少年天使ちょい悪ズ
男子の夢、正義のヒーローに変身したっていうのに服ががっかりだ。
他のメンバーの少年二人も困っている。
ライダーやレンジャーみたいな格好いいやつかと思いきや、ふりふりスカートにパステルピンク、水色、レモンイエローだ。
敵と戦う時も、スカートだから思いっきり動けない。
「ついにあの必殺技を使う時が来たか。」
「そうだな。」
三人で陣形を作る。
そして叫ぶ。
「源氏パイビーム!」
必殺技は悪人どもに当たる・・・と見せかけて通り過ぎた。
これには悪人どもはびっくりした。
ビームはこの話の作者に当たった。
「ああすっきりした。馬鹿馬鹿しいから帰ろう。」
ヒーローだった少年たちは変身を解除して帰ってしまった。
「あれ?俺たちはいいの?」
悪役たちはその場に立ち尽くした。