昔々………ではない、昔のお話
お手にとって頂き、感謝!それ以外何も感じない
だからと言って、0に等しい文才で書かれた内容が面白くなるわけではありませんが………
まずは素直にこの小説に興味を持っていただいてほんとにありがとうございます
まあ、長々と前書きが続いてもしょうがないですし
早速本編をどうぞ!
「ばぁば、ばぁば! お話しして」
「はいよ、今日は何のお話がいい?」
「昨日のお話!執事と女王!」
「ほんとに好きだねぇ、じゃあ話わよ 」
「昔々、と言うほどでもないある国の昔のお話 冬の女王と執事がいました」
ある年の冬、冬の女王は塔から出てきませんでした
冬の女王はその国が大嫌いだったからです
困った王様はお触れをだして季節を巡らせようとしていましたが上手くいきません
あるとき、民が飢え国が荒れかけていたところ
冬の女王の身の回りの世話をしていた執事が三日三晩女王に交代してもらおうと説得しました
執事の話にうんざりした女王はある勝負をします
『砦の中でかくれんぼをしよう』 と
あなたが隠れて私が見つける
一刻の間見つからなければ貴方の勝ち 季節を交代する
見つかったら私の勝ち 貴方の命を貰うと
執事は砦の入り口近くのドレッサーに隠れました
女王が探して入り口に来たときです
ドンッ!と言う音共に3人の盗賊がやって来ました
盗賊はお金目的で王女を砦から出すためにやって来ましたが、その手には大きなナイフが握られています
もちろん、王様は暴力で女王を塔から出せとは言ってません
2度と冬が来なくなったら困るからです
さてさて、盗賊は王女に詰めよりこういいました
『やい、女王!砦から出ろ!さもなくば………ぐわっ』
盗賊が言い終わる前にドレッサーに隠れていた執事が飛び出て盗賊をやっつけました
執事は盗賊を見事やっつけましたが、胸に大きな傷を負ってしまいました
女王は泣きました
『あぁ、私が塔から出ていれば貴方は傷を負わなかったのに』
泣いている王女をみて執事は言いました
『私はかくれんぼに負けてしまった、この命は貴方の物です、貴方の道具をどう使おうがなにも気にすることはありません、ただ、道具が壊れただけです、だから………だから泣かないでください』
冬の女王は執事のことが好きだったのです
泣くなと言われても無理な話です
その後女王は執事を懸命に看護し何とか助かりました
冬の女王は交代の儀をして、季節を春にしました
随分と遅く、暖かな春でした
その春の日差しの中、冬の女王は執事と結婚しました
めでたし、めでたし
「あらあら、寝ちゃったのね………私もそろそろ寝ようかしら、」
お疲れ様でした
少しでも暇潰しにでもなれば幸いです
近いうちに、次話投稿(少なくとも冬の童話祭中)いたしますのでしばしのお別れ
でわっ!