廃墟の狙撃手

一九四二年、帝国から侵略を受けている赤栄連邦の都市レスマフゴ・グラードに連邦軍狙撃手のザイカとウラディノフはいた。
常のように瓦礫と化した街に潜み、高価値目標だけを狙撃する。
ある日、二人の眼前で少女が敵狙撃手に撃たれた。周囲の連邦兵を釣り出すためにわざと急所を外し、何発も射弾を浴びせる。戦争勃発前は教師で子供思いのウラディノフは少女を助けるために飛び出し、そして射殺されてしまった。
同様の手口がレスマフゴ・グラードで頻発するようになった。
ザイカは良き相棒であったウラディノフの復讐のために『子供殺し』と名の付けられた狙撃手を追う。

全四話毎日１８：２０投稿。