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おやすみなさい
退屈な話に相槌打つふりして手櫛で髪をとかしてたんだ
街灯が照らすハイウェイを過ぎていくことしか道がない
窓からの風景は移ろっていくようでそうでないんだ
ひたすら喋るあなたの隣 失った家 思い出して懐かしくなるけれど
帰ろうとするのはまずいな
僕しか知らない世界があるぜ きっとあなたは信じないだろう
なら独りでいるしかないんだ 色々知らぬふりをして
やらなきゃいけないことをほったらかして、欲深な僕は今日も飢えてる みっともないのはわかってる だから無理に眠ろうとするんだよ
おやすみなさい