方全員が受ける物理攻撃(<斬><刺><叩>属性)のダメージを0.75倍に軽減する。
他の防御補助スキルとの重ねがけはできず、後からかけたものが有効になる。
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今回新規登場スキルが多いのは前回の特訓編の成果です。




