表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君に××をかけられて  作者: 山田 ミキヒサ
1/7

プロローグ

白いカーテンがなびいた。


なんでもない休日に、小さなケーキを家族分だけ購入し、小さなお茶会を楽しんだ。


「何ぼーっとしてるの?」


「え?あ、いや。高校時代のことを思い出してたの」


「そっか、高校時代の莉々も見てみたかったな」


「そう?ま、今と負けず劣らず可愛いわよ」


「いいね」


夫は私の口周りに着いたクリームを親指で拭った。


結婚して3年。


大型連休に旅行に行ったり、毎日の夕食を共にしたり、そんなパートナーが私にはできた。


乱暴じゃないし、年上で余裕もあるし、貯金もある。


私のこれからは、これから始まる。


たくさんの私と何かで構成されている世界に満たされながら、命尽きるまで。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ