8 神官と軽いノリでの統治
「じゃあ次は5教皇(神官)にいくよ☆」というおじさんにつられて空をとぶ。
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「よく来たな」
5教皇(神官)の門をくぐると、絵柄の神官がニヤッと笑いかけてくる。
神官の背後には、動物や人間の存在。あとは低級霊?みたいな存在の雰囲気。
「こういう者どもを、物質的世界で使うのが『統治』だ。お前にその覚悟はあるか?」と問いかけてくる。
そこにキリストおじさんが割ってくる。
「あ〜、そんなに重々しく考えなくていいよ。
自分が楽しく幸せに生きていくために使うというか、協力してね☆そうすればあなたたちも幸せになれるよ☆みんなでハッピーWinWinだねイェーイ☆
みたいなかるーーーーーい感じで統治をやればいいんだよ☆」
キリストぶっちゃけおじさんの言葉に乗せられて、重々しかった神官がとたんに笑顔で「ウェーーーイ☆」と右手をあげる姿が見える。
神官のあまりの変わりぶりに戸惑う。
「ほらほら、あなたも一緒に『ウェーーーーーイ!』ってやるよ?!」
「?!」
「はい、せーーの、
「「「「「ウェーーーーーーーーーイ!」」」」」
とたんに場面がきりかわる。気持ちのよい風がふく草原、青空のもとで、タロットの絵柄の神官や存在たち、自分、そしてキリストおじさん全員で右手を空に突き上げる。
おわったあと、みんな草原でのんびり休憩したり追いかけっこしたり遊んだりして、思い思いに楽しんでいる。
「この5神官の世界というのは統治とかカリスマとか君臨する、なんて意味もあるんだけどね。
軽い感じで統治したっていいんだよね☆
みんな適材適所でハッピー☆ウェーーーイ!☆でいいじゃない?
今ある組織や法律や人心を利用しつつ、自分もみんなも関わる人たち全員がハッピーになると、かるーく願う、祈っておけばいいんだよ☆」
「人心を利用って、サラッといってますけどね」
「気のせい気のせい☆」