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プロローグ

プロローグ


『何をしているの?』


少女がそう話しかけてくる。

その少女は不思議そうに僕を見つめ、その瞳の綺麗さに僕はつい見とれてしまう。

普段僕は女の子と話す事もなかったから、妙な緊張した。

僕は先程まで見ていたものに視線を戻してこう言った。


『夕日見てるだけだよ』


河川敷に座る僕は元見ていた、紅く染まる日をジッと見つめた。

少女もその視線の先を見つめ、僕の隣に座る。


『綺麗だね』


少女はそう言った。


『そうだね』


僕もそう返した。

太陽っていうのは、色んな顔がある。

朝の太陽、昼の太陽、夕方の太陽。

少し前に見た本でお月さまの光も太陽があるから光っているとか。

僕がそう考えていたら、少女もポーっと夕日を見ていた。

が、僕の方に視線を向けると


『あなたの名前は?』


と、突然少女がそう聞いてきた


『よぎり やと…きみは?』


『さき。あいだ さき』


さきちゃんは少し、俯きながら答えた。

チラチラと僕の方を見たりしては、俯いたり。

ちょっとだけ挙動不審。

やがて、口を開いて


『やと君はいつもここに居るの?』


さきちゃんはそう聞いてきた。


『いや、たまたまここに来ただけ。さきちゃんは?』


『ううん。私、今日ここに引っ越してきたばかりだから』


『そうなんだ。あ、もしかして、あの赤いお家?』


僕はここに来る時の事を思い出してみた。


『え?なんで知ってるの?』


『引越し屋さんが来てたのを見たからね。僕、隣のお家だし』


慌ただしく荷物を運ぶ業者さんの事を思い出す。

家の中に荷物を運んでは、また、トラックまで荷物を取りに戻り、また運ぶ

それの繰り返し。

大変そうだなぁ。と思ってその場を離れたけど

今は作業終わったのかな?


『じゃあ…お隣さん同士なんだね。』


『だね』


僕は少し、ちょっぴり照れながら肯定した。

夕日は沈みかけ、さっきよりも少し暗くなり始めていた。


『あのね…』


少し緊張気味に口を開く

僕の方をジッと見つめ、僕も目を放す事出来ず、見つめ返す


『友達に…なってください』


さきちゃんは緊張しながらそう言った。

僕も少し、驚き戸惑った。

今までそんな直接的に言われた事もなく、返事に困ってしまった。

でも僕は


『いいよ。お隣さんだしね。今日から友達』


僕がそう言うと、嬉しそうに顔を笑顔に変え、

僕の手を握り、ぶんぶんと上下に振る。

そして、笑顔のまま、僕にこう言った。


『よろしくね。やと君』


こんにちは。四条 樹です

さて、今回はプロローグでございます。

話も進まず、主人公の夜霧夜人君よぎり やと

相田早稀ちゃん(あいださき)の出会いから始まりました。

いよいよ次回から本編が始まります。

正直言って僕は文章には自信が無くてですね

伝わりづらい所も多々あるとは思いますが、どうか。ど う か!

の~たいとる!を宜しくお願い致します。

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