パーティー?いいえ歓迎会です
side康也
鞘と別れとりあえず自身の部屋に戻りやることもないから横に成っていたらピーンポーンっと今日、何度も聞いた音がなり眠い目を擦りながら起き上がりドアを開ける
「は~い……」
「やぁ、さっきぶりだね!!」
開けた所には今日1番、一緒に過ごしたであろう七海が立っていた
「七海?どうかしたのか?」
七海の言葉通り別れたのは3時間まえぐらい。そんな短時間で何かがあったのだろうか?
「ん…まぁ、来たら解るよ」
こんな言葉も聞くのは何度目だろうか。七海はやたらと先延ばしにして驚かせたいと思うタイプなのだろうか。脳内でそんなどうでも良いこと考えてると下の階にある鞘の部屋の前に連れてこられた。
「私が良いよって言ったら入ってきてね」
七海は俺にそう言うとゆっくりドアを開き俺に中を見えないようにしながら中に入る。数分ほど経った頃、中に入って良いという許可が出たためドアを開き中に入る。中はすべての光を消しているため暗くカーテンも閉じてるのか何も見えない。とりあえず中は自分の部屋と同じだと思うから勘でゆっくりと歩む。だいたいリビングに来た辺りでパンパンっと破裂音がなり光がパッとついた
「「「「「笹木 康也!!我等がアパートにようこそ!!!」」」」」
リビングには様々な料理が置かれ今日会った人達がそれぞれクラッカーを持っていた
「あ…あぁ」
一瞬、何が起こったのか解らなかったが料理やクラッカーなどを見て歓迎会をしてくれてる事を理解した
「まぁ…なんだ。我が宝剣エクスカリバー見てなお怯まなかった度胸は認めてやる。」
相変わらず厨二前回な昔を思い出させる黒歴史思い出せ機であり自身の黒歴史を作っている黒歴史製造機の笹倉 綾香
「え…えっと。これからよろしく…うわっ!!」
立ち上がって頭を下げようとするが、そのまま転んでしまう天然娘、霧咲 鈴奈
「あなたの色……これからも見せて」
よく解らないことを言ってくるリアル不思議っ子、橘 美香
「まぁ…私の執事でもあることですし……これからもよろしくですわ。康也」
偉そうだけど可愛い娘、五条島 鞘
「これからもよろしくね。康也」
背が低くてもかなり頼りがいがありそうな女の子、神崎 七海
「ああ……よろしくな」
キャラが濃いメンバーを見てこれから賑やかな毎日に成るだろうと思いながらもどこか楽しみにしている自分が居た。そんな感じで歓迎会は始まった
「これ……美味いな」
俺はテーブルに出された食事を食べてみる。今まで食べてきた物で確実に上位に入るであろう美味さが口に広がる
「それは…良かった」
俺の言葉を聞いたのか隣に座っていた美香がどこか嬉しそうに言う
「じゃあ、これを作ったのって」
「私」
へぇ……何でもこなせそうなイメージであったが料理がこんなにも上手いんだな
「美味しいよ」
「ん…」
つい、妹の様に頭を撫でてしまい慌てて退けようとしたが美香の気持ちよさそうな顔が俺の好きな猫に見えて離すに離せなくなったが何時までもするのは悪いと思い手をどける
「悪いな…つい」
「大丈夫」
美香は頭を横に振ってから言う。それに安心した俺は違う料理にも手を伸ばした
「ん…?
これ…なんか違うな」
美味いことは美味いのだが……美香が作った料理とはまた違った美味さだった
「あ…それは、私が作った奴なんだ。やっぱり美香のとは味、違った?」
俺が疑問に思ってると向かい側に座ってる七海が答える
「まぁ……少しな。どちらも美味いんだが美味さが違った気がしたんだよ」
俺が正直に答えると七海は吃驚したみたいに俺を見る
「凄いね!!まるで美食家みたい!!!」
七海の筆頭に大なり小なり皆が誉めてくれた。だけど何か恥ずかしく成ってくる
「い…いや対した事ないよ。それより七海と美香の方が凄いよ。こんなに美味しい料理、作るんだから」
俺の言葉に周り七海と美香を誉める。七海は顔を真っ赤にして美香は少しだけ顔を赤くしながら照れていた。そんなこんなで料理がだいたい無くなった所で楽しい歓迎会は終わりなった。もう遅い時間のためカバンに入れといた一枚のシーツを体にかけて目を瞑る。想像以上に賑やかで優しいメンバーに、このアパートに引っ越してきて良かったなと思いながら眠りに落ちた