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5 錬金術の頂点

今度は「1魔術師(魔導師)」の門に入る。


門に入ると「錬金術の頂点」という言葉がポンと降りてきたから。


カードの絵柄にいる黄金色の人間が


「君は錬金術の頂点を知らない」


といって、手のひらから金や王冠をポンポンだす。


---

黄金の人物が話を続ける。



「この切り替えが大事なのだ。


物質世界だから、この御業ができない、などは関係ない。


物質世界でも、これくらいポンポンと自分が欲しいと思うものを無から出せるんだという「切り替え」が必要だ。



錬金術は等価交換というのは幻想で、それは人の作り話。


だけどそれが一般的になった。


下手くそな錬金術師が、等価交換しないとうまく作れない、という自分の下手くそぶりを棚に上げた。



そもそもこの空間に全てがある。「何もない」というのは、ただ科学が解明できていないだけ。


神秘学とかにも、目の前の空間に全てが存在するみたいな教えはあるだろう?


それをもっと、地上に下ろせばいい。


ほしいものは、何もないところから無尽蔵に生み出しなさい。


根拠とか理論とか、そういうものはもういらない。


そもそも人間の矮小な根拠、理論がなんの助けになろう?


もっともっと、ぶち抜きなさい。常識や根拠を。


対価のいらない錬金術。無から金を生み出す。


ようはキリストがやっていたことだ。キリストは、この世界の根拠や常識の侵食から切り離された存在で、そのみわざは空間からパンをとりだした。


キリストがやっていたことは、人間にできる可能性が十分にある。


キリストがそういっているのが、聖書だ。


キリストの行ったことは、他の人間にもできるよと解いたものがあの本だ。


キリストは神ではない。「神の子」だ。そして人間は等しくキリストの兄弟姉妹の「神の子」だ。


錬金術の頂点くらい、軽々と至れると思い、それが心身に浸透することが第一歩であり、基本であり、もっとも重要なところだ」


---


「いやーなんか照れるね☆」


そういってキリストぶっちゃけおじさんがポポポポポポポポポン!っと手のひらからパンを大量にだす。


「出しすぎ!」と突っ込むと、パンはフッと消える。


「私ほどのレベルになると、消すのも出すのも自由自在……!」ドヤ顔で言うキリスト()おじさん。


なんかすごくいい話だったのが、台無しになった気がするんだけど?

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