2.内紛
レイ「どうにかしろか..。あまりにも曖昧過ぎないか?」
ミラ「ええ、曖昧ね。」
二人には不信感が漂った。
マスター「どちらにしろ、行ってみるといい。」
レイ・ミラ「分かった!」
二人は、メルフェス国へと向かった。
レイ「何なんだ...これは...。」
そこで二人が目にしたのは...
内紛で荒れているメルフェス国だった。
ミラ「何これ..」
レイ「悲惨すぎるぞ。」
その時、二人組の少年少女が話しかけてきた。
少年「あのーもしかして、何でも屋の方ですか?」
レイ「え?ああ、そうだけど。まさか、手紙を書いたのは君達?」
少年「そうです!お願いします。この国を救ってください!」
ミラ「少し検討してみるね!」
少年「早めにお願いします。お兄ちゃんとお姉ちゃんが捕まっているので..。」
レイ「そうか..。」
二人はメルフェス国の王 ナルトロス に話を聞きにいった。
レイ「ナルトロス様、なぜ止めなかったのですか?」
ナルトロス「必要ないのじゃよ。この内紛はわしが起こさせたものじゃ。」
レイ「何..?どういうことだ!!」
ナルトロス「やかましいのぅ。わしは暇なんじゃ。」
レイ「国民はあんたの暇を持て余す道具じゃない!!生きてるんだ!」
ナルトロス「こいつをここから出せ。」
ナルトロスの部下がレイを持ち上げ、追い出した。
その際、レイが叫んだ言葉はナルトロスには届かなかった。
レイは決めた。
レイ「ミラ、検討する必要はねぇ。必ずこの内紛を止める!!」