13 胸の中の黒い霧
次は6恋人に行く。
---
門をくぐると、途端に「なんか気持ち悪い」と声が出る。
しかめ面したくなる。頭に不協和音?ガラスを傷つけるようなギギギとした音がするかんじ。
見たくないけど、ちゃんとカードの絵を見る。
胸が苦しい。「また閉じ込められる」という気持ち。
「おちついて。大丈夫。深呼吸して」と、キリスト()おじさんが言う。
言われた通りに深呼吸。ちょっと落ち着く。
「ちゃんとできるから、大丈夫」おじさんの声が優しい。
でも胸にまだ圧力を感じる。
「もう閉じ込められたくない!!!もういやだ!!!!」と言っている。
「大丈夫、もう閉じ込められないようにするから」と、胸の声に答える。
「ほんと?」と聞くので「ほんと」と答える。
「やったー!」と言って、胸からなにかがポンと出る。小さな子供の姿。天使?
それでもまだ胸に違和感が残っている。低いボソボソとした声を聞くと
「囚われても仕方ない」と言っている声。
「なんで?」と聞くと「そういう世界だから。人間界が」という。うーん、どうしよう?
「まあでも、今後はできるだけそこに抵抗するというか、うまくやっていくよ。だから大丈夫」と言う。
するとその声は「そうか。……では私も協力しよう」と、答えて、胸から黒い霧がでてきた。
「今後は主人の思う通りに・・・」といって、黒い霧は見えなくなる。
「自分のなかの諦めを認識して、自分の配下にしたということだね☆」
うーん、なんか意味がわかるような、わからないような?




