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紫銀の精霊師  作者: 金指 龍希
潜竜の精霊師編
81/87

ルドベキアとウラジロ 3

 翌日の放課後、二人は魔石合成部の部室に向かった。

「それにしても、朝みたいなことは勘弁してね」

 ティファリアは疲れた顔をして呟いた。

「たまにはいいじゃない~」

「寝ている人の耳元で囁かないでよ!」

 文句を言っているティファリアの頬は少し膨れている。

「あはっ。いやぁ~。あんなに叫ぶなんて~」

 滅多に聞けないティファリアの悲鳴を耳にしたルテネスは、こぼれ落ちる笑いをかみ殺した。




 今朝、早めに起きたルテネスは、未だ寝ていたティファリアに耳元で、

「絶海の孤島、古びた洋館には見知らぬ六人の男女。ぎこちない挨拶もそこそこに済ませて部屋に戻ると、にわかに雲が空を覆い、美しく輝く月の姿を隠してしまった。六人が寝静まった深夜、雲は嵐を呼び、雷鳴がとどろく。時折走る稲光に照らされる廊下に、銀色の仮面をつけ、黒いマントで身を包んだ人物の姿が……」

 眠っているティファリアの形の良い眉がゆがみ、唇がきゅっと緊張で引き締まっているようだ。

 さらにルテネスが耳元で囁く。

「その仮面の人物は、部屋の前で立ち止まった。気が付くと、その人物はドアも開けずに部屋へと入り込んでいた……。その部屋は、何と『私』が眠っている部屋ではないか。そっとベッドに近寄るマントの人物。歩くとふわりと揺れるマントの端から、鋭い剣が見え隠れする。だが、近寄るマントの人物の気配を『私』は気が付かなかった。そして、稲光に輝く剣の鋭い切っ先は真っ直ぐ『私』の胸へと――」

 耳元でささやかれる悪意の物語に、

「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!」

 うなされていたティファリアが大きな叫び声を上げて飛び起きた。

「ルネ! またやったわね! 私、殺されちゃったじゃないの!」

 振り向きざまに、ティファリアはルテネスを睨み付けた。ところがルテネスは、てへっと舌を出し、

「あ、バレちゃった?」

「バレちゃった? じゃないわよ! おかげで私、夢で殺されちゃったじゃない!!」

 頭から湯気を出すほど血が上がったティファリアは、親友の顔に枕を思い切り叩き付けた。




 部室までの長い廊下をとぼとぼと歩きながら、

「まったく。心臓に悪いのよ。勘弁してよね……」

 ティファリアは顔を青くしながら、悪夢の風景を思い出していた。そして、明日の朝は、眠っているルテネスの耳元でささやいてやろうと決めた。

 ティファリアの決意を知ってか知らずか、

「でも、人生に色どりがあっていいでしょ」

 とルテネスは明るく言い返し、

「それにしても魔石合成部は遠いわよね~。過去にあまりにも爆発騒ぎを起こすから特別に部活棟を与えられたと言われているけど。これは隔離だよね~」

 二人は三階建ての建物を見上げた。

「さて、目当ての魔石合成部は三階だったわね」

 ティファリアは目を輝かせると、

「じゃあ行きましょう~」

 ルテネスはいつもの軽い返事を返した。

 そして、二人は変人達の巣窟に足を踏み入れた。




 頑丈な石造りの建物の三階部分を、魔石合成部は全て使用していた。

 ティファリアがドアを軽くノックすると、一人の男子生徒が出てきた。

 その男子生徒は濃い茶色の髪と琥珀色の瞳を持った爽やかそうな印象だ。身長は160cm位である。

「うちに何か御用ですか?」

「ええ、仕事の依頼にきたわ」

 出てきた生徒の問い掛けに間髪いれずに返答した。

「そちらの方もですか?」

 視線をルテネスに向けて尋ねた。

「そうよ~。私たちは精霊魔法研究部に所属しているのよ~」

「なるほど。それで魔石を。入って下さい」

 彼はドアを大きく開けて、二人を迎え入れた。

 中に入ると、部室は様々な物で溢れていた。

 一言で言うなら雑然としている。乳鉢や精霊石、フラスコ、小さい窯が無数にあり、黒板には分量などの計算式が書かれていた。その中で数十人の生徒がせわしなく動き回っていた。

 二人は部屋の一角に連れて来られた。

「カッセル部長。このお二人が仕事の依頼をしたいそうです」

 カッセルと呼ばれた男子生徒は立ち上がり二人に近付いて挨拶を始めた。

「ようこそ、魔石合成部へ。俺は普通科六年二組カッセル・リーガングだ。ここの部長を務めている。よろしく」

 そう言って右手を差し出した。

「精霊科三年、ティファリア・プリンセプスです」

「同じく精霊科三年、ルテネス・プロプスです」

 二人が差し出された手を軽く握って挨拶を済ませると、

「ふむ、精霊科と言う事は特化クラスか。待てよ。ティファリアとルテネス……。もしかして、噂になっている……?」

 カッセルは顎に手を当てて考え始めた。そして暫くすると、

「あぁ! 思い出した。学園記録を次々と塗り替えていく二人。生ける伝説とまで言われていないか?」

 カッセルに指をさされた二人は顔を見合わせて苦笑した。

「あははっ……。様々な呼ばれ方をしていますが、おおむね合っています」

「まぁ、お互いに意地を張り合った結果だけどね~」

 ティファリアはルテネスと顔を見合わせた。

「なるほどね。親友で、ライバルか。で、何を作ればいいのかな?」

 ようやく本題に入ったので、二人は居住まいを正した。

「実は今使っている魔石では、新しい精霊魔法を創作出来ないので新調したいと思いまして」

 ティファリアが簡潔に事情を説明した。

「なるほど。ではそちらのルテネスさんも同じ理由ですか?」

「はい~。出来れば純度の高い魔石が欲しいと思って~」

 ルテネスは同意した。

「そう言えば、二人とも所属は精霊魔法研究部だったな?」

 黙って二人が頷く。

「では、依頼は今年入った一年生に任せても構わないかな?」

「いいですよ」

「こちらも構いませんよ~」

 二人の同意を得ると、カッセルは案内した男子生徒に、

「アカリに経験を積ませよう。ロベルト、二人を案内してくれ」

「分かりました」

 ティファリアとルテネスを案内してきた男子生徒は、カッセルからロベルトと呼ばれた。

「ロベルト。周りがなんて言おうと、お前はお前だ。周囲の評価は気にするな」

 カッセルに言われたロベルトは、

「解っています。周囲の評価に左右されるほど自分を見失ってはいません」

 そう答えた。




 ロベルトに案内されて部室内を移動すると、部屋の片隅にある机で乳鉢をかき回しながら歌っている少女がいた。

 少女の後ろ姿は明るい茶色の髪のロングストレートである。

「アカリ、仕事だぞ」

 アカリと呼ばれた小柄な少女は、作業を中断すると振り返った。

「兄さん、どうしたの?」

 鈴を転がす様な声でロベルトに尋ねた。彼女の瞳は磨かれた黄玉の様で、顔はまだ幼いながらも美人と呼べる顔立ちだ。

「先輩方が仕事の依頼をしたいそうだ」

 アカリは視線をティファリア達に向けると、

「へぇ~。ボクに依頼なんだ」

「へっ! 僕っ娘!!」

 ティファリアは驚いたといった感じで声を出した。

「まさか本当にいるとはね~」

 ルテネスは感心した様な感じだ。

「アカリに不満でもあるのですか?」

 二人の態度を不信に思ったロベルトは、不機嫌そうに尋ねた。

「ないわ。ただ、個性的な子だなと思って」

「そうね~」

「ルネには負けるわよ」

 軽く同意したルテネスに、ティファリアが言い返した。

「話が長くなりそうだね。兄さん、椅子を二つ持ってきてくれる?」

「わかった。先輩方は少し待っていて下さい」

 そう言ってロベルトは去っていった。

「さて、自己紹介がまだでしたね。ボクは精霊科一年、アカリ・ステラ・イグレシアスです。部活では異例ですが、魔石合成をおこなう事を許されています」

 自己紹介が終わったら二人も自己紹介した。

「お待たせしました」

 ロベルトが椅子を二つ持って来たので二人は適当に並べて座った。ロベルトはアカリの隣に立った。

「兄さん。立ってないで座ったら?」

「俺はお前の護衛だ。何かあった時に直ぐ動けなかったらどうする?」

 アカリは隣に視線を向けて不満そうに溜め息を付いた。

「ボクは兄さんの妹だよ。義理だけどね。それに主従関係じゃない。だから座って」

 上目づかいに言われてロベルトが顔を赤くしてさっと視線をそらした。

「わかった……」

 兄の一方的な敗北であった。

「兄さん、自己紹介してないよね」

「ああ。俺はロベルト・ステラ・イグレシアスだ。知っているとは思うがステラ家の長男だ」

 そう言って立って二人に頭を下げた。

「お兄さん、妹さんの言う通りですよ。座って下さい」

 ティファリア、椅子に並んで座っている兄妹の顔を交互に見つめた。その顔は疑問に満ちていた。何故なら二人の顔立ちが似ていないのだ。

「ボクが養女だから、義理の兄妹だね」

「生まれた月では俺の方が早いから、結果的に俺が兄になった」

「なるほど」

「本当の兄妹みたいだね~」

 二人の関係を知ったティファリアが納得した様な顔になった。隣ではルテネスが、ニヤリと笑って、

「あなた方が噂の魔女と騎士かな~」

「どういった噂か詳しく知らないけど、ボクが魔女だって言われているのは間違いないよ。さすがにとんがり帽子は被らないけどね」

 苦笑しながら、アカリは頭を指した。

「俺が騎士か。まぁ、こいつを守るとは決めているからな」

「兄さんは相変わらずだな~。自分の人生だよ。自由に生きようよ」

「それでもだ」

「はぁ……、頑固だなぁ……」

 呆れ顔のアカリは、溜め息をついて隣を見た。ちらりと視線を送られたロベルトは、顔色も変えずに座っている。

「本題に入ろうか。えっと、先輩達は魔石を創って欲しいんだよね?」

「そうよ」

 ティファリアとルテネスは頷いた。




「う~ん……。エレスグラムの改造ですか。ではまず、お二人の使える魔法属性と現在使用している魔石を確認してもいいですか?」

 アカリは大きな瞳を輝かせて、大きなノートを取り出した。

「私からでいいよね」

 ティファリアがルテネスに確認した。

「いいよ~」

「では、私が使える魔法は火、地、風よ。使っている魔石がこれ」

 光と闇は誰でも使えるので除外をする。ティファリアはエレスグラムの蓋を開けてアカリに渡した。

 受け取ったエレスグラムを見たアカリは目の色を変えて分析を始めた。

「水が使えないという事は、火属性の適性が高いという事ですね。だからこのエレスグラムの魔石配置は、火属性特化になっていますね。しかし、これだと魔法の幅が制限されます。勿論これでも悪くはないのですが、バランス型に切り替えて使用してみて、使い勝手のいい方を選んだらどうでしょうか」

 冷静に評価したアカリは、受け取ったエレスグラムを返した。そしてノートにメモを書き込み始めた。 その速度は早く、五分もたたないうちにノートは埋まっていた。

「次は私だね~。使える魔法は火、水、地よ。エレスグラムはこれよ~」

 ルテネスはエレスグラムをアカリに渡した。

 受け取ったアカリは、すぐに分析を始めた。

「風が使えないということは、地属性の適性がかなり高いという事ですね。エレスグラムの魔石配置はバランス型ですね。どの属性にも特化させることなく、どの属性でも魔法を創ることができます。もし弱点があるとすれば特化型と違って強い上級魔法を使うのに時間が掛かるということです」

「上級魔法に時間が掛かるか……」

 魔法には強さによってランクが存在する。初級、中級、上級ということになる。当然術によっては詠唱に掛かる時間が決まってくる。術者の能力によって詠唱時間に差があるが、基本的な時間が存在する。

「上級っていうと詠唱が一分以上ということになるわね~」

「そうです。単一属性特化型にすると、初級魔法は無詠唱で撃つことができます。もちろんそれが強みではありますが、逆を言えば他の属性が使えないのが難点です。武器だけでは補えません。武器とエレスグラムのセットで効果をあげます。もちろん、それ以上の魔道機は護身用しか持てません。なぜなら暴発を招きますから、武装用魔道機を三つ以上持つことは出来ません」

 アカリは自分のエレスグラムを取り出してそれを見せた。

「よく知っているね」

 感心した様に二人は頷いた。

「アカリは天才なんだ。文字や言葉は一カ月で覚えた。そして、魔石の研究資料は家に沢山あったから一年で全部読み終わった。その次は魔石合成に興味を持って今にいたっている」

「ねえ、兄さん。その言い方だとまるでボクが知識に飢えた猛獣みたいじゃないか」

 アカリは頬を膨らませて怒っている。その姿を微笑ましく見ているロベルトは、

「違っているのか?」

「うっ、反論できない」

 アカリはしゅんと項垂れた。そして顔を上げると、

「ま、取り合えず話を戻します。武装用魔道機と護身用魔道機では出力が違います。ボクが文献で見た限りではさっき言った通りになります。ならば手持ちの武装魔道機を上手く組み合わせて戦うしかありません。それを踏まえて先輩方はどの様な魔石を御所望ですか?」

 アカリは二人に挑む様な態度で問いかけた。

「私は一度魔石の配置をバランス型にするわ。魔石は現在の物から精霊石の配合量を調節する感じでお願いするわ」

「わかりました。少し待って下さい。魔石の配置と属性、配合量を考えます」

 ノートに向かうと勢いよく書き始めた。




 五分後、出来たノートを見せられてティファリアは驚いた。

「これなら上手くいきそうね。魔石は作ってくれるの?」

「当たり前です。ここからがボクの腕の見せ所ですから。ではルテネス先輩はどうします?」

 問われたルテネスはエレスグラムを見て、

「現状バランス型で、あとはティファと同じで配置と配合量を見直す方向で~」

「わかりました。ではこうしましょう」

 またノートに向かって書き始めたので二人は暫く待った。隣では慣れているのかロベルトが精霊石の残量を確認している。

「これでどうでしょう?」

 見せられたノートを見てその配置にすることに決めた。

「うん、これでいいよ~」

「では、エレスグラムの調整は兄さんに任せます」

「わかった」

「さすがに機械は扱えなかったんだ」

 ティファリアが思わず口にしてしまった。

「扱えますよ。ただ、ボクが扱うより兄さんが扱った方が、出来がいいんです」

「機械の仕上がりなんてどれも同じだろう」

 ロベルトが少し俯きながら自嘲気味に答えると、

「出力の微調整が出来るのは兄さんくらいだよ。ボクもやってみたけど、両極端になってしまうので止めたんだ」

 両極端になった、とは護身用以下になるか、武装魔道機以上になってしまうということだ。

「へぇ~」

 ルテネスは目を丸くしている。

「で、もしよければ先輩たちの部活にお邪魔させてもらってもいいですか?」

「どうして?」

 二人が疑問に思うと、

「魔石を作る前にお二人の精霊魔法を見てみたいのです。魔石を作る時に参考になりますから。人によっては魔石の微調整が必要ですから。もう一つの目的は自分も作った魔石を使って魔法を使いたいというのもあります。これは実験も兼ねてます」

「了解したわ。顧問にも話を通しておくわ」

「ありがとうございます」

 ロベルトと揃ってアカリは頭を下げた。

「さて、今日は時間がありませんから明日にしましょう。お二人を入り口まで送りますよ」

 アカリは椅子からピョコンと立ち上がると、

「ここは部室なのに、物を積み上げて迷路みたいになっていますからね。もう少し片付ければ通りやすいのですが……」

 ロベルトも立ち上がり、部屋の中を見回した。

「いやぁ~。ボクも片づけようと思っているんだけど、資料を集める方が早くって」

 頭をかきながら、アカリが言い訳をする。

 四人は部室の惨状を見て、揃って溜め息を付いた。

「兄さん、送ったら部長に報告をしましょう」

「わかった」

 こうして初めての、魔女と騎士への拝謁が終わったのだ。




 二人はアカリとロベルトの印象について、遠慮なく話をしながら学生寮へと向かっていた。

「ねぇ、ルネ。アカリって子、なんか違和感があるの」

「まあね~」

「なんだろうね」

「たぶん、少女の姿だけど少年と話している感じが強くするからかな~?」

「ああ、確かにね。『ボク』と自分の事を言っている以上に、かなり中性的な話し方をすると思った。それに魔石に関しては、好きな事にのめり込んだ幼い少年みたいだったわね。話している時は顔が輝いていたし」

 ティファリアは魔石の説明するアカリの顔を思い浮かべていた。確かにその表情は、好きな事を夢中で話す少年の様だった。

 しばらく考えてから、ティファリアがもうロベルトについて、

「対してロベルトは本当に騎士って感じがするわね。アカリを守る為に傍にいるって感じだった」

「そうかな~。嫉妬と愛情も混じっていたように感じたわ。同時に諦めもね~」

「愛情? 嫉妬? 諦め?」

 言っている事がわからず首を傾げるティファリアに、

「ティファに会う前には、私にも諦めがあった。貴族でなければ認められない、自分ではどうすることも出来ないものに対しての、そんな諦めがさ~」

 ルテネスは空を見上げる。

 ティファリアは、遠い目をして空を見上げる親友の背中に手を当てた。

 ルテネスと初めて出会った時、彼女は冷めた瞳をしていた。

 才能が有るのに認めてもらえない、そのやるせない気持ちと諦めを秘めた瞳を思い出した。

 ティファリアは親友に聞こえぬように、そっと小さな溜息を吐き出し、

「愛情と嫉妬を感じるのは、自分ではどうにも及ばないものと関係しているのかもね。どちらにしろ、アカリを守っているのが伝わってくるけど」

「まあね~。きっと彼にとって彼女は太陽なのよ~」

 ルテネスはロベルトの心情が手に取る様に理解できた。

 何故ならルテネスにとって、ティファリアは太陽であった。


★作者後書き

 読んでいただいている皆様、本当に感謝しております。作者としてもティファリアとルテネスの二人は、好きなキャラクターです。この短編を通じて、皆様にも親しんでいただけると幸いです。

★次回出演者控室

エア    「私と変わらない歳なのに、アカリさんはものすごく頭がいいんですね」

ティファリア「頭が良いと言うより、オタクかもね」

ルテネス  「まあ、悪い事じゃないよ~。好きこそもののナントカって言うじゃない~」

ユウ    「好きじゃなきゃ、覚えられないし、深く理解も出来ないよな」

エア    「ん~。私は何が好きなのかなぁ……」

ユウ    「オムレツだろ」

エア    「それも好きだけど! 食べ物の事じゃなくって……。思いつかない……」

ルテネス  「エアちゃんらしいな~」

ティファリア「そうね」

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