1.新しい依頼
ーぐぁぁぁぁぁ!!
レイ「ふぅ。始末完了っと。」
ミラ「そっちも終わったみたいね。」
レイ「おう。スカルフに戻るぞ。」
ミラ「了解。」
この二人は、レイという男とミラという女だ。
レイ「ただいま戻った。」
ミラ「ただいま!」
マスター「お帰り。」
『レイ』…スラム街で生まれ育った青年「カラス」という特別な力を持っている。
『ミラ』…『レイと同じくスラム街で育った少女。「カラス」の力は持っている。』
『マスター』…『二人の保護者代わり。カフェテリア「スカルフ」のマスター。』
マスター「今回のお仕事はどうじゃった?」
ミラ「いつもどーり!」
レイ「今回の相手は骨が無さすぎだ。」
マスター「そうかそうか。とりあえず、無事でよかった。」
レイとミラはスカルフに届く依頼をこなし、生計を立てていた。
マスター「そうじゃ。新しい依頼が届いていたんじゃった。」
レイ「どんな依頼だ?」
マスター「まだ、見ておらんよ。」
レイ「そうか。」
マスター「これじゃよ。」
マスターは届いた依頼の手紙をレイに渡した。
レイは手紙を開いた。
三人は覗くように、その手紙を見た。
「この戦争をどうにかしてください。」
手紙にはそう書かれていた。