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ファイヤーガールズ!  作者: アーサー・リュウ
要救助者はテロリスト?
13/23

要救助者はテロリスト?-2 ミライの思い

「ミライ大丈夫か?」


「は、はい!」


ミライはハッとして地のついた手袋を外して、持っていたビニール袋に入れた。


周りを見渡すと騒然としているのが続いているのが見て判断できた。


ミライは自分を落ち着かせるために深呼吸をしたが....慣れない防弾チョッキの圧迫感でどうしても呼吸が浅く早くなっていた。


「いい。ゆっくりでいいから落ち着かせろーーー王女はこっちのルートを来ない。

別のホテルに移動になった。私たちの出番はなさそうだから落ち着いて」


「は、はいーーー」


ミライはそう答えると少しづつ落ち着いていくのを感じ取ってリザにこう言ったーーー


「犯罪現場なんて初めてで...今まで災害現場での49を見てもどうもなかったんですが....」


「あれだけの血を見ると焦るもんだよ。訓練通りの動きができてたから上出来だ。

止血もできていた、あとは医者と彼女の体力次第だ」


「は、はい...でも、本当に助かったのかが....」


「ミライ。私たちはちゃんとバトンを渡せたーーー心配する気持ちはわかる。今までの仕事だと49は意識もあって元気だったからな....でも、自分の積んできた訓練と仲間を信じて」


リザのその慰めに言葉にミライは心を落ち着けることができたーーー


「苦手意識はあったが、出来るだけのことはした。

訓練通りにできた...」


ミライはそう呟くように言って今までやってきた応急手当の訓練を思い出してその通りに動けていたことを思い出して自分を納得させた。

そして、リザの方を向いてこう言った。


「リザさん。ありがとうございます。私もっと頑張って見ますーー」


「よし。それでいいーーーとりあえず、警備解除の指示が出るまで警戒は継続だから。頑張ろう」


「はい」


ミライはそういうと大きく息を吸って深呼吸をして自分の持ち場に戻りことになったーーー


その後何事もなく、

交代の要員が来て、警備を担当している海軍士官から警備解除の連絡を受けて署に戻ろうとした時にアリサとミレーヌは

警察官の一人からから後日でいいので警察に事情を話すようにとの指示を受けた。


ミライとミレーヌはそれを承諾して、署に戻ることにした。

警備任務に駆り出されていたマリンセイル消防大隊の隊員達は同じ車に乗り込んで署に帰ることになった。


署に戻るや否や、武器庫に立ち寄り持ち出した小銃を倉庫に戻すことになったーーー


銃を倉庫に戻そうとした時にリザが何かを思い出したかのように言ったーーー


「そう言えば、ミライは実弾射撃の訓練ノルマをまだ終わってなかったよな。20発だけだし、やっていくか?」


リザは元陸軍軍人で銃器には明るく、

マリンセイル消防大隊では数少ない射撃の教官資格を持っている人物で....


軍で定められた訓練ノルマを認定できる人物である。

ちなみ、あとそのノルマを認定できる人材はドンと放火調査隊の曹長ぐらいである。


割と年間での射撃回数を稼ぐのって難しいのでできる時にやっておきたいものであるというのが消防大隊での認識だ。


メインの任務である消防訓練や救助訓練なんかとか毛色が違うので、みんな毛嫌いをして年度末に一気にノルマをこなすか開いた日や休みの日にわざわざ訓練をするという感じになっていた。


それを聞いた今回警備に駆り出されていた仲間の一人ががこう言った。


「あ、じゃあ俺達もいいですか?アカハノ軍曹」


ーーーー


消防大隊本部の地下に射撃場があって、そこに移動して射撃訓練をすることになった。


実のところミライは射撃訓練自体は嫌いじゃなかった。

得意かと言えば普通な腕前だが、静かに落ちついて安全な行動を確実に辿るのがどこか心が落ち着いて面白く感じていた。


昔、少しだけやっていた弓道に似ているようにも感じていたーー


見えるか見えないかの距離にある的に向かって引金を引いて一発一発弾丸を放っていた。

心を無にして、的だけに集中できる時間はあっという間に終わった。


「やっぱりすごいですよね....」


そうミライはリザが撃った的が綺麗に真ん中に弾痕が集中しているのみれ驚いた。


射撃場で最後まで残った人はミライとリザだったの、ミライは気になったことをリザに聞くことにしたーーー


射撃訓練で心を落ち着けるようにしていたが、どうしても気になっていた今日あった事件ことでミライ自身が少し感じていた引っかかるところについて聞いてみる事にした。


「リザさんは...今日みたいな現場だとどう思うようにしてるんですか?」


リザはそれを聞いて、少し驚いた表情をして少し迷ったような表情をしながらこう言ったーーー


「そうだな....すまない、参考のなるかわからないが。やるだけのことをす。そのことにしか集中しないようにしているーーー


もしかすると少し幻滅されるかもしれないが、私はそこをしか見れてないんだ。


バトンを渡して仕舞えば、もう私にできる事はないーーってね....

全部救えなかったのを悔やんだ時期はあった。でもそれは、自分の力ではどうにもならない部分だと感じてるんだ」


リザはそういうとミライの頭をポンと叩いてこう言った。


「ミライは今から、数多くの現場を経験する。私は、一つ一つに全力を注ぐ。

もし、ダメだったら....同じ過ちで救えないという結果を出さないためにやり続けるーーーー」


ミライはそれを聞いてハッとした。

でも、それでもどこか腑に落ちない部分が心の中にあったーーー


もし、助からなかったら....と

そんなことを考えてると自ずと視線が落ちていった。


思い出したかのようにリザは指をぱちっと鳴らしてこう言った。


「そうだ!さっき、ドンから聞いたけど。ミライがちゃんと止血できてたらかあの人は助かったそうよーーーだから、自信持ちな」


リザはそう言ってミライの背中をポンと叩いて笑みを見せたーー


「うん...そうですねーーーよかったです」


ミライはそう言ってリザに笑みを見せたが。

ふとあの時に救えなかったら自分はどう感じてたのかを考えると怖いと感じていたーー


それが見透かされてたのかリザはこう言った。


「ミライ。これは楽観的かもしれないが、深く考えすぎだーー

今回はこれでよかったんだ。

もし心配なら、またその問題が起こった時に考えろ」


リザはそうミライのデコをこづいてそう言って、ミライが撃った的を見てこう言った。


「B+にギリギリ届くかってところか....こんなことがあって疲れてるはずなのにベスト成績を出せるのはミライはすごいな」


「へへぇん。なんか嬉しいです」


ミライは思わず自分の成長に嬉しくなって照れ臭くなった。

それを見たリザはさっきまで落ち込んでいそうなミライが嬉しそうな顔に変わったのをみて肩をすくめて首を傾げた。


そして、射撃場から出る準備を始めてこう言ったーー


「ま、明後日の勤務もよろしくね。明後日はドン小隊長は休みだから....私が隊長だったな。

休んでおいてよね」


「はい!」


「じゃ、銃を返してさっさと女子寮(ガールズマンション)に戻ろうかーー」


ーーーー


2日後。今日の第二小隊のメンバーは隊長にリザ。機関員にレオン、1番員にクロエ、2番員にミライということになった。


「今日はドン隊長何で休んでるんだろ?確か、ダイナー定休日だったからお店じゃないと思うんだけど....」


そうコーヒーを飲みながら昼下がりの静かな時間にクロエはそういうとレオンがコーヒーを啜りながらこう言った。


「あ、お前は知らないのか。今日は、ドン小隊長はサントール英雄墓地に行く日だよ」


「儀仗勤務ですか、先輩?」


そうクロエが聞くとリザがまとめた書類を整えながらこう言ったーー


「詳しくは聞いてないが、降下救難員時代の仲間の命日らしい。それ以上は語ってはくれなかったーー」


「そうなんですね...ドン小隊長の過去ってあまり知らなくて....」


そう会話をしているのをミライはクロワッサンとコーヒーを手に聞いていた時だった。


放送が入り、第二小隊の面々は耳を澄ませた。


『1管区、建物火災、入電中、以上』


ミライはそれを聞いてホッとした。なぜなら、1管区別の署の管内でそうそうないとミライの第二小隊は出場することにはなっていなかったからだ。


『1管区 建物火災 4番街 クイーンズビル

災害番号18 第一出場 P13 P14 L19 R7 A7 A8 指揮1 出場 以上ーー』


そう別の署の出場がかかった確かめてホッとしてミライはクロワッサンを食べようとした時だったーーー


『建物火災 災害番号18番 第二出場 P12 P20 機動2 調査2 出場 以上ーー』


しかし、そうい訳もなく出動指令を知らせる放送音に変わったのを聞いてリザがこう言ったーー


「みんな行くぞ!」



クロエ「さーて行きますか」


レオン「出番か...4番街って遠いな」


リザ「安全運転で頼むよ。任務付与はなんだろう....」


ルーシー「私たち調査隊も行きます!まだ、情報がないんですが...放火テロ事件みたいで」


アリサ「え...それは」


リザ「この時間のクイーンズタワーって事は....49多数の可能性が高いな....準備をしてくれ」


レオン「了解です。第二出場だから....取れる水利は遠いですねーーー」


リザ「詳細な作戦は移動中に無線を聞いて考える。とりあえず、私とクロエとミライは現場到着後、現地指揮隊にドッキングして指示をもらう」


アリサ「了解です!」


リザ「次回、危険な現場ーー乞うご期待」


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