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非正規雇用の(36歳)異世界に移住して妻と子供を持つ

異世界と日本が鉄道でつながった世界。王都と東京をつなげる帝都線は現実を変えた。日本の非正規雇用で貧困だった世代が日本で仕事をしながら、異世界で家庭を持ち始めた。その異世界移民一号が田中(36歳)だ。彼は妻のリアナと共に幸せに暮らしている。

俺は清掃の仕事をしている。時給1050円で週4勤務。日本の社会的には底辺かもしれない。いやきっと底辺だろうだけども俺は幸せだ。

それは、愛する嫁と娘がいるからだ。

「パパ」

「なに?」

「お腹すいた」

「もうそんな時間か」

「うん」

「じゃあママのところに行っておいで」

「わかった!」

娘は元気よく返事をしてリビングへ走っていった。

異世界への移住、当時30前半で非正規雇用だった俺は不安を感じつつも、日本に将来が感じられず異世界移民第一号となったわけだ。



最初は苦労したけど、今はなんとか家族三人暮らしていけるぐらいの収入はある。

俺には夢がある。それは、自分の店を持つことだ。その夢のために日々頑張っている。

異世界で飲食店を経営って……そう思うかもしれないが、実はこの世界にも似たような商売をしている人はいる。例えばカフェとか居酒屋とかラーメン屋とか、そういった飲食業を経営している人が多いのだ。

もちろん、日本ほど衛生面や品質管理が徹底されていないし、味だって美味しいとは言えないがそれでも繁盛している店も多いらしい。

だから、日本の飲食店でバイトして帝都に店を出したいと思っている。



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