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1日目・朝 目覚めたら触手だった件

★ツイッターで肌様より「触手ランドセルな幼女」のイラストアイコンをいただいて嬉しかったので書きました。

★今のところ5日目分まで他の方から「触手ランドセルな幼女」のアイコンをいただいているので、5日目で終了予定。ツイッターの方が日数が1日早いです。

思いつきと勢いで進みます。

【1日目】 朝


‪ 起きたら、触手になっていた。

 何を言ってるんだこいつと思われるだろうが、実際そうなんだから仕方ない。


 目覚めたら、瓦礫の下にいた。

 手足の感覚がなくて、視界が変だった。

 それでも動くことはできて、体全体をゆっくりと擦ってはうようにして、瓦礫から抜け出したのだ。


 そもそも、瓦礫の隙間は5センチくらいしかなかった。

 俺本来の体は、そんなに薄っぺらくない。

 人間の成人男性なんだから、その3倍くらいは少なくとも厚みがあるはずなのだ。

 潰されることもなく、スルスルいけた時点で、これはおかしいなって俺も気づいてた。


 けど、その場から逃げるのが最優先事項だったんだ。

 なにせ、近くでモンスター達が戦っていたから。


 ここ、俺の職場だよな?

 窓ガラスは全て割れて、廃墟みたいになってるけど、見慣れた机や椅子が転がってる。

 なんでサーベルタイガーみたいなやつと、人間くらいでかい巨大な蜂が戦ってるの?


 わからなかったが、逃げたほうがいいということだけは理解した。

 モンスター2匹は戦うことに夢中だったし、巻き込まれたのかモンスターの死骸がそこら中に転がっていた。


 次は我が身とか、恐ろしすぎるからな!

 てか、スーツの切れ端とか靴とか落ちてるんだけど、皆……食われたのか?

 俺はできるだけ余計なことを考えないようにして、床をはって移動し、オフィスを脱出したのだ。


 そこで見た光景は、変わり果てた街の姿。

 俺の職場は都心の一角にあって、お昼ともなると車の通りも多かった。

 だが、通りには打ち捨てられて、壊れた車の残骸しかなく、人の姿はない。


「キェー!!」

 妙な鳴き声がして見上げれば、飛行機かと思うような巨大な怪鳥が空を飛んでいた。

 キリンと象を足して2で割ったようなモンスターにツッコンでいき、そこでバトルが始まる。


 あっちにもこっちにも、モンスター。

 なんだろう、洋画の撮影かな?

 なんて、現実逃避をしたくなった。


 まぁ、そうしていてもはじまらない。

 俺は自分の姿を確認したくて、車の側面に張り付き・・・・、よじ登ってサイドミラーを覗き見た。


 緑色の半固体。

 スライムとでもいうんだろうか。

 大きさはバレーボールの半分といったところだ。


 ちょっと角度的に見えづらいなと、サイドミラーに手を伸ばす。

 にゅるりと俺の体から、触手が2つ伸びた。


 にょろにょろ。

 うわっ、気持ち悪!!


 俺の知ってる国民的ゲームのスライムから、触手は伸びたりしなかった。

 太さは人差し指くらいで、15センチくらいしかない。頼りない弱々しさだな。


 あと、今の俺は目すらないぞ。

 しかし、ちゃんとはっきり周りの様子は見えているこの不思議。


 こうして俺は、自分が触手モンスターになっているということを理解したのだった。



 ◆◇◆


 もしかして俺、異世界召喚された?

 それで触手モンスターに転生したとか、そういう話か。


 なるほど、それなら話は早い……と言いたいところだが。

 どう見てもこれ、俺の知ってる場所なんだよな。

 大分寂れてるし、モンスターもいっぱいだけど。


 そうなると、何かが起こって俺の住んでた世界がおかしくなったと考えるほうがいいだろうな。

 宇宙人の侵略とか、そんなところだろうか。


 でもそのネタ古いよな。

 昔のアメリカ映画じゃあるまいし。

 宇宙人侵略で思い浮かぶのは、緑のガンプラ好きなカエルのアニメとか、イカみたいな女の子の話とかそこらへんだ。


 あと、街中に服とか鞄とか落ちてるの何なの?

 まるで人だけ蒸発して消えたみたいで怖いんだけど。

 落ちてるものの中に、デジタルの腕時計を見つけた。


 今日は2017年の2月3日。

 時間は朝の8時15分。


 えっ? ちょっと待って。

 今2016年じゃねーの?

 日付けは俺の頭の中のものと一緒なんだけど、1年ズレてる。

 

 まぁ、とりあえずそれは置いとくとして。

 順応力があるのが、俺のいいところだ。


 伊達にマンガとか読んでないぞ。

 真面目なやつなら、今頃発狂してるところだよ。

 まぁ、現実味がなさすぎるっていうのもあるんだけど。


 まずは人間を探そう。

 こんなモンスターだらけの状況とか、はっきり言ってありえないからな。

 って、今の俺もモンスターなんだけどな!!


 交番にいってみるか?

 事件が起こったときは、おまわりさん……って国家権力でどうにかなる状態にも見えないよな。


 こういうとき、頼りになるのは。

 そう考えて思い浮かんだのは、腐れ縁の友人のこと。

 こういうオカルトめいたことなら、奴の右に出るものはいない。


 とりあえず、奴の家に向かおう。

 そう決めて、俺は歩き……もとい移動を開始した。

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