おつかい?いいえ買い物です/お化け?いいえ美香です
side康也
今日は、アパートに1番近いスーパーで買い物をしようと思い冷蔵庫の中身を見てから買うものを確認して出かける。
近くにあるスーパー…安くて定番のプラインスキットにやって来た俺は籠を片手で持ち買う食材をいれていく。そしてキャベツを取ろうとすると誰かの腕が俺を止めた。白く小さな腕を辿っていくとそこには知り合いがいた
「そっちのキャベツよりこっちの方が良いよ」
腕の持ち主……七海がにっこり笑みを浮かべて俺の持ってるキャベツとは違うキャベツを指差した
「ん…そうなのか」
俺は持っていたキャベツを戻し七海が言ったキャベツを籠に入れる。七海は満足そうに頷き、その後もアドバイスをくれた。とりあえず七海に従い買っていく。……それにしても安いな。さすがプラインスキットだな。
そう思いながら今日、買うものすべて籠にいれたあと七海と一緒にレジに向かった。偶然、開いていたため直ぐに支払いは終わった。買ったものを籠から袋に入れる。それなりの重さがあるが、苦になるほどの重さではない。籠をレジの近くに戻して七海が入れ終わるのを待つ。入れ終わったのか籠を戻し買ったものを入れた袋を持とうとするが先に俺が七海の袋を持ち上げた
「?」
突然の出来事に困惑して上目使いで首を傾げてきた。かなり可愛い姿にフラつく体を無理やり立たせ七海に話しかける
「今日、アドバイスくれた礼だ」
「で…でも」
俺が笑みを浮かべて言うと七海は戸惑いながら俺から袋を取ろうとする
「ははは、遠慮するなよ。友達…だろ?」
「ムーッ……そう言われたら断れないよ」
七海は頬を膨らませて言ったが数分後、俺と七海は笑いあった
「「あははははははっ!!」」
「まったく……康也はお人好しだね」
「七海だけには言われたくないな」
目に涙を浮かべながら笑いあう。なにが面白いのかは俺も多分、七海も解らないだろう。だけど何故か面白くて笑った
「じゃあ、お願いします」
「はい、お願いされました」
七海が丁寧に頭を下げて言ってきたためこちらも笑みを浮かべて丁寧…かは解らないが了解の言葉を言った。
日曜日……やはり休みの日は暇…ではない
「なぜ、お前は居るんだ?美香」
何故か朝、目覚めたら美香が俺をジッと見つめていた。いや…まぁ朝、美少女に会えるのは嬉しいって言えば嬉しいのだが……残念ながら今は嬉しさではなく疑問が勝った
「開いてたから」
美香はドアを指差して言った。あぁ…昨日、疲れていたから鍵をかけないで寝たんだったな……
「……嫌だった?」
美香は不安そうに俺を見上げてきた。最近、よく上目使いをされるが……馴れないもので、しかも美少女なため……凄く可愛く思える
「ああ…別に迷惑ではないよ。ただ気に成っただけでな……」
俺は美香の頭を撫でながら言ったら顔を俯かせた。とりあえず美香の頭から手をどけて起き上がる。何故かムッとしてる美香だったが気にせずリビングに向かう。ちなみに俺はパジャマ派ではない
「美香。お前も何か食うか?まぁカップめんしかないが……」
「……うん」
俺はテーブルいっぱいにカップめんを置いてから美香に聞くと可愛く頷きながら答えた。朝から破壊力抜群の攻撃を連発されるがどうにか耐えて美香にカップめんを選ばす。その間にポットに水を入れてスイッチを入れる。美香と俺が選んだ以外のを戻し選んだ奴を開けてかやくや粉などを入れる。数分でカチッとポットから鳴り湯を入れる。お互いに静かな空間の中、麺をすする。ただ俺はこんな静かな空間も好きだと思いながら食べた。このあと美香は用事があるため何処かに出掛けた。
偶には鍵をかけないのも良いかなと思いながらカップめんのカップをゴミ箱に捨てた
ネタが……ネタが思いつかない…!!!や…ヤバいなぁ