表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

初恋

これはただ純粋に和夫君を応援したくなるようなお話。




それでは、幼稚園のころの和夫君から!



初めての幼稚園、和夫は不安な気持ちと一時的ではあるが親と離れるという事で門の前で泣いてしまった。



「いやぁぁ、お母さん

どこ行くのぅ」



はじめの一週間はこんな感じであったが、その内泣くことはなくなった。


幼稚園に通い始めて2ヶ月

和夫は恋をしていた!


かなり美人の先生だ!


5歳のくせにかなりの面食いである。

和夫はかなりシャイなので先生とあまり話していなかった。

そんな和夫が今日何と先生に話しかけようとしているのだ!




「あっ

あの…

先生

先生はび、び、び」


「び?」


頑張れ和夫!




「先生は鼻炎だね!」


「えっ!違うけど、どうして?」


「………」


和夫〜

お前は何を言っているんだ!

そうじゃないだろ!美人と言いたかったんだろ!「鼻炎だね」なんて言われて喜ぶ奴はいないぞ!


「あっ

あっ

あの

生」

おうっ和夫頑張れ〜!


「なぁに和夫君」



「先生はき、き、き」


「き?」





「先生はキセル好きだね。」


「キセル?好きじゃないけど、どうして?」


「………」




和夫〜

何でお前はさっきから決めつけたような言い方をするんだ!

せめて疑問系でいけ!




「和夫君面白いね!」



「せ

も、お、お、お」



「お?」



返事するだけだぞ和夫!




「先生は俺の事どう思う?」



「えっ?


面白いとおもうけど」


「………」





どう思うじゃないだろ!答え出てんのに聞いてどうするんだぁ!



「あっあの子達また喧嘩してる、ごめんね和夫君またね。」



この日和夫は自分の情けなさに枕を濡らした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ