表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モブに転生した私は、ヒロインの取り巻きやめて悪役令嬢を応援します!  作者: 葵ゆきこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/94

ロゼール・ディディエの人物像③

「えっと、その…転落した際に、どうやら記憶喪失になってしまったようですの。

ここがどこなのか、自分が誰なのかも分からなくなってしまって…先程までナディに色々と教えていただいていたところでしたの」



私はリシャールとエクトルの反応に緊張しながら説明をした。



(もしも全くの別人が入り込んでいることがバレたら…私はどうなってしまうんだろう)



リシャールが神妙な面持ちで口を開いた。



「そうか…私のことも思い出せないのか?

いつも、パパ大好き〜!って笑顔で抱きついてきてくれたじゃないか…」



(………?この年頃の娘が?

それに、お父様と呼んでいたって聞いたけど…もしかして、人前では恥ずかしいから…ってやつ?

それなら、パパと呼んであげた方がいいのかなぁ?)



悲しそうに呟くリシャールの様子を見て、人には見せないファザコンな一面もあったんだなぁと思った瞬間、エクトルが呆れた顔で切り込んできた。



「……父上、捏造するのはやめてください。

もしかして、本当はパパと呼ばれたかったのですか?」



「いやぁ〜ちょっとだけ…ね?」



私はリシャールにニコリと微笑みながら強調して言った。



「そうだったのですね、"お父様"?」



ハハハ…!とリシャールは笑いながら誤魔化した。



(ナイスお兄様!

あやうくパパと呼んでしまうところだったよ…

でも、抱きつくのは絶対におかしいと思ったけどね!)



私は心の中でエクトルにグッジョブを送り、これからの生活についてのことを二人に相談した。



「あの…ずっとお屋敷にいるという訳にもいかないですし、明日から学園に行ってみようと思うのですが…」



「おお、それはいい考えだ!

エクトルと一緒に行って案内してもらうといい」



「ああ、もちろん……一緒に行こう」



(ん…?これは何か問題がある感じ…?)



エクトルが気まずそうに言葉を濁したのが、少しだけ気になった。



読んでくださりありがとうございます。


続きが気になる、面白そうだと思っていただけたら

ブックマーク、いいねをよろしくお願いします(^^)


評価、感想もいただけると嬉しいです…!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ