小さな勇気と憧れ-2 メリッサの憧れ
「あ、メリッサだ。おはよう!」
そう、街をミライとリザがランニングをしていると学校に向かうドンの娘のメリッサとであった。
メリッサの友人達は少し驚いていたが、イケメンと言っても過言ではないリザに見惚れるのもいるようにミライは感じた。
「ミライとリザさん。こんにちは!仕事上がり?」
「うん。メリッサは今日は学校だったんですね」
そう聞くとメリッサは頷いてこう答えた。
「うん。そう〜。そろそろ進級試験も終わってあとは暇だけど、春休みまで友達といたいんだ」
「そうなんですねーところで、来年卒業だけど進路はどうするんですか?家の手伝い?」
ミライはそう気になっていたことを聞いてみることにした。
なんだかんだで、この世界に来てから歳の近い同性の友達という友達はルーシーとメリッサしかいかいからだったーーー
この世界だと15、6歳で社会に出る事が多い。
義務教育も12歳までで、それ以降は職業専門校や高等教育校の別れている。15歳以降の教育は一部の人しか行かないような雰囲気になっているーーー
メリッサは3年制の高等教育校に通っていて来年3年生になってそろそろ進路を考えないといけない時期になっていた。
「うーん。迷ってる....卒業してどうしようかなって。多分、弟と妹達がいるから家族を手伝いながら考える」
それを聞いた、ミライはふと自分のことを思い出した。
年齢で言えば中学生の頃の話だーーー
「消防士になる!」と進路希望書に書いていの1番に提出していた頃をふと思い出す。
「えらいですね。褒めてあげますー私なんてずっとこの仕事がしたいって言って家族のお手伝いなんてしてなかったですからね」
ミライはそう言ってメリッサの頭をわしゃわしゃわと撫でたーー
メリッサはなんだかんだで、ドンの大家族の1番年上の長女...きっと弟や妹のことも考えているのかなと感じられたーー
「えらいぞよしよしよし」
「ちょ、やめてよミライ」
そうメリッサは笑顔で言っているのを見てミライもふと笑顔になったーー
そしてメリッサは身をくねらせてうまい具合に、ミライのヨシヨシ攻撃から身を逃して手を振りながら学校へと向かっていった。
「遅刻するからもう行くね!あ、今度のフットボールの練習きてよね!じゃあ!」
「オッケー」
そう言ってミライは手を振ってメリッサを見送った。
それを見ていたリザは微笑みを見せてこう言った。
「ミライのそう言うところ、すごいと思うよ」
「え!そうなんですか!?」
「私はそう言うコミュニケーション取るの苦手だからね。ミライみたいに私も学ばないとね」
リザはそう言ってサムアップを見せて走り始めた。
ミライはふと彼女が完璧じゃないんだと言うのをふと感じてどこか安心感を感じながらも....
「あ!待ってください!リザさん」
リザに追いつくために前向きにやっていこうと言う気持ちになれた。
リザの体力は並の人じゃ勝てないぐらいある。
でも、それがあるのは日々の努力と彼女なりにある負けん気の積み重ねの結果だと言うのをミライはドンから聞かされていた。
『ミライの根性なら、問題ない!お前も立派な消防士の一員だな』
そう訓練センターを出たときにドンから言われたのをふと思い出していたーー
どんなに折れてもそこで立ち止まれるようにミライはいつも心の中で思い出すようにしていた。
しかし、そんなことを思いながらも、
リザの体力回復メニューはそこそこハードにミライは感じられた。
寮に戻ったミライは自室に入るなり、ベッドに入って飛び込んで目を閉じたーーー
現場があった日は大体こうなるのがミライの日常といえばそうだった。
気がつくと日が傾いて夕方になっているのに気がつきミライは大きく伸びをしてある場所に出かけることにした。
今日は実は、マリンセイル消防の女子フットボールチームの練習に行く日だったから、女子寮の近くにある芝生の運動場へと向かった。
この世界のフットボールってほぼほぼミライがずっとやってきたサッカーと同じスポーツで好きだったサッカーをやれると言うことで少しワクワクしながらチームに参加することにしていた。
「あ、ミライだ!」
そう声をかけてきたのは、スポーツウェアに身を包みメリッサだった。
彼女の横にはメリッサの学友も数人いてミライはふと今日は...
メリッサのフットボールチームとの合同練習だったことをふと思い出した。
「お疲れ様〜メリッサ」
「今日はよろしくお願いします」
メリッサがそう言うと、メリッサの学友達もそう口を揃えて同じように言ってきた。
ミライはどこか照れ臭くなったけど、ニコッとしてメリッサにこう言った。
「なんか、メリッサがかしこまると変」
「いいじゃん。これがチームの慣習なの!?」
それを聞いたミライは鼻で笑って近くにあったボールを足で寄せて爪先に乗せてリフティングをし始めてこう言った。
「じゃあ、みんなリフティングからしましょう。勝負です」
「今日は負けないから!」
メリッサがそう言ってボールをみたいと同じように足で掬い上げてリフティングを始めた。
おーっと声を揃えてメリッサの学友たちもリフティングを始めていた。
それなりに続けてたところで、
次々と脱落して行くならで、メリッサとミライの一騎打ちになっていた。
正直なところ、ミライのレベルはこの世界だと高い方らしく...
この世界に来てから調子の良すぎる身体を駆使して、曲芸じみた技を連発して余裕を見せていた。
それを横目にメリッサは黙々とリフティングを続けていた。
メリッサを見てどこか頑張っている自分を見ているように感じられた。
でもその姿勢がきっと大切なんだろうなとミライは感じた。
ミライのレベルにメリッサは追いつこうとしている。
それは、仕事でのミライとリザと同じようにも感じられたーー
「おっとと...」
ミライは考え事をしているとコントロールを間違って、あらぬ方向へボールを飛ばしていった。
「あー負けちゃいましたね」
そう、ミライは言いながらボールを追いかけてボールを地面におろした。
その声をメリッサは聞いてなかったようでただ目の前のボールのことに集中しているのが目に入った。
「メリッサの勝ち!」
「メリッサ!すごい」
そう学友の声が聞こえてメリッサはふとミライの方を見て、勝ち誇ったような表情を見せた。
「ミライの負け」
「そうですね。すごい!メリッサ!褒めて遣わす」
ミライはそう言うとガシッとメリッサを捕まえて頭を撫で撫でした。
「勝ったから、仕事のこと何か教えて」
そう言った
メリッサはどこかそうと目を輝かせて、ミライを見つめていたーー
ミライはそれを聞いて、メリッサを離してこう言った。
「ふーん。そうですね....
火事だと煙が1番怖いんです。人間が走るぐらいの速度で追いかけてきます。でも、空気より軽いから天井に先に溜まるから消防士はしゃがんむことが多いですっ。
こんな感じで」
ミライはそう言って、屋内進入をする際のしゃがんで進むポーズをとって実際に動いてみせた。
「煙は絶対吸っちゃダメって思えておいてください。こうやって姿勢を低くして。ハイハイでもいいかもです。
そうすると安全ですーーー
そうね、あとは煙は隙間から漏れてくるから煙が出てる部屋は閉めてください」
そうどこか得意気に行くとメリッサと学友達は目を輝かせてはいっと言った。
「じゃあ、次のメニューいきましょうか...ロングパスの練習です」
ミライはどこか恥ずかしくなって、そう言って話題を変えることにした。
ミライ「うーん悔しいですが。さすが、メリッサ」
メリッサ「練習したんだから!」
ミライ「そのいきです!じゃあ、メリッサ、火事の時の煙の復習です」
メリッサ「煙は吸ったらダメなんでしょ」
ミライ「その通りです!火で亡くなるよりも煙の方が実は危ないんです。だから、消防士は空気呼吸器を背負って煙を吸わないようにしてみんなを助けにいくの」
メリッサ「へぇーお父さん。そういうこと一切教えてくれないから、すごくなりほどってなるよ」
ミライ「じゃあ、メリッサ。次回告知をお願いします」
メリッサ「え、え。あ、これか...次回、要救助者がまだいる!
ミライ、クロエさんにリザさんの現場での活躍が見れるのね。楽しみ!乞うご期待!」