第三話 夢の中にて②
隼人「いてて。ここはどこだ?」
辺りを見渡すと、学校だった。しかも、ただの学校じゃなく、俺が通っている学校だった。
その時、俺が通ってきた扉と同じ形の扉が俺の前に現れた。
??「お前が俺の最初の相手か。」
俺の目の前に現れたそいつは俺より一回り大きく、とても筋肉質な男だった。
??「まあ、殺す前に名前を教えてやるよ。俺の名前は鏡見裕也だ。お前の名前は?」
隼人「夢見隼人だ。」
鏡見「そうか、まあ悪くない名前だな。」
キーンコーンカーンコーン
軽く会話をした後いきなり、学校のチャイムが鳴った。
??「これより第1試合を始める。」
放送から聞き慣れない声がした。
??「10、9、」
試合開始のカウントダウンが始まり、互いに緊張が走った。
??「3、2、1」
??「スタート!」
隼人(!?いきなり全力疾走かよ!)
カウントダウンが終わった直後、鏡見は俺に一直線で走ってきた。
鏡見「楽に殺してやるよ!隼人っ!」
隼人(くそっとりあえず逃げよう!)
しかし、相手の方が素早く徐々に距離を詰められた。
隼人(どうする。奴とまともにやりあってもワンパンで死ぬ。相手の能力が分からない以上、とりあえずは、、、)
俺は建物の影に隠れた。
鏡見「待ちやがれ!ってあれ?どこ行きやがったあいつ?」
俺は能力を発動し、パラレルワールドを移動するトンネルの中にいた。
隼人「どうする。ひとまずは逃げれたが。デスが言うにはパラレルワールドは完璧に再現されたコピーだと言ってたな。そうなると、このトンネルを抜けた後、あいつがいるはずだ。」
考えている内にトンネルの出口が見えた。
隼人(くそっなるようになれだ!)
しかし、トンネルを抜けた先には鏡見の姿はなかった。
隼人(なぜだ?なぜ奴がいない?デスは確かに完璧に元の次元をコピーすると言っていたが、、、まあいい。まずは奴を倒す方法を考えよう。)
辺りを見回しても使えそうなものはない。
隼人(とりあえず学校の中に使えそうなものは、、これぐらいか)
俺は教室にあるもので武装をした。
隼人「まあ、気休め程度だけどな。とりあえず、ここに出口を作ろう。」
俺は3階の教室に出口のトンネルを作った。
隼人「よし、行くぞ、、」
俺はトンネルをくぐった。
??「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!どこだぁぁぁぁぁぁあ!」
トンネルをくぐった瞬間、猛獣のような声が学校中に響いた。
隼人(この声は、、鏡見か!)
幸い、トンネルをくぐり抜けた先には奴はいなかったが、ドンドンと響く足音から奴が近づいてきている事がわかった。
隼人(まずは奴の位置を探る、そして、距離を取りながらヒットアンドアウェイの戦法で戦おう。)
鏡見「見つけたぜ。そこにいやがったのか!」
隼人「!!」
なぜだ、音は立てていないし、姿をみられた覚えもない。ということは、これは俺の精神を乱すブラフ、、
ガッシャーン!
ガラスが割れる音がし、振り返らずとも奴がいることが肌で感じた。
鏡見「久しぶりだなぁ!隼人ぉ!」
隼人「会いたく無かったよ。」




