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元アルビノ少女の冒険紀  作者: アパ
7/12

6話

安らぎ亭に入ったルーナはまず周りを見た。


「この世界は結構綺麗なんだね、良かったー」


異世界だとあまり綺麗ではないイメージだったためかルーナは安堵した。考え事をしていると声をかけられた。

この宿の女将だ。


「いらっしゃいませ」

「あ、うん。とりあえず1週間ほど泊まらせて頂くは」

「分かりました。食事は付けますか?」

「うん、お願い」

「では、1万エルです」

「分かったー」


因みにこの世界は1エル=1円だ。そのため食事付きで1万エルは安い方だろう。


「では、この鍵と同じ部屋でございます。夕食はお呼びしますのでごゆっくりどうぞ」

「ありがと」


ルーナは礼をいい、鍵に書かれた部屋に着いた。

この部屋は日本の和室と似たような部屋で結構広い部屋だった。


「はぁーさしぶりの柔らかい布団だー。っとそういえばちゃんとステータスを確認してなかったねしよーと」


名前:ルーナ・ヘル・アザトース

種族:嬤王

称号:原初の嬤王

魔法:〈血液魔法〉〈原初魔法〉〈精霊召喚〉〈悪魔召喚〉

権能:『アザトース』

・力変換・死魔力・虚数空間・時空間支配・多次元結界・並列存在・思考加速・並列演算・不老不死・不滅・虚無崩壊

『カオス』

・万有具現・武器強化・分解 融合

『ウリエル』

・森羅万象・能力贈与・能力創造


常用スキル…『万能感知』『神霊覇気』『万能変形』

『神眼』


戦闘スキル…『思念支配』『未来予測』『次元移動』

『法則支配』


耐性:痛覚無効 物理攻撃無効 魔法攻撃無効 自然影響無効 状態異常無効 精神攻撃無効


権能アザトース

力変換:全てのエネルギーを自分の力に変換できる。(熱量 生命エネルギーなど)

死魔力:死の概念そのもの。全てを殺す魔力

虚無崩壊:世界誕生の際に余った力 魔力より高密度の力


常用スキル

神眼:全てを見通せる。相手の心感情をよめる。

戦闘スキル

次元移動:全ての次元に移動できる。どの世界に行くのも可能

法則支配:物理法則を自由に操れる。熱量操作可能 etc...


「ふぅこんなもんか後は魔王の記憶をかりれば大丈夫だね。」


「ルーナ様お食事の時間です」


「お、ありがとう」


そんな事を考えていると食事に呼ばれたので部屋を出る。


「うわぁ美味しそう。さしぶりのちゃんとした料理だ」


2ヶ月以上ちゃんとした料理を食べていなかった為か凄く美味しそうに見えた。料理名は分からないが、なんかの肉とスープとお米みたいなのがあって和食に近い料理だった。



それからゆっくりご飯を食べ部屋に戻っりお風呂の準備をした。


「ここがお風呂かな?」


この、宿に入ってから1番楽しみにしていたのがお風呂だっためルーナは今凄く機嫌がいい。


「わぁ〜日本に戻ったみたい。」


ルーナが扉を開けると何人かの女性がいて赤髪の短髪の女性や足や腕に傷がある女性などと何人かの女性がいた。


「おー可愛い女の子入ってきたじゃん」

「やめなさいってエルサ」

「いいじゃんヒナカ」

「2人ともやめなさいって。迷惑でしょ」

「「はーい」」

「相変らすだね〜」

「あ、ごめんねうるさくて」


「いや大丈夫です」


「ねぇねぇ貴女はお忍び貴族様?」

「違いますよ?冒険者になったばかりですけど」

「えっ!冒険者なの?」

「まじかよ!」

「は、はい。」

「私達も冒険者なんだよね〜私達そこそこ有名なんだよ?」

「そうなんですか!」

「こらエルサ調子乗らない」

「けっアリスは真面目すぎるだよ!」

「普通です〜」

「ハハハッ。仲がいいんですね」

「まぁーね何年も一緒にいたら仲良くなるわよ」

「じゃあ明日一緒にギルドに行こーぜ?」

「え、いいんですか?」

「うん!いいいいよ」


ルーナは一応この誘いに乗った、この世界のレベルを見るためだ。この後普通に部屋に戻り布団に入り寝た。こうしてルーナの一日は終わった。


「ふぁああ〜」


さしぶりに柔らかい布団で寝たためかぐっすり寝た。

今日の朝はこの前得た神眼で世界を見て回ってから朝食を食べた。


「ふーんあいつらがダンジョン行くんだね〜先生だけ助けて後は殺そうかな?てか、魔王はいなくなっちゃっけど、どうするんだろう?私が魔王役やろうかな?」


物騒な事を考えているルーナは生まれてからずっと虐められていたため、殺してもいいだろうと考えていた。


「まずは、この宿の前に行かなくちゃ」


今日はエルサさん達とギルドで依頼を受ける予定のため

宿の前で集合する予定なのだ。

少し待つと4人が来た。


「おーはやいね」

「よく寝れた?」


「はい、寝れました。今日はどこに行くんですか?」


「とりあえずギルドにいって依頼を受けてこようか」


「分かりました」


「お前はいい子だなー!」

「ルーナちゃんいい子いい子」


「ハハハ」


「やめなさいよ2人ともルーナちゃんがこまってるでしょー。ねぇルーナちゃん」


「大丈夫ですよぉ」


雑談しながらルーナと4人は 街をあるく。

美人と美少女の組み合わせだからか街にあるく人ほとんどが5人に目を向け色々な話をしている。


(あれってBランク冒険者のアースドってチームでしょ?

皆かっこいいね。あの子も昨日見たけど入るのかな?)

(分からないけど、みんな可愛いよね)

(お、おれ結婚申し込んでみようかな!)

(お前じゃ無理だからやめとけって)


そんな話をしていた。エルサさん達がBランクなのか

中々強いのかな?昨日有名って言ってたしね。


「すいませんエルサさん達ってBランクなんですか?」


「そうだぜ〜。私たちは強いよ!」

「でも、この街じゃBランクの人も多いいからね」

「ホントよまだまだ強くならなくちゃ行けないよね」


「そういえば冒険者の皆さんは魔王とかについて知ってるんですか?」


「魔王ねぇ〜」

「もしかしてルーナちゃんはあまりしらないの?誰もが子供の時に絵本で聞いた事あると思ったけど」


「ハハハっ私の家は貧乏でしたのでそういうのは読みたくて

も生活でいっぱいいっぱいでしたから」


(こんな服きているのに貧乏だったのは伝わったのでしょうか?言い訳が下手でしたね)


ルーナが今来ている服は黒1色のドレスアーマーで結構素材が良い奴だ。


「そうなんですね。私たちが知っている魔王の話をしてあげましょうか」

「いいですね!」

「そうだな!」


それからエルサさん達の話は始まった。

魔王はどこからか誕生した。最初はどこの国王も気にしなかったが代々賢王を誕生させてるエスラ王国は違った。


『国王様報告します。ビザンツ帝国の端の森で知恵のある魔物が誕生しました。そしてその魔物はあまりに強く普通の冒険者じゃ歯が立たないそうです』


『ビザンツ帝国はどのように、対応しておるのだ』

『無視をしているようです』

『それはまずいな。おし儂らはビザンツ帝国や他の国とこの魔物を倒さくちゃならん今すぐに帝国え連絡しろ!』

『はっ!』


ほとんどの魔物は知恵を持たないそのためその存在を危険と判断した国王は即座に討伐を命じた。


『なんということだまさかSランク冒険者でも倒しきれないとは予想外だ』


まさか国の英雄と呼ばれるSランクが勝てないとは思いもしなかった国王は教会に赴き神に力をかりた。


『この魔法陣に魔力を込めれば勇者召喚がかのうになるか』

『そのようですね』


それから毎日国王などが魔力を込めついに勇者を呼んだ。

そしてその勇者は優しく真面目だったそのためみるみる力をつけ召喚されてから1年魔王との決着をつける戦いが始まった。


『魔王めなぜこの世界を脅かす!』

『クククッなぜってこの世界のにんげんがにくいからだ!』

『そうか、じゃあいくぞ!魔王!』


その戦いは1歩も譲らなかった、攻撃を当ててはくらいの両者は互角だっただが、疲れが溜まった勇者は魔王の攻撃に対応しきれず最後は魔王の魔法で吹き飛ばされ死んだ。

そして魔王はこの世界を征服したと思われたが天から光が落ちそこから何人かの神が現れた


『この世界をあらす野蛮な魔物よそなたには消えてもらいます』


『神か』


勇者を倒した魔王はさらに力をつけ神とも互角にやり合い3柱はころされた。


『はぁはぁ神ともあろうものが我1人に手こずるとな』


『そなたもやるようだな』


そして神が光った神のからだから何個もの鎖が出て魔王を貫いた。


『なっ!』


『封印じゃよ儂もろとそなたを封印する』


『や、やめろ!』


創造神は命を懸け封印をした。


終わり



「どう?おもしろい話だよね」


「そんなに魔王は強かったのですかまさか神をも喰らうとは」


「らしいね。その魔王を復活させようとしている魔族達は

頭おかしんじゃねーのか」


(あはは、私がころしてしまったので、魔族達はどうするんだろーか)


「正直いって魔王は復活させたらやばいんじゃねーのか?」

「それはそうだよ。」

「でも、今は勇者様が召喚されたらしいよ今この国に何人かはいるらしいけど」


(この世界はどんな通信手段があるか分かりませんがもうそんなことを知っているのですか。さすがにここで殺してしまってはまずそうですね)


「さ、ついたよ!」


「そうですね」


ギルドの扉を開けてはいる。やはりここでもエルサさん達は有名らしい、皆がエルサさんたちに道を開ける。


「オリさんちょっといい?」

「あ、はい。いらいですか?ってその子は確か」


「あ、ルーナと言います。今日はエルサさんたちに指導してもらおうかと」


「そうだぜ、ルーナに冒険者の基本を教えてやる」

「そんなに無茶しないでくださいよエルサさん。アリスさんはエルさんが暴走しないようにしてくださいね」

「そうね」

「おいなんだよ!私だって後輩の前ではちゃんとしてるぞ!」


「ハハッ」


そんなやり取りを見ながら私たちは依頼をみる。


「ゴブリン討伐でいいんじゃないか?あいつは弱いし」

「そうね、でもルーナが大丈夫かな?」


「大丈夫です!せっかく皆さんに教えて貰える機会なので」


「いいねぇー!向上心のある女子は嫌いじゃないよ」


「ありがとうございます!」


ルーナはエルサ達に着いて行った。


それから30分くらい歩くとそこにはどこまでも広がる森があった。地球で言うアマゾンより広いかもしれない。


「よっしいこーか」

「ルーナちゃんは初めてなんだから張り切り過ぎないでよね」

「わーってるよ」


5人は森の中に消えていった



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