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ファイヤーガールズ!  作者: アーサー・リュウ
港町マリンセイル!
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港町マリンセイル!-2 機動第二小隊


ドン・ロック少尉はまだ2階かえあ黒煙が立ち込める4階建てのマンションのベランダに人影が出たのを目にしてこう言った。


「ミライが49を連れて出て来た!!リザ!梯子をベランダに架悌(かてい)しろ」


「はい!小隊長!!」


リザ・アカハノ軍曹はそれの指示をすでに先読みしていたのか鉤付きハシゴを持ってきてベランダに鉤を引っ掛けて強度を確認した。


強度を確認できると背負っている空気ボンベに救助用に使うロープを引っ掛けてリザはすいすいとハシゴを登っていき、人影が見えたベランダに進入した。


「リザさん!49確保!!」


ベランダには逃げ遅れの5歳ぐらいの少女がいてその後ろには膝を地面に付けて疲れ切ってるミライの姿がった。


リザはミライの背負っている空気呼吸器のボンベの残圧を確認して顔色を見てこう言った。


「降りれるな?49を先に降りすーーーミライはその後で降りてこい」


「大丈夫です!さぁ、もう大丈夫だからママのところまでこのお姉さんの着いていってくださいね」


それを聞いた、少女はうんと頷いて答えた。

リザは少女に安全帯を巻いてロープで安全確保をするように自分の体に巻き付けて少女の安全帯に取り付けた。


そしてリザは少女を持ち上げた。

それを見ていたミライがこう言った。


「大丈夫!お姉さんが支えてくれてるから、ゆっくり梯子を降りていって」


少女は震えながらうんと頷いてハシゴをゆっくりと降りていき、地上で待っていた母親に抱きつたのを見ていた。


ミライはフラフラしながら四つん這いになってしまった。

それを見たリザがこう言った。


「ミライ!しっかしろ!帰るからな!!」


「よし...」


ミライはそう返事を返して首を振って、梯子に手を伸ばして降りる姿勢をとってゆっくりと降りていったーーー


地上に降りたミライは重たい足を動かしながら、

ハシゴ車の横に座り装備を外した。


すると待っていた小隊長のドンがバケツに入った氷水をミライにぶっかけてこう言った。


「無理するなって言っただろ。ミライ....ま、でも。あの速さで49をほぼ無傷で現場から救い出せたからのいいけどな。


あとは消火隊がどうにかするから、休んでろ」


「はい。小隊長....」


ミライはそれを聞いて怒られると思って自分の無理な行動を反省してしゅんと暗い表情になっていた。


鬼のロック教官と呼ばれた小隊長はポンとミライの肩を叩いてこう言った。


「顔上げろミライ。属長としてはあまりいい判断だったとは思わないが....

お前の咄嗟の行動で救えたから結果オーライだ。よくやったーーー」


ミライはそれを聞いてどこか嬉しくなって微笑むとドンはニコッとはにかんで、サムアップを見せた。


ミライはホッとってだんだんと黒煙が白煙に変わり中の消火が進んでいくさっきまで入っていたマンションを見ていた。


「引き上げるよ。ミライ」


そうリザの声が聞こえてミライは立ち上がった。リザはポンとミライの肩を叩いてこう言った。


「ナイスだけど。限界は知ってよね」


「はい。でも、止まれなかったんです」


「まーそうだとは思った。ま、帰って活動の見直し会だね」


リザはそういうと歩き始めたのでミライもそれに続いて行ったそして二人は乗ってきた第二機動小隊のポンプ車に乗りこんだ。


ミライは訓練センターを卒業した後。

ドンとリザのいる機動第二小隊の配属となったーーー


機動第二小隊はマリンセイル消防大隊の中で特殊な任務をこなす部隊でその任務は多岐にわたる....

位置付け的にはマリンセイル消防の管内を縦横無尽に駆け巡るまさに機動を目的とした部隊である。


隊長のドン・ロックと1番員で副隊長リザ・アカハノはミライの訓練センター時代の教官にあたり、

機関員のレオン、2番員の直属の先輩クロエ、そして3番員のミライという形になっている。


今日はレオンとクロエは他の任務に駆り出されてこのポンプ車の乗組員からは外れていた。


機動第二小隊が配置されている、分署はマリンセイルの中心街であるサクラギ街の一角に分署にある。

サクラギ分署はヨットハーバーが見えるおしゃれで小綺麗な場所にあって、実は観光地のような一面もある。


分署の中に車を入れる時は、ミライがバック誘導を行うことになっていっていつも通り車を降りて誘導を行った。


「停止!」


ミライはそういうとハンドル握るリザがブレーキを踏んでクラクションを鳴らした。

そして、ドンが窓から顔を出してミライにこう言った。


「資機材の点検を頼む!終わったら、飯にしよう....ウチで出前取ってるからーーー楽しみにしとけよ」


ミライとリザはそれを聞いてガッツポーズをして喜んだ。

ドン・ロックは副業で家族でダイナーをやっていて、時折。署内の食事で出前をとるようにしていた。


ドンの妻フィオが作る料理はどれも美味しいくて、ミライとリザのお気に入りであった。その中でも....


なぜか、この世界に存在していた。

ビピンバと親子丼がロックダイナーではメニューに存在していてそれがお気に入りであった。


出前と言ってもすでに毎回ドンが注文をするので、割と気まぐれでメニューが決められるが...


「まぁ...どれも美味しいので大丈夫です」


ミライはそう呟くようにいうとリザが車から降りてきて、車の横に備え付けられている格納庫から使用した資機材を取り出し始めた。


ミライはそれに気がつき素早く他の資機材に点検を行うことにした。

ボンベの残圧を確認してミライはふと思ったことがあった。

自分の使ったボンベの残圧とリザの使用していたボンベ残圧の差が相当開いていたことだった。


「リザさん...呼吸のコントロールやっぱり上手いんですね」


さっきの現場でリザもミライと同じく、空気呼吸器を使用している場面があって同じ時間というわけではなかったが...

どう考えてもリザの方が呼吸回数を少なく抑えて効率的に行動をしている事がわかった。


「比べないでくれよ。場数も違うんだから」


そうリザの声が聞こえてきてミライはハッとしてこう言った。


「でも、他のことでも私まだまだで....」


「学んでいけばいいんだ。それでいい。こっちの点検終わったから。終わってないの教えて」


「え!もう終わったんですか!?」


リザの手際の良さには毎回驚くミライであった。

驚いてるところにひょっこりと顔を出してきて余計にミライは驚いた。


「ボンベ交換と防火衣がまだです」


そうミライは終わってない事項を伝えるとリザはミライが確認を終えた空気呼吸器を手に取ってこう言った。


「ミライもなれるから。諦めないでくれよ」


「は、はい」


ミライはそう答えると残りの自分がすることに集中することにした。


リザはマリンセイル消防大隊内で優秀とも言える逸材というのを実際に現場配置になってから聞いた。

ミライの今の目標はリザのような消防士になることになっていた。


資機材の点検を終えたミライとリザは分署内にある機動第二小隊のオフィスに戻った。

オフィスではすでに隊長としての報告書類を書き始めているドンが目に入った。


「今日は、レオンとクロエは別件で出てたんだった...次の当務事はあいつらも戻ってくるから訓練でちょっと色々と試したい事がってな。

訓練センターも抑えれたから十分訓練はできそうだ」



リザが気になったのか、ドンの書類を背中から見てこう言った。


「何の訓練をするんですか小隊長?」


「とある危険物運搬輸送に伴う救助と警備訓練だ」


それを聞いたミライは首を傾げた後...頭に浮かんだ機動小隊が受け持っている特殊な任務をふと思い出してこう言った。


「もしかして...護送と事故時の消火と救助ですか?」


「一応俺たちは機動『警備』小隊だから一応やらんといけないからな」


そう...

本当に時折だが、危険物に関わる警備任務をすることがあるのであったーーー


ふと、普段しない慣れない業務の訓練を予定されたのでため息を吐きたくなる気持ちだったが....

明日の非番のことを思い出してミライにっこりとして、ドン見つめてこう言った。


「とりあえず、明日のドン隊長のお店でのスペシャルモーニングたのしみです」


「ミライ...お前切り替えが早いな」


ミライ「ところでドン隊長はなんでお店をしてるんですか?」


ドン「あー嫁がしたいって話があってな。それで知り合いの空き物件をもらって始めたんだよ。かれこれ....16年続いてるか。この仕事、割と休みもあるから休みの日はキッチンで立ってるよ」


ミライ「なるほど、そうだったんですね」


リザ「消防大隊だと支障なければ、副業も大丈夫なんですね」


ドン「ああ、特定の条件はあるけどな。ま、のんびり家族でやらさせてもらってるよ。ところで、出前は無理だったみたいだか。

晩飯は何か作るとしよう....買い出しでるぞ。リザ、車回してくれ」


リザ「了解しました。小隊長」


ミライ「リザさんため息が....次回の告知?あ、忘れてました!

次回、ミライの日常です....

私の仕事以外の密着ですかね...異世界での一人暮らしの話乞うご期待です!」

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