子供?いいえ大人です
この物語は友情を築きライバルと戦い時には助け合いそして魔王を倒したりとか霊力や能力などが出てきたりは決してありません。ただただ可笑しな住人たちが住むアパートに引っ越してきた大学生の物語である。……ただ可笑しな住人は全員が女子というだけの……
side???
俺の名前は笹木 康也
どこにでも居る普通な大学生である。別にフリではない頭が良かったりもせず変な能力があったりなども無い。本当に1人暮らしに憧れている大学生だ。
「では、このアパートでよろしいですね」
「あ…はい!!」
そう……この時までは……俺は後から思った。住む場所ぐらい見るべきだったと……注意事項をもっと見るべきだったと……だが今は思う。まぁそれはまた後で話すとしようか。では普通で少し可笑しな俺の物語を楽しんでくれ
「ああ……ここが今日から俺の……」
俺の前には少しだけ年季がはいってるアパートがある
「たしか……206号室…だったよな」
俺は階段を登り部屋番号を順に見ていく
「あ…一番、奥なんだ」
206号室は階段から一番離れた場所にあった。俺はポケットから銀色に光る鍵を取り出しカチッとドアの鍵を開けドアノブを右回りに捻って開ける。ドアを開けて目に見えた景色は窓から太陽の光がさし、それなりに広い部屋だった
「へぇ……なかなか良い部屋だな。……でも、それにしては、かなり安かったよな……」
何か少しだけ心配になったが取りあえず靴を脱ぎ部屋の中に入り持っていた鞄を部屋に置く
「えっと……ここがお風呂でこっちがトイレ…か」
アパートの部屋を説明すると玄関を入った所で両側にドアがあり右にお風呂があり、左にトイレがある。玄関をまっすぐに行くと小さなリビングがあり更に奥に行くとリビングよりは少し広い部屋がある。
「さぁってと……荷物は明日届くし…取りあえず挨拶に回ったほうが『ピーンポーン』いい…ってチャイム?誰だ?」
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン
……取りあえず出るか
ガチャ
「はぁい」
ドアを開けた先には……
「もぅ遅いよ」
誰も居なかった。あれ…?確かに声が……キョロキョロと辺りを見渡すがどこにも居ない
「悪戯…か?」
「無視するなぁ!!」
「うわっ…!!」
突然の大声に吃驚して尻餅をついてしまった
「いたたたっ」
「全く……人を無視するからこうなるんだよ!!」
尻餅をついた俺の眼にズッと茶髪の可愛い子が現れた
「女…の子?」
痛かったが取りあえず立ち上がり女の子の視線に合わせる
「君……お母さんかお父さんは?」
何故か女の子からピキッと音がなった気がする
「私は……立派な大人だあぁぁ!!!」
女の子は両手を大きく開けてウガァっと突っ込んできた
「う…うわぁ!!」
再び尻餅をついてしまった。尻も痛かったが、お腹の上に座るように居た女の子が俺の腹をポカポカ殴る
「私はこれでも19歳なの!!立派な大人なの!!!子供じゃないの!!!」
「わ…悪かった……悪かったから」
そこまで痛くはないが何時までも受けたくないため謝る女の子は冷静になったのか申し訳なさそうにお腹から離れた
「ご…ごめんなさいっ!!私、子供扱いされたら…つい」
「い…いや大丈夫だよ。それに俺も酷いこと言ったし……こっちこそ悪かったな」
立ち上がり女の子を見ながら言うと女の子は突然笑い出した
「ハハハハッ……じゃあどちらも悪かったって事で……私の名前は神崎 七海
一応、君のお隣だよ」
女の子……神崎は眼から涙を流しながら自己紹介をした
「って……お隣さん!!」
「そう、お隣さんだよ」
まさかまさかのお隣さんだった…ってじゃなきゃ来ないよな……あれ?
「なんで引っ越してきたの解ったの?」
「それはねぇ……このアパートってあまり人気じゃないんだ。だから入居者が珍しいの……だから大家さんから毎回、入居者が居たら全員に教えられるんだ」
「へぇ……ん?入居者が珍しい…って」
「ああ…まぁ、それは否が応でも解るよ。それよりこれから何か用事ある?」
これから…か
「特に無いな……強いて言うと挨拶回りに行こうかな…って思ってただけだな」
「だったら私も案内するね」
「マジでか……なら、お言葉に甘えようかな」
俺はこうして神崎と共に挨拶回りをするのだった。だがこの後すぐに入居者が居ない理由が解るのだった……
オタク語が良く分かりません……チャラ語(?)も……出来れば教えて下さい
理由?この小説に必要だからです