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ファイヤーガールズ!  作者: アーサー・リュウ
港町マリンセイル!
2/23

港町マリンセイル!-1 訓練センター


この物語は、一人のある少女はひょんなことから異世界にやって来て....

異世界の某共和国にある第二の都市であり温暖でどこか南国のような雰囲気が漂う国際都市でもある港町マリンセイルで憧れだった消防士になって行く物語です。


夏の日差しはどこかカラッとしているが、暑いのには変わりないーーー

マリンセイルの夏は青い海に白い砂浜がよく似合うような場所です。

しかし、主人公にはあまり関係がなかったーーー


本編に入る前に、主人公の経歴を簡単に紹介しよう。

彼女の名前は、キサラギ・ミライ

元々は日本で普通に高校生をしていた少女だ。

少し周りと違うことで言えば、心臓に疾患があって激しい運動ができないのが中学生の時に発覚していた。


彼女の将来の夢は....

「パパとお兄ちゃんみたいになる」と言い続けていた。


父と歳の離れた兄は共に東京消防庁でオレンジ色の救助服を着ている救助隊員だった。

詳しいことはミライは知らないけど、とにかくかっこいいということだけは確かだった。


ワクワクしてみていた。

父兄だけでなくて赤い大きな車もすごく好きだったーーー


自分も同じ道に進むんだと思っていた矢先....

病気が発覚したのだったーーー


そして、その病気は身を蝕んて行ってーー

ミライは高校を卒業する前に異世界へと転生した。


ファンタジーの世界の異世界転生するとかって思うかもしれないけど、実はそうじゃない世界も存在しいて。

彼女にはそこに行ってもらうことにしたーーー


前世とは違う人生を歩んでもらうためにーーー


では、ここから本編を始めさせていただきます。



ーー マリンセイル市郊外 マリンセイル消防大隊訓練センター ーー


シュー...シュー...


そう息を吸うごとに音が聞こえながら、手足を使って周りを把握しながら真っ暗な部屋を防火衣を纏い空気呼吸器を背負って少女は進んでいた。


「誰かいますか!?」


大声を出しても口にしてる音がこもってあまり大きな声になってはいなかった。

それでも、誰かがいるかもしれないから呼びかけるしかなかった。


進んでいくと端についたのだろうか...足が壁に当たって行き先を塞いできた。

でもどこか不自然さを感じたのでてで「それ」をじっくりと触って見た。


ある意味では目隠しされてるから何かなんて判断はつかない。

でも...


「足!足!49発見!49発見!!」


ミライはそう声を出して、腰に繋がれたロープを2回引いた。

そのあと、同じく空気呼吸器をつける人物の何かしらの声が聞こえてロープが2回引かれるのを感じ取った。


バディのルーシーがロープ沿い近寄ってきたのを感じ取って、彼女の肩をポンと叩いてこう声をかけた。


「ルーシー!足をお願い」


「よし」


ルーシーはそういうと足を探してからミライにこう言った。


「行くよ!1、2、3」


合図とともに要救助者役のダミー人形マイクを持ち上げてる。

ミライはずっしりと感じる重さを感じながら、持ち上げた。


出口に向かって、ルーシーが足を進めて行くのを見てミライはそれについて行くように足を進めた。


建物の外に出るとホッとした二人は、同時に真夏の日差しを浴びて外が熱いことに気がつき座り込むようにしてダミー人形を地面に置いた。


マイクの頭の部分がボロンと音を鳴らして地面に落ちたように倒れたのを見ていた教官がミライにこう言った。


「キサラギ候補生!49を殺す気か!!」


そう怒号に近い声が聞こえてきた、鬼教官のドン・ロックだった。

ゴツい腕でマイク人形を片手で引き上げ肩で背負い軽々と近くにあったタンカーに乗せた。


「49は人だ!それを忘れるな!!気が抜けたのか知らんが、お前らの仕事はまだ終わってない!!!

全員腕立て伏せ用意!!」


候補生たちのハイという声が聞こえて、全員が一斉に腕立て伏せの姿勢をとったーーー


蝉の声が聞こえて、汗が滝のように流れ出ていた。


消防車の前で腕立て伏せの姿勢でずっと待たされている20人の新人達は

身体から発せられた汗は身体のいたるところ伝って防火衣の下に来ている服に吸収されていった。


それを涼しい顔をしながらも同じ姿勢で汗を流しているドン教官はこう言った。


「マリンセイルの夏は暑いからな〜慣れないとやばいからなーお前ら頑張れよ。

暑熱順化してないと本当に死ぬからな、お前らはすでに身体は暑さに慣れてるはずだから気合いでいけよ。よし、やめ!」


教官のその声を聞いて、新人の殆どはクタクタになったのか潰れるように地面に倒れ込んだ。


しかし、ミライはフラフラしながらも立ち上がった。


「おお、いいぞ。キサラギ候補生。気合い入ってるな!さっきもその気でやれば正解だ!」


「は、はい!」


そう声を出した瞬間倒れそうになったので踏ん張ったが、身につけている防火服と空気呼吸器に耐えきれず膝をつく形で地面にしゃがみ込んだ。


「気合いは十分だが、だが、限界は知っておけ。

全員装備を外して次の指示があるまで休憩だ」


はいと全員の返事が聞こえて、教官は走って行ってしまった。

それを見送った候補生達は疲れ切った様子でゆっくりと、日陰の方へ向かっていき、装備を外した。


ミライも同じように日陰に行って、装備を外して近くに置いていた水筒の水を飲み干して、

塩の入った瓶も手にとってそのまま塩を口の中に入れた。


身体が思った以上に動くことはミライにとってはすごく嬉しいと思うことだったが...

流石にキツイことはあまり好ましいことには思えなかった。


息を整えたミライは目の前で顔を覗くように見ている金髪のポニテールをしてる助教のイケメン女性隊員のリザがこう言った。


「大丈夫、ミライ?」


「はい。大丈夫です」


「キツイことしてて周りはうだって、苦しい顔してるのにミライは不思議だな。どこか、嬉しそうな顔をしてる...ドMなのか?」


「ち、違いますよ」


そう思わず言われた変なことを返すと周りの同期の候補生達がくすくすと笑い始めた。

同期の仲間たちは、ミライのガッツを賞賛する声を出しながらも彼女が追い込み魔であることを言って、リザの言葉に同意していた。


ミライはそんな冗談もどこか受け入れられるぐらいは心に余裕を持てていた。


今の自分が....

思い通りに動ける自分がーーーー

こんなに輝いてる自分を見ているとなんでもポジティブに捉えられる。


そうミライは思い笑い始めた。

消防車の窓に映る自分が想像していた望んだ未来になっていたことに嬉しさを感じていたーーー


どこか、候補生達の笑いを見てリザは何か不適な笑みを浮かべてこう言った。


「どうやら、元気なようだなーーー腕立て伏せ用意!!」


えぇぇ...っとため息に近い声が聞こえて候補生達は腕立て伏せの姿勢をとった。


「ルーシー。まだ動けるな?ミライを救護室に連れて行ってやれ」


「はい!」


ルーシーはそう返事を返すと、腕立て伏せの姿勢を解いて動けなくなったミライに肩を貸して立ち上が救護室に向かって歩き始めた。


それを見送った、リザは同じく腕立て伏せの姿勢をとって回数を数え始めたーーー


救護室に行く途中で、ミライはルーシー話しかけた。


「ごめんね。ルーシー」


「大丈夫だよ。でも、ミライってすごいよねーーーみんな、すごいのに...それに負けないミライがすごいよーーー

私はすーごく辛いのに...ミライは平気なの?」


「勝ち負けなんて気にしてない。私はすっごく嬉しいから頑張れてるーーーそれだけ」


「すごいな....私も、ミライみたいにガッツのある人になりたい」


救護室に着くと、ルーシーはミライをベッドに座らせた。ミライは息を整えながらルーシーのどこか嬉しそうな顔をしてるのを見てこう言った。


「サボれちゃいましたね」


「ね」


ルーシーはそういうとウィンクをしてミライをベッドに寝かせてこう言った。


「でも、サボってられない。ミライには負けたくないから...バディとして卒業まで勝負だからね。じゃあ、早く体調戻してね」


「うん。オッケー」


ミライはそういうと近くにあったボトルに入った水を飲んでゆっくりと目を閉じたーー


ミライにとって今に状況はキツイ厳しいという感情もありながらも、同時に昔では考えられなかった未来に自分がいることが嬉しくて仕方がなかったーーーー


『私、消防士になれるんだ』


そのことでワクワクしててつい、限界を越えることが多々あった。今回のこれもその一つのように感じた。


そんなことを思いつつ、

目を閉じるとスッと身体が沈んでいくような感覚に襲われ行ったーー


救護室を出て行ったルーシーの声が廊下から聞こえる。


「教官!失礼します!」


そのあと、救護室に入る足音が聞こえてきて....

その教官がすぐ隣に来たことに気がついた。


なんだろうと思ったら....どこから遠くからドン教官の声が聞こえて来た。


『ミライ!よくやった!!ただ、限界を知らないとないけないってあれだけ言っただろう!』


ミライは目を開けてふと、今自分がいる状況を思い出したーーー


真っ黒い煙の中でコホコホと咳き込む小さな少女を見つけて、彼女の手を掴んで自分の近くに引き寄せた。


無線機で上官の報告を行ってミライは進入してきたベランダへと這って移動していった。

ミライ「皆さん!どうもこんにちはミライです。マリンセイル消防大隊の新人は候補生としてみんなこの訓練センターで訓練を受けてます」


リザ「あー懐かしいな!私もきつかったのははっきり覚えてる」


ミライ「助教もそうなんですね。ではでは、第一回目の記念すべきこの後書きコーナーはどう進行しましょうか?」


リザ「テキトーにやって聞いてるぞ」


ミライ「え、なんですかそれ...ふむふむ。わかりました!ではこの私ミライ・キサラギの好きなモノをご紹介!?」


リザ「消防車だろ」


ミライ「はい!その通りです!赤い車かっこいいじゃないですか!?最高です♪でも、それと同じぐらい 、甘い物も好きなんですよ〜助教もそうですか?ビスコッティ焼いてきました」


リザ「すごいな!こんなのも作れるのか!?」


ミライ「えっへん。もちろんです!主人公ですから!!」


リザ「それ関係なくないか?まーいい。次回の告知を頼むぞ。ミライ」


ミライ「了解です。リザさん!次回、第二機動小隊。乞うご期待!?

あ、フィナンシェも作ってます」


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