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車内で

「じゃ、乗ってくれ〜」

唯が後部座席に乗ろうとしてドアを開けようとした時、勝が小声で言った。

「わりぃ、唯が前に乗ってくれないか?」

勝は和也の隣に座るのを気まずく感じていた。

唯は黙って助手席に座り、勝が後部座席に座ると和也は車を発進させた。


暫く車を走らせて、和也は興奮しながら話始めた。

「な。

改めてお疲れ!

2人共よく頑張ったな。

オレ、勝、唯。

今は3人共まだ興奮状態にあるから、下手に話すと心にある気持ちが変な言い回しになって、お互い誤解を生む事になったりしちゃうんだ。

だから、今はオレ、レースに関しても色々言いたいけど敢えて何も言わないぞ。

改めてまた言うからな。


ただ、ゴールした時に感じた気持ちを大切にして欲しい。

それはきっと、それまで自分でも気付けなかった自分の持っている一番正直な気持ちだろうから。


な。

ちょっと違う話するぞ。

オレの三年前の卒業論文なんだけどさ。その論文、

「笑顔の力」

って題なんだ。」


「笑顔の力?」

勝と唯の声がハモった。

その時だった。


あまりにも突然に3人の目に恐ろしい物が飛び込んできたのだった。

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