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初めての衝突(戦隊Side)

そろそろキツイ

「『掛かってこいよ。格の違いを見せてやる』」


 突如現れた白色の騎士。それを前にレッド達は困惑する。


「アレは……『クフェル』なのか……」


 今までの『クフェル』は醜い姿をしており、間違っても、あんな騎士の形はしていなかった。


「あらまぁ……随分小さいですわね?」


 白騎士のサイズは超獣王の半分程度しか無い。


「小さいからって油断するなよピンク。さっきのアレを見ただろ」


 プルーに言われ皆が気を引き締める。


「行くぞみんな!」


 超獣王を白騎士目掛け前進させる。


 その時、白騎士が動き、すぐに接近される。


「なっ!! はやーー」



 あまりの速さに驚愕していると、白騎士は超獣王の顔を殴り、あまりの衝撃で超獣王が後方に倒れかける


「キャーッ!!」


「クッ!!! ワァー!!」


 更に倒れかけていた所に背後から一撃を喰らい、超獣王はうつ伏せに倒れ込む。


「速すぎる……」


 そう呟くと、通信機から男の声が聞こえる。


「『そんなゴテゴテした機械で戦おうなんて、馬鹿なのか?』」


「ーーッ!!」


 一瞬で頭に血が上り、直ぐに超獣王を立ち上がらせる。


「落ち着けってレッド、先ずは動きを止めるんだよ」


 グリーンに言われ深呼吸をし頭を冷やす。


「っ!! あぁ……すまないグリーン。もう大丈夫だから」


 そしてホルダーからモグラの描かれたカードを取り出し、操縦席の差込口に入れる。


「来い! ガイアモグラ」


 すると何かを察知したのだろう。白騎士はその場から離れる。


 そして、白騎士の立っていた場所から鼻がドリルになったモグラが現れる。


 直ぐに変形し合体させると、また声が聴こえる。


「『…………学習しないのかお前ら?』」


 呆れの混ざったその声を無視し、叩き付けるように超獣王の右腕を白騎士目掛け振り下ろす。


 が、腕を弾かれまた背後から蹴りられ倒れ込む。


 起き上がろうとする超獣王の顔を蹴ると、白騎士は離れる。


 通信機から話し声が聞こえ、白騎士の動きが止まる。


「動きが止まった今がチャンスだ!」


 超獣王の右腕を掲げ、モグラの鼻を回転させる。


「行くぞ! 必殺!」


「「「「「超乱風」」」」」


 頭上に出来た竜巻を白騎士目掛け振り下ろす。


 竜巻に囚われた白騎士は、本来なら風の刃で切り刻まれるはずが、傷一つついた様子はない。


「今の内に決めるぞ!」


 ブルーが言うと全員が頷き、獣王砲の準備に取り掛かる。


 暫くして超獣王の胸のライオンにエネルギーが溜まる。


「溜まったぞ!」


「獣王砲!!」


 そして放つ瞬間。白騎士から白銀のオーラが溢れ、竜巻が消滅した。


 白騎士が盾を構えると同時に、獣王砲が発射される。


 白騎士と獣王砲が衝突し黒煙が立ち込める。


「やったか」


 思わず言ってしまう。


「『その程度か……神術を唱える必要すら無かったな』」


 通信機に男の声が聞こえ、白騎士が煙を突き破り突進してくる。


 思わず反応が遅れ、超獣王は白騎士に押し倒されてしまう。そして、白騎士が超獣王の胸に手を当てると超獣王の合体が強制的に解除された。


 それに伴い、レッド達は超獣から外に放り出されてしまう。


「なにが……起きて」


 レッド達は困惑しながら白騎士を見上げるのだった。



【ロボット図鑑】(戦隊ロボ)


№1 超獣王


大きさ 50メートル


武器 多種多様


戦闘スタイル 多種多様


特徴 カラフル


詳細 

 『胴体』超獣レオ(赤) 『右腕』超獣ウルフ(青) 『左腕』超獣ジェラフ(黄色) 『右足』超獣バッファロー(緑) 『左足』超獣タイガー(ピンク)が合体した姿。他の超獣と合体することで更なる力を発揮する。必殺技は大地のエネルギーを集め放つ『獣王砲』



因みにジェラフはキリン

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