第5話 「火の国への道のり」
ランブルに着いた、ディスペラード達は、ドラゴンの襲撃に会い、ディスペラードがドラゴンと戦闘になった!
どちらが勝つのか。
「新羅改竄!シーラアルター!!!!」
ヒュオオオオオ!!!
キーーーーーーン!
ヒュー…。
「これが、私の最強の魔法だ!ドラゴンよ」
新羅改竄 シーラアルター、私の最強の魔法で私しか持っていない創造魔法である。
効果は、この世界の心理、輪廻、生、死、魂、肉体、そして、神、天使など、全ての者を改竄、改変、変更、創造、消去できる魔法である。
「我ノ 姿ヲミテ ニゲヌ トハ
イノチシラズナノカ?」
聞き取りにくい、片言で、話すドラゴンに少し見覚えがあった。
「お前…、隻影の谷のシャドードラグーンか…?」
隻影の谷とは、ゲーム「SILLA ALTER」の中にあった、設定話に出てくる死者の谷の事である。
シャドードラグーンは、死者の影から生まれたとされており、死んだ生き物の数が多ければ、出現する早さが変わるとの事。
「たしか…シースルは獣人族と戦争を続けていたな…。」
「まぁ、いい、まずは貴様のステータスを改竄させてもらおう!」
「名前 ⋮ シャドードラグーン
HP500000
MP800
ATK5080
DFD6000
SPD4000 」
これを…。
「名前 ⋮ シャドードラグーン
HP500
MP80
ATK50
DFD6
SPD40 」
に、改竄する…。
「実行!」
ヒュオオオオオ!
キーーーーンン!!!!
「ナ ナンダ!? イキナリ チカラガヌケタ」
「さて…貴様を倒すのは、この魔法、下級魔法ファイアボール」
「ハッ ソンナモノデ ワタシガ ヤラレル訳ガナカロウ」
「それは、どうかな!ファイアボール!!!!」
ビュッ!
「避ケルマデモナイ!!」
ドボォ!
次の瞬間、シャドードラグーンの体は、弾け飛び、肉片は空に舞、血は飛び散って、骨は焦げてしまっていた。
ステータスを下げただけであるが、元からディスペラの魔法は強力だったようだ。
「アレ?…もう、終わり?…」ポカン
さすがの私でも、これは想定していなかったのだがね…汗
「「「「おおおおぉぉぉ!!!!」」」」
門の方から歓喜が聴こえる。
人々の喜びの歓喜が。
「やったわ!」「あの、魔術師スゲーな!」
「あの、アンデッドが…。」
「さっすが!ディスペラ様♪」
「さすがです、ディスペラ様♪」
「やっぱり俺達のギルマスだな。ニヒヒ」
「信じてましたよ、ディスペラード様。」
…うん、凄く恥ずかしが、嬉しいな。
こうして、ランブルの危機は去った、だが、このシャドードラグーンの襲撃は、まだエルトネアを巻込む騒動の一端でしかないと、まだ、この時のディスペラードは知らないのであった。
「さて、次は、火の国に行くぞぉ!」
「「「「おぉぉぉ!!!」」」」
私達の旅は、また始まったのであった。
異種族、5人のまったり旅、何があるかわからない、古代の遺跡道を横断中、何も起こらないことを祈りながら、遺跡を通り過ぎて行ったが、目の前に、誰か、倒れているのを見つけた。
「大丈夫ですか!?」
「ディ…ス……ペラ…様…。」
この者は一体誰だ…。