第一章 第一話現実
親の反対を押し切り、上京した俺。東京に行けば裕福になれると思ったが...現実は甘くなかった。
社会に出てはや3年目、親の反対を押し切り上京した俺は.....金欠だった。 元々あまり裕福な家庭ではなかった俺は、小さい頃からずっと、「お金持ちになって好きなことをしたい」という夢を持っていた。そんな夢を叶えるべく上京した俺だったが、現実は甘くなく希望した会社10社中10社とも落ちてしまった、仕方なく入った会社は毎日残業というブラックなのにも関わらず、給料がとても少ない、ブラック企業だった。毎月の支払いをすると、手元に残るお金は5.6万程度だった。親からの仕送りも少ないため、毎日ギリギリの生活をしていた。しかし、そんな俺にもついにチャンスが巡ってきた、そう、昇格だ。
こんな俺でもかれこれ3年は働いてきた。それに、成績も社内ではトップクラスに優秀だったため、選ばれたそうだ。そんな昇給に胸が高鳴っていた俺だったが...
「死んだ」嘘じゃない「死んだ」。自分でも理解が追いついていない。昇格が決まり、スキップをしながら帰っていたら、信号無視をしたトラックに引かれて...とかではない。先輩にやられた、自分より先に昇進したのが嫌だったのだろう。先輩だって、ストレスで大変だったんだろうな...なんて考えていると、俺の意識は朦朧としていった。いい人生だった、とは言えないが、父さんにも母さんにも愛されて育った法だと思う。こんなことになるならもっと親孝行しておけばよかったな...来世では、絶対金持ちになる。そんなことを考えているうちに俺の意識は完全になくなった。
どうもグーチョキオです!昔話戦記を一度中断して、書きたかった異世界モノを書いてみました!今回はかなり文字数が少ないです...言い訳させてもらうと、リアルが忙しくて、書く時間がありませんでした...あと5話ぐらいはこれぐらいの量になりそうです。それでも応援してくださる方は、本当に感謝感激雨霰です!コメント待ってます‼︎