第二話 夢の中にて①
キーンコーンカーンコーン
学校の終わりを告げるチャイムが鳴った。帰路についているとき、俺は昨日の出来事ばかり考えていた。
隼人「ただいま。って言っても俺一人か、」
玄関から出て、俺はリビングへ向かった。そして、俺はため息をつきながらソファに座った。
隼人「なんか眠くなってきたな、、、」
俺はそのまま眠りについた。
??「ぉ、、、い、、、おい!」
隼人「うわぁぁ?!」
??「このくだり昨日もやったよな?いい加減慣れろよ」
昨日、夢の中で見た部屋と同じで、目の前には悪魔、間違いなく、夢の中にいることがわかった。
デス「今夜はお前の初戦なんだから、気合い入れろよ」
隼人「戦いって言っても俺は非力なほうなんだ、何か武器とかないのか?」
デス「武器ならここにいるぜ。」
隼人「なにを言ってるんだ。」
デス「俺がお前の武器になってやるって言ってるんだ。」
隼人「お前が武器に?」
デス「ああそうだ。まあ、厳密にいえば武器というより能力に近いな。俺が持つ能力をお前が使えるようにする」
隼人「お前の能力を使えるのか?それはなんだ?」
デス「俺の能力はパラレルワールドを作る能力だ。」
隼人「パラレルワールドを作る能力?」
デス「ああそうだ。パラレルワールドってのは言い方を変えれば、この次元のコピーだ。物や生物、宇宙まで完璧に再現されたコピーさ。パソコンのコピー&ペーストわかるだろ?それを次元単位で行うだけだ。」
隼人「パラレルワールドを作るだけの能力なのか?それに、パラレルワールドを作って何になるんだ」
デス「もちろん、それだけじゃない、パラレルワールド間は自由に行き来ができる。ただ、行き来するためのトンネルを作る必要がある。このトンネルはお前の許可なしでは入れない。」
隼人「ちょっと待てよ。なら相手を別の次元に閉じ込めば、俺の勝ちにならないのか?」
デス「それはないな。このゲームはどちらかが死ぬまで続く。仮にお前が別次元に相手を閉じ込めたとして、どちらかが餓死するまで耐えるつもりか?」
隼人「無理だな。」
デス「説明はこんぐらいだあとなんかあるか?」
隼人「聞きたいんだが、コピーの上限はあるのか?それと、パラレルワールドの俺はどうなっているんだ?」
デス「オーケー1つ1つ答えよう。まず、コピーの上限は1回までだ。それとコピーした次元は他の次元の人間がいると消すことができない。2つ目だ、パラレルワールドのお前は少し特殊なんだ。」
隼人「どういうことだ?完璧なコピーじゃないのか?」
デス「完璧なコンピューターなんてないだろ?本来ならお前はこのデスゲームに参加していない。1週間後に待ち受ける死を淡々と待つだけの男さ。
だが、お前は俺からこの能力を借りた。それによってバグが起きたのさ。」
隼人「そのバグってのは何のことだ?」
デス「お前のことさ。この次元にいるお前だけがコピーされない。だから、他の次元にはお前に似た人間は存在するが、完全なお前はいないのさ。」
隼人「なるほどな、丁寧な説明をどうも。」
デス「ああいいんだよ。それにそろそろお前の番だぜ。」
そうデスが言い放つと俺の目の前に光輝く大きな扉が現れた。
デス「いってこい。ちなみにお前が負けると俺も死ぬから頑張れよ」
隼人「は!?ちょっと待てよ!プレッシャーかかるこというなよ!」
俺が悪態をついていると、扉から吸い込まれるように風が吹き、気づけば扉に入っていた




